がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

当サイトの掲載写真・イラスト等の無断転載/無断使用を禁じます

月下に語るonステージ

2012年03月15日 |   …… 「月下に語る」

さて、何から紹介していけばよいのやら?状態ですが

とりあえずコレについてはチラシにも掲載されていたので
改めてご紹介させていただきます。

 

2010の年末にブログで公開し、
2011年4月にFMよみたんwith TAO Factoryでラジオ小説化。
8月と12月にも再放送、再々放送されました「月下に語る」が、

4/1の「現代版組踊大交流会&ファン感謝祭」にて、
「月下に語るonステージ」
として鳳ホールにて公開されます!

しかも公開生中継(byFMよみたん)!

しかし、ステージでやるからには、
ラジオ小説そのまんまでは意味がない!

 

ということで、

ただ耳で聞くだけの朗読劇ではなく、
目で見ても楽しめるような演出を加えた
NEW「月下に語る」をお送りします!

 

 

現代版組踊大交流会&ファン感謝祭2012
「月下に語るonステージ」

――1458年、勝連グスク落城。
その時、勝連城主・阿麻和利は、そして王軍総大将・大城賢雄は…。

読谷村にある阿麻和利の墓と言われる謎の史跡をモチーフにした創作琉球物語。

2011年5月にFMよみたんでラジオ小説化されたこの物語が、
新たな演出を加えた「月下に語るonステージ」として生まれ変わる!

●出演●
Teamシンカヌチャー  愛~かなさ~

●演出●
藏當慎也(TAO Factory)

●原案●
和々

●原作●
月下プロジェクト(シルフ+和々)

16:00~17:30
鳳ホール

 

 

以前、現代版組踊ファンからの意見を募ったとき、
「月下に語る」のキャストシャッフル…なんていう要望もありましたが、
シャッフルとは言わないまでも、少~しキャスト変動もある…かも?!

とりあえず、一人二役、一人三役は解体します。
(生ステージなんで、…やっぱりね(笑))

 

というわけで、ラジオ小説「月下に語る」ダイジェスト版、
←サイドバーにも貼ってみました

ラジオ小説全6話、約80分を1分50秒でまとめてますので、
まずはダイジェスト版を聞いてもらえたらな、と思います

 

 

   
一回限りの舞台ですのでお見逃しなく~☆
ぽちっとクリック応援おねがいします↑


今週末の現代版組踊IN久米島

2012年03月13日 | ・現代版組踊レポ


↑クリックするとジャンプします

 

大々的な告知がなかったので
ひそかに「現代版組踊シリーズスケジュール一覧」に載せるだけにしておこう…
と思っていたのですが…、

今日、TAO Factoryのサイトにも告知されていましたので
「それならば」ということで、こちらでも改めてご紹介。

「読谷山花織の宴」久米島に出張公演します!

しかも無料。

久米島町民の方々はもちろん、
春休みなどで久米島に行くっていう方もいるかもしれない、

ということで、今週末の話で急ではあるのですが
お時間の都合がつく方は要チェックです!

 

だって無料だし。

 

久米島、数年前の夏に行きましたが(リゾートしに)、
普通にシュノーケルしててでっかいウミガメと一緒に泳げますよ!

近くて、気軽にリゾートできる、ステキな島です

まぁ…、今回はマリンリゾートにはちょっと早いかもしれませんが…
(でもそろそろ海開き?)

 

ついでにプチ情報。

↑のちらし、
タイトルの下中央にあるモノは何かご存知ですか?

 

読谷のシンボル、

進貢船

です♪

 

 

   
え、お前は久米島まで行くのかって?
フフ… ( ̄ー ̄)*

 

 

 


車で行けない&日帰り無理&日程急なので
さすがのワタシも普通に無理だ…(^^;


伊右衛門リニューアル

2012年03月13日 | ・徒然日記

伊右衛門の総合デザイン戦略ファンのワタシ。

このブログでも伊右衛門についてしばしば(いや、けっこう?)書いてきました。

 

その伊右衛門はんに、
弟子ができたらしい…!

 

弟子入り編のCMは→ 

 

ってことで、本日3月13日、
伊右衛門がリニューアルしたらしいです。

でもパッケージは変わってないから
買うのはぼちぼちでいっかなぁ…。

 

久しぶりに伊右衛門サイトを見て、
無性に伊右衛門サロンに行きたくなった…。
(この前、夢にも出てきたよ伊右衛門サロン…。なぜか外観が永楽屋本店と混ざってたけど


伊右衛門サロンで売ってるお茶(パッケージ)、
やっぱりステキですね!

