新着情報/県内各九条の会の催しのお知らせ

あいち九条の会ホームページに県内九条の会活動を紹介するコーナー

大田元沖縄県知事を迎えて「昭和区九平和のつどい」-昭和区九条の会が区内の団体と実行委員会を作って

2009年11月02日 | Weblog
 10月4日(日)に名古屋柳城短体育館「第3回昭和区平和のつどい」が開かれました。

 つどいは「メンソーレ沖縄・そして平和」をテーマに、第一部は「沖縄戦争と戦後の基地問題」のDVDを見たあと、元沖縄県知事の大田昌秀さんが「沖縄戦を通じて憲法を考える」という講演を行いました。

 大田さんは「沖縄で日本軍は県民に何をしたのか」をご自分が師範学校在学中に鉄血勤皇隊として戦闘に参加させられた体験を通して沖縄戦の事実を話されました。

 沖縄弁を話す県民をスパイとして処罰し、泣き声を出すとアメリカ軍に見つかるからと赤ちゃんを殺し、住民を戦闘に狩り出すなど、軍隊は決して住民を守るものではないと強調しました。

 また、沖縄を占領したアメリカ軍は、当初は県民に友好的であったが世界戦略の変更により、基地を拡張するために農地を強制的に取上げ、生活の基盤を奪った。

 それらは県民の反感を買い、反米の考えが浸透していった。日本復帰後も基地は強化され、米軍による暴行、犯罪も後を絶たず、現在も基地沖縄の問題は解決されずに残っている、と話されました。

 大田さんは84歳とは思えない張りのある声で、最後に、日本は中国、韓国へ謝罪してないと言われるが、憲法九条が謝罪である。また、戦争をしないという国際公約である。九条を大切にしないといけないと訴え、会場から万雷の拍手が送られました。

 第二部は「平和の交流タイム」で、障害者福祉施設「AJU自立の家」の人や支援する人たちによる「あじゅら」の踊りで始まりましたが、子どもも大人も障害者もひとつになって元気に踊りました。

 また、第一回平和のつどいの時に昭和区九条の会会員が中心になって結成された「70人合唱」(結成時は50人)が練習の成果を披露しましたが、ピアノやキーボードに加えて三線やエレキギターも入る演奏で会場を沸かせました。

 フィナーレは女子高校生のミュージックベル「負けないで」の演奏でした。

 昭和区九条の会は、今回からAJU自立の家・ピースナインや区内の保育園九条の会、日本聖公開とその関連団体、つどいを成功させました。若い高校生の参加もありました。

 桜花高校のボランティアグループ「インターアクトクラブ」の生徒さんが会場の設営を手伝ったり、幕間の時間に「手遊び」、ミュージックベルの演奏をしてくれました。

 なお、プレイベントとして「あんやたん沖縄写真展」を9月28日から10月4日まで、聖マタイ教会・マタイホール(昭和区名月町)を会場にして行い、大勢の人が訪れました。

国際貢献とはなんだよびつぎ九条の会が11月例会

2009年11月02日 | Weblog
 よびつぎ九条の会(名古屋市南区)が「国際貢献とはなんだ」のテーマで11月例会を行います。

 例会は11月28日(土)午後1時30分からよびつぎコミュニティーセンターで開かれ、ペシャワール会の活動を描いた「アフガンに命の水を」というドキュメントフィルムを見た後、ペシワール会名古屋の五井泰弘さんの話を聞きます。

 本当の国際貢献とは何をすることかをペシャワール会を通して考えを深めたいと思っています。

 ペシャワール会はアフガニスタンやパキスタンで医療活動に従事する中村哲さんが中心になって現地で清潔な水、農業に必要な水を供給するため、井戸を掘ったり、灌漑を行ったりしています。

 11月例会をこのテーマにしたのは、国際貢献の名目で行われてきた戦争協力を新政権が今後も継続するのかどうか。国際貢献ということばでだまされないよう国際貢献問題を考えたいと思ったからです。

 よびつぎ九条の会は毎月例会を開催しており、9月と10月は「いのち 安心して生きられるように」と、小学生の時に伊勢湾台風で被災した人の体験や名古屋市の「緊急雨水整備」事情を市の担当者に聞きました。

 12月は広島の原爆被爆者でもある物理学者の澤田昭二名古屋大学名誉教授の「核廃絶を実現する時代」(仮題)のお話を聞くことにしています。

 よびつぎ九条の会の連絡先は、052-819-2005 西浦芳郎さん方です。