Youtubeで無料公開されていたため鑑賞。
今年最後の映画鑑賞となった。
監督・原作:大友克洋
脚本:大友克洋・橋本以蔵
声の出演:岩田光央、佐々木望、小山茉美
音楽:山城祥二
制作:東京ムービー新社
製作:鈴木良平、加藤俊三
配給:東宝
ハードアニメSFというべきか。
グロ描写が多く、ナンバーズの少年達も老いていてグロテスクな風貌だ。
初めは不良と政府が衝突するよくあるストーリーなのかと思いきや、
後半で鉄雄が覚醒してからは展開が一変する。
金田が最終的に助けるのかと思いきやそんなことはなく。
別の宇宙へ運ばれてしまうとは…その後の展開が描かれているなら
原作も読んでみたいところですがそういうわけでもないんですね。
しかしあれだけ爆発起きてるのに大佐や金田がずっと生きているのには笑ってしまいます。ナンバーズ達より大佐の方がタフなのでは?
カオリ、鉄雄に殺されるとか可哀想すぎるやろ。鉄雄に取り込まれたとかそういうわけでもなく。
音楽を奏でている山城というグループは初めて知りました。大学教授が主催するアカデミックな集団なんですね。「はんたー」みたいにずっと囁いてるのが、印象的ですわな。
生命とはなにか?考えさせられる作品と言えようか
スタイリッシュな作品であるけど、ストーリーが中途半端で2001年宇宙の旅みたいなことやりたかったのか?と思ってしまう。
ERONEの曲にも使われてて良い。
ってことでストーリーはあってないよーなもんですね。
漫画版だともう少し詳細わかりますが。
とにかく映像はシロートでもスゴイと分かるし、今はもう作れない感があります。
内容は……。ないよう、ってアニメ映画でアニメーター上がりに作らせるとだいたいそうなる気がしますね。宮崎駿はその点児童文学に造詣が深いだけあって、まだストーリー・テーマがしっかりしてるような。
ポスト宮崎駿を作りたければ、アニメーター上がりと脚本家上がりのW監督制度を導入してほしいものです。
あれ?何の話でしたっけ。大友克洋氏は短編だと面白い気がします。MEMORIESの大砲の街とか。