 

 

   
BGMも「ゆらり ゆらり」(by image 4)で
久しぶりに琉球<和気分です

あ~、本土に桜見に行きたい…


【お礼】現代版組踊ファンの皆さんへ

2012年03月12日 | ・現代版組踊レポ

4/1に開催される
「現代版組踊大交流会&ファン感謝祭2012」

ファン目線の希望・要望・妄想(笑)
ご意見下さった皆様、どうもありがとうございました!
(直接メール下さったかたもありがとうございます☆)

意見はすべて実行委員会へお伝えしました。

企画も細かな内容が決まり、現在準備にむけて
メンバーさんたちが動き始めています☆

 

皆様からいただいた要望も、
100%とは言わないでも、
エッセンスや方向性など、かなりの確率で組み込まれております。

昨日、読谷村陸上競技場で開幕したFC琉球の開幕戦では
今回のイベントチラシ(第一弾バージョン)も配布されました♪
(Teamシンカヌチャーがアトラクションに出演したのです☆ワタシは見れませんでしたが…

 

こちらでもぼちぼち告知させていただきますので
どうぞ皆様、お楽しみに!

 

3/31の「花織の宴」と4/1の「ファン感謝祭」、

2日間ともぜひ予定をあけていてくださいね
(2日間連続で参加するとお得な特典が!)

 

 

   
今日もご訪問ありがとうございます!
ぽちっとクリック応援お願いします↑


今月の現代版組踊公演一挙ご紹介

2012年03月10日 | ・現代版組踊レポ

3月は県内・県外でも現代版組踊の公演やイベントが満載!

トップに常設している
現代版組踊シリーズ公演スケジュール一覧
では、すでにお伝えしていましたが

今回は前にご紹介した「花織の宴」以外の5公演について、
改めて一挙ご紹介!

関東・関西の方も要チェック☆です!

 


↑クリックすると拡大します

まずはこちら!

現代版組踊卒業生によるダンスイベントIN東京!

3月19日(月)
「DYNAMIC 琉球 IN TOKYO Ⅱ」(東京)

詳細→http://hironoy.net/information/973.html

 

次は3月24日(土)

なんと3地域で同時開催!!


↑クリックするとサイトにジャンプします

「風の声がきこえる」(大阪)

あの「肝高の阿麻和利」メンバーも大阪に飛び、
ともに舞台をつくりあげます!

 

お次は県内!



↑クリックするとサイトにジャンプします

浦添ゆいゆいキッズシアターより

「太陽の王子」

今は少し独特な立場にあるので
表立って「現代版組踊」とは銘打っていないのですが、
もともとは平田大一さんつながりでスタートした団体。

浦添の舞台は「舜天幻想記」を見たことあります。
(舜天=琉球最初の王統の開祖。実在したかも謎と言われる伝説的な人物)

チケット極少らしいですが…まだあるかな?



↑クリックするとサイトにジャンプします

こちらも3月24日開催!

那覇メンバーによる

「琉球伝信録」!

赤山復活~!

那覇市民会館大ホールです!

 


↑クリックするとサイトにジャンプします

 最後は翌日、25日(日)に開催!

「息吹」

福島の現代版組踊チームが沖縄初公演!

 

 

 3月も現代版組踊満載!

各地でがんばっているコドモタチが生み出す感動を
どうぞ受け取りに来てください!! 

 

  
今日もご訪問ありがとうございます♪
ぽちっとクリック応援お願いします↑


数分間限定の演出家

2012年03月08日 | ・徒然日記

音楽、

言葉、

読み方、

動き、

照明、

タイミング。

 

いかに魅せるか。

 

数分間限定の演出家になる。

 

 

あ~、背中痛い。マッサージ行きたい…。
(この時期、毎年言ってるような…?)

