宮城の萩大通り沿いの一本杉にあった元「東龍本店」が数年前に「中華そば東京屋」に。沖野にあった旧「東京屋」との合併リニューアルだそうなんですが不勉強で存じませんでした…。
旧「東京屋」系譜の醤油系と、「東龍」DNAの味噌系の両方とも美味とのことですが、今回は店名を冠した「東京(エド)そば」700円を注文です。ダシには秋田の比内地鶏、徳島の阿波尾鶏、蔵王土鶏、豚は志波姫ポーク、卵は蔵王地養卵、小麦は国産ゆきちから使用etc...とブランドものの大量投入が素敵です(^^;
スープは和ダシの効いたスタンダードなタイプ。ベースは濁らせずに取った豚骨と鶏ガラのブレンド、鶏ガラ強めで油量多め。さらに豚肉味の動物系に鰹節と昆布、少し煮干の魚介系を配合し、丸鶏も使用することでトリトリ感も加わります。
醤油の風味は馴染みのあるもので弱く酸味あり、風味を主張してきて塩味も結構強めですが、まろみがあり一気に飲み干せてしまいます。
白髪と万能の2種のネギ、香油で香ばしさも加わり、あっさり風の見た目ながら甘すぎず硬軟のバランスもいい。実に充実濃厚のスープに仕上がっています。
チャーシューは部位が異なる2枚で食感を変え、強い塩ダレでスープにまけない濃い目の味わいがあり、味玉1/2は醤油ダレできっちり味付けされ特に黄身の部分に強い味が仕込まれています。
加水率低めのストレート中細麺は流石のコシの強さ。小麦の風味が強くスープに負けない個性を出してきます。
全てがすべて強めのバランスで、もしかしたら若干濃すぎ?かもしれないスープバランスに、店主のラーメンに対する熱い想いを感じますね。ややマニア志向ですがこれは要注目メニューと思います。ごちそうさまでした。
(08/06/11)
中華そば東京屋/仙台市若林区一本杉町41-8