 

写真は2年前の今頃撮ったモノ。

 

  
今日もご訪問おありがとうございます。
ぽちっとクリック応援お願いします♪


受験生へ♪【直前チェック】琉球史のツボ

2012年03月06日 | ・琉球歴史/文化風景

 

【琉球王国時代の節目の年号】

1429年
琉球統一

1469年
第二尚氏王統スタート

1609年
薩摩侵攻

1879年
琉球処分

全部一の位は「9」

 

 

【代表的な琉球の王様】

尚巴志
(琉球統一)

尚円
(第二尚氏王統スタート)

尚真
(琉球王国の黄金期)

尚寧
(薩摩侵攻)

尚泰
(琉球処分)

 

 

【琉球の外交体制】

中国と琉球の関係は
「冊封(体制)」(さっぷう・さくほう たいせい)

簡単に図説すると

琉球 →(貢ぐ・服従を誓う)→ 中国

琉球 ←(貿易許可・国王任命)← 中国

 

そのための船が

進む・貢ぐ・船、で
「進貢船(しんこうせん)

 

 

【和々的、今年の狙い目】

「組踊」

ユネスコ世界無形遺産登録

2010年11月。
(去年度の秋!)

作ったのは玉城朝薫

 

代表作は

二童敵討」「執心鐘入など。

 

 

 

以上!

 

がんばれ(高校)受験生!!

 

特に「組踊」は狙い目よ~!!

 

 

  
去年は「尚巴志」が出たそうです。
筆記用具と名札と気合は忘れるな~!

 

トップ写真は先週土曜日に訪れた読谷高校の猫(^◇^)
かわいかった♪


Don't miss it!花織の宴、再び!

2012年03月05日 | ・現代版組踊レポ


↑クリックすると拡大します。

昨日紹介した「現代版組踊大交流会&ファン感謝祭」
実はサブイベントで、メインはこっち!
(現代版組踊ファンのみなさん、昨日の記事もぜひ読んでくださいね~!KIさん、めぇさんもご意見お待ちしてま~す(*^m^*)!)


現代版組踊絵巻

「読谷山花織の宴」

あの、伝説の舞台がホールバージョンとなって帰ってきます!!
(チラシデザインもかっこいい~!)


 

あの伝説の舞台とは、
2010年秋に座喜味グスクで行われた

「読谷山花織の宴 DYNAMIC琉球」

しかもスペシャルゲストに東儀秀樹さん(全米デビュー決定おめでとうございます
平田さんもキャストとして登場!

というなんとも贅沢な舞台だったんです!!

終わった後も、なんとも言えない夢見心地で、
その場から去りたくなかったくらい
本当にステキなステキな舞台でした。

 

ワタシがこれまでに見た84回の現代版組踊の中で

忘れられない公演ベスト3に確実に入ります。

 

ちなみに、今の所、

≪1位≫
現代版組踊初観劇の「肝高の阿麻和利」IN響ホール
(2008年8月)
これがあってこその今のワタシ。レビューなし。

≪2位≫
「読谷山花織の宴 DYNAMIC琉球」IN 座喜味城跡
(2010年10月)

≪3位≫
「第3回 翔べ!尚巴志」INシュガーホール
(2010年4月)

かな~。

3位は甲乙つけがたいのがたくさんあるんですが(勝連グスク公演とか東京公演とか)
衝撃度から言ったらシュガー尚巴志かなぁ…。

あ、1位も2位もwith東儀さん公演だわ。
でもそもそもワタシが肝高の阿麻和利を見ることになったきっかけは
東儀さん目当てだったのでさもありなん、かな?(笑)

 

その、花織の宴がまた見れるのはこの上なく嬉しいですね!

確かにグスク公演ではないし、
東儀さんも平田さんもいないのですが、

でも座喜味棒は出ます!!!
(ひゃっほ~い

座喜味棒、まだ見たことない方!
一見の価値ありですよ!!!

何度もブログで書いてますが、
男サンメンバーさんには座喜味棒のあの迫力を到達イメージに持ってほしいくらい、
とにかく凄い迫力&かっこよさです!!


↑クリックすると拡大します

ストーリーは読谷にまつわる5人の偉人に焦点をあてて
赤犬子が紹介していく、というもの。

「泰期」

「吉屋チルー」

「護佐丸」

「尚巴志」

「赤犬子」

 

読谷に墓がある阿麻和利は翌日のサブイベントで!(笑)
(詳しくはまた別記事でそのうち!)

でも「護佐丸」に絡んで登場します。
なんせ、琉球浪漫シアター「義の漢 護佐丸」
この花織の宴がベースですから!
よって大城賢雄も登場!

ああ、思い出したら今でもあの感動がよみがえる…(涙)

(護佐丸・阿麻和利と賢雄とがゆっくりすれ違う、あのシーン!

 

キャストも楽しみですね!

 

っていうか、語らせると長いので
もう過去レビューを参考(【1】 【2】)にしてもらうとして、

とにかくこの一言です。

 

見に来るべし。

 

以上!

 

今回は1日限りなので早くチケットとらないとなくなるかもよ~!!

今すぐチェックチェック!!

 

 

FMよみたんpresents
現代版組踊絵巻「読谷山花織の宴」

2012年3月31日(土)

読谷村文化センター・鳳ホール

昼公演 開場12:00 開演13:00~
夜公演 開場17:00 開演18:00~

チケット前売り2000円(全席自由)

出演/Teamシンカヌチャー・座喜味棒保存会

お問い合わせ/TAO Factory 098-983-0144

 

  
ちなみに2010年の公演後「花織の宴」の記事が新聞に載ったのですが
記事内にワタシのインタビュー(感想)も載ったという点でも思い出深い(笑)


【緊急募集】現代版組踊ファンの皆さんへ!

2012年03月04日 | ・現代版組踊レポ

全世界の!現代版組踊ファンのみなさんへ!

 

来る4/1(日)に、
「現代版組踊大交流会&ファン感謝祭」というイベントが開催されます。
(なんかいろいろと紹介する順番が間違ってますが
早急性が求められるこちらからPRさせてください)

そこで、

現代版組踊ファンとして(まだ見たことないけど興味がある方も)、

 

このイベントで 

どんな企画が

見たいですか?

 

どんな企画だったら

嬉しいですか?


どんな企画だったら、

1000円払ってでも行きたいと思いますか?

 

そのアイディア(希望・要望)を緊急募集します!

 

 

大交流会なので各地域の現代版組踊チームが集結するかもしれません。

 

たとえば、

 

阿麻和利と尚巴志が一緒に踊っているのが見たい

 

とか、

 

「翔べ!尚巴志」(鬼鷲)と「北山の風」の
W攀安知対決が見たい

 

とか、

 

いろんなバージョン(髪型・ひげ・服装)が存在する
大城賢雄ファッションショー

 

とか(笑)
↑個人的にこれ見たい。そしてキャーキャー言いたい(笑)

 

いやいや、

 

ヒロイン対決だ!

 

とか(ミスコンっぽい?(笑))。

 

そういう、普段の舞台ではアリエナイようなものでもOK!
「大交流会」「ファン感謝祭」ならではのアイディアを緊急募集いたします。

 

ファン目線でどんどんご意見お聞かせください!
(実現不可能そうなものでもとりあえず言ってみてください(笑)意外となんとかなるかもよ?(笑))

 もしあなたが現代版組踊のメンバーさんだったら
「こんなことやってみたい!」でも可!

 

ご意見はコメント欄、もしくは
wa_gocoro☆mail.goo.ne.jp(☆→@)
まで、よろしくお願いします♪
(最寄りのTeamシンカヌチャーメンバーさん、TAO FactoryへでもOK!)

 

 

募集期間はだいたい1週間くらいで!

なにせ時間がないもので!(汗)

 

  
この記事はTAO Factory公認です。
いろんな要望、お待ちしていま~す♪
要望は確実に実行委員会へお伝えします☆


琉球浪漫シアター【まとめ】

2012年03月04日 | ・現代版組踊レポ

2011年7月~2012年2月まで8カ月にわたって公演された
琉球浪漫シアター全12回公演のまとめ(全レビュー)です。 

 

Ⅰシリーズ

【1】
7/22 「肝高の阿麻和利~チャレンジバージョン~」
(出演/肝高の阿麻和利(うるま市地域の中高校生))

【2】
7/29 「義の漢・護佐丸~中城落城秘話~」
(出演/Teamシンカヌチャー)

【3】
8/18 「玉城朝薫伝~組踊誕生~」
(出演/Teamシンカヌチャー)

【4】
8/25 「三山統一の王・尚巴志~北山攻防譚~」
(出演/Teamシンカヌチャー)

 

Ⅱシリーズ

【5】
11/12 「義の漢・護佐丸~中城落城秘話~」
(出演/Teamシンカヌチャー)

【6】
11/19 「移民の父 當山久三~未来の瞳~」
(出演/當山久三浪漫(金武町の小中高校生))

【7】
12/25 「玉城朝薫伝~組踊誕生~」
(出演/那覇市青少年プログラム(那覇の中高校生))

【8】
1/5 「百十踏揚~第一尚氏のヒロイン~」
(出演/Teamシンカヌチャー) 

 

Ⅲシリーズ

【9】
1/22 「三山物語~北山攻防譚~」
(出演/Teamシンカヌチャー)

【10】
1/28 「北山の風~今帰仁城風雲録~」
(出演/北山の風(今帰仁地域の中高校生))

【11】
2/4 「宮古島伝説シギラ~月の船の物語~」
(出演/Teamシンカヌチャー)

【12】
2/29 「尚円王回顧譚~琉球武将烈伝~」
(出演/オリジナル編成)

 

はぁ~、我ながらよく行った(&書いた)もんだ(笑)


最初はレビューに主役となった偉人のイラストを描く!
…をひそかな目標にしていたのですが後半で挫折しました (´∀`;)
達成率50%

それにしても、Teamシンカヌチャーは本当によくガンバリましたね!
脱帽です。

 

どの舞台もそれぞれも持ち味が出ててよかったのですが、
個人的に1番インパクトがあったのは【2】の「義の漢 護佐丸」で、
絶対もう一回再演してほしいのは【8】の「百十踏揚」です
(本当はあれもこれも挙げたいけど、心を鬼にして(笑)あえて1つに絞るとこうなりました)

 

  
↑ぽちっとクリック応援お願いしますm(_ _)m


琉球浪漫シアター【12】尚円王回顧譚~琉球武将烈伝

2012年03月03日 | ・現代版組踊レポ

琉球浪漫シアター最終公演
「尚円王回顧譚~琉球武将烈伝~」

2012年2月29日(水:閏日)

パレット市民劇場

出演/オリジナル特別編成

 
女性アンサンブルのみなさ~ん*


7月からスタートし、Ⅲシリーズまで全12公演設定されてきた
琉球浪漫シアターの最終公演でした。

総集編ということで金丸をストーリーテーラーにおいての
各武将の紹介と思いきや、
がっつり金丸という人物を描いた「新作」舞台でした!

簡単にストーリーを紹介すると、
金丸が尚泰久に仕え、王府の高官として働いていく、
その中での「志魯・布里の乱」「護佐丸・阿麻和利の乱」
そして王位につき、没するまでの物語でした。

金丸自身も波乱万丈な人生なので、展開のメインはやはり「護佐丸・阿麻和利の乱」で、
その後の尚徳との確執やクーデターに関してはさらっとしてましたが、
(個人的には尚徳は出てほしかったな☆冒頭の声だけ出てた?)
大城賢雄討伐後の“2人の対話”や(話の核はこっちかな)、
死ぬ直前の金丸の[狂気]がとても印象的でした。

ワタシが以前から望んでいた

「護佐丸・阿麻和利の乱」などは
金丸が黒幕(もしくは関係していた)という上で
ヒーローであってほしい

という金丸象が見れたので大満足!


ストーリーテーラー*月清と尚真(金丸の娘と息子)


とにかく冒頭よかった、冒頭!

「シンカヌチャー」で華やかに始まったかと思ったら、
金丸が裏で討ってきた武将たちの亡霊(声)にさいなまれ狂気をはらんでいく様。
そして死去。

舞台全体としては華やかというよりはかなりシリアスで渋かった
ストーリーテーラーが月清(音知殿茂金:おとちとのもいがね)と尚真(真加戸樽金:まかとたるがね)とも予想外だったし(でも納得)
口調も新城先生ぶりのまじめしっとりトーン。
全体の出演者も少なめでしたし(でも少数気鋭でしたが!)、
そういえば「笑えるキャラ」「笑える場面」も設定されてなかったですね。

 

そして各舞台とのリンク。

「義の男・護佐丸」とのリンクがメインだったかな。
「百十踏揚」ももうちょっと入るかな?と思ってたけど…。

 

そんな、大人でシリアスな舞台を演じてくれたのが
Teamシンカヌチャーの少数気鋭のメンバーに加えて、
肝高の阿麻和利のOB・OGなどをプラス!(5代目阿麻和利君含む)
そんでもってTAO Factoryから蔵當さんもっ★

阿麻和利君は来るだろうな~と思ってましたが、
本舞台主役の金丸と相手役賢雄の配役はこれまた意外でした!

 

逆と思ってた~!

 


金丸と大城賢勇


ワイルド低音ボイスなドンピシャ賢雄が金丸を、
現代版組踊きっての琉舞プリンスが武将・賢雄を!

両者ともかなり新鮮でした。

ちょっとワイルドな武将肌な金丸!
でもそれがかえって[狂気]な金丸を表現するにはすごくハマってました。

そして見目は賢雄でもやっぱりここは外せない、
琉舞プリンス☆定番演舞「灯火」も健在。
か~な~り~新鮮だった~~~。
(ちなみに場面は百十踏揚と賢雄の恋模様。百十踏揚の表情等のセツナイ心情表現もさすがのさすがでした)
クールでワイルドな「THE武将・鬼大城」とはまた一味違った賢雄像を見せてくれました。

「これまでとは違った金丸象、そして賢雄を描く」が本舞台のねらいだったとしたら、
今回の驚きキャスティングも納得ですね!

 や~、なんかすごく貴重なものを見た気分になりました(笑)


阿麻和利*百十踏揚*尚泰久*護佐丸。みんな肝高の阿麻和利卒業生☆


ん~、この舞台2幕2時間とかに展開してまたやってほしい…。

まだまだイケる金丸像!

(っていうか、百十踏揚とか再演希望の舞台ばっかりなんだけど

金丸と賢雄の関係が今回特にピックアップされてましたが、
個人的には金丸と尚泰久の関係も外せないと思うノデス。

金丸があれだけの“忠誠心”を持った「尚泰久」、
それはなぜなのか。

金丸が金丸という人間になった、「核」の部分。

パンフレットにちょっと書かれていましたが、
(尚泰久によってようやく安定を得た金丸云々…)
こっちももっと膨らませていけそうですよね(´艸`)

ワタシの妄想ではこの二人の間には「主従」関係であると同時に、
「主従」を超えたアルモノがあったと思ってます☆(うひっ

 

パンフレットと言えば、「尚円王年表」よかったですね~♪

今回総集編ということでいろんな出来事や人物がリンクしていくので
説明的セリフも多めの琉球史知識ゼロの人にはむずかしめだったと思うので
年表は内容を理解するいい手助けになったと思います。

安里大親とか尚真とかの年齢設定はちょっとフィクションでしたけど☆
(参照 →  )

志魯・布里の乱とかも!

扇子の演舞+棒演舞。
曲に合わせた「舞」でありながら戦いを表しててかっこよかった~~!

 

そ~いえば賢雄は年齢不詳なんだよね~~~。

本舞台では金丸とほぼ同年代っぽかったけど。

金丸より上か下か同じか。
阿麻和利より上か下か同じか。

人物の年齢設定って結構大事よね(笑)歴女的に?

みなさんはどっち派ですか?

ちなみにワタシは阿麻和利とほぼ同じ派。
(金丸よりはずっと下。金丸と尚泰久は同じ年なので)
ワタシの理想の人物像は「小説:百十踏揚(与並岳生著)」なのさ(笑)


盛親*安里大親*津堅も兼任☆男性アンサンブル


さて、本公演が琉球浪漫シアターの最後ということで、
「出発の朝」をクライマックスに持ってきましたね。

また翌日が県立高校の卒業式(!)ということもあってか、
こちらもおなじみの演舞「レキオの夢」の

[旅の終わりは新しき道の始まり]

という歌詞が妙に心に響きました。


高校3年生のみなさん、高校卒業おめでとうございました


 

12回の公演を通して琉球の様々な歴史や人物を
いろんな角度から紹介してきたこの琉球浪漫シアター。

この公演を通して、琉球史に興味を持って
今度は自分なりに「琉球史を楽しむ」(もちろん現代版組踊も!)人が増えていることを願います!

出演した現代版組踊シリーズのみなさん、保護者のみなさん、スタッフさん、
そしてTAO Factoryのみなさん、

本当にお疲れ様でした!!

そしてありがとうございました!

ファンを(勝手に)代表してお礼を述べまして、

ワタシの琉球浪漫シアターのレビューもこれにて終わりとなります。

いつも長いレビューにお付き合いいただきありがとうございました♪

 

うわ…6週連続で現代版組踊三昧でした。
(うち、2日連続が2回…)

さて、次の舞台は、と。

 

(つづく(笑))

 

 

今回、平日開催(那覇)、しかも高校卒業式前日、高校入試1週間前というスケジュールに加えて
インフルエンザ流行中でということもあって
ワタシの周りでも行きたくても行けないという人が結構いたので、
普段はあまり撮らないんだけど(←緊張するから)
今回はがんばってお願いして写真撮らせてもらいました♪
キャスト・アンサンブルのみなさんありがとうございました~☆

 

  
↑ぽちっとクリック応援お願いしますm(_ _)m
84~。

では、これから読谷行ってきます。