昨日、恩納村の山(丘?(笑))に登ってきました。 午前中は秋晴れの、とてもいい天気だったのですが、 車で北上しながら、その雨雲の下を通り、 でも山の上から見下ろすと、雨雲のあるエリアではカタブイ(片降り)しているのが では、せっかくなのでテンペストのカタブイの描写からご紹介。 ■カタブイ■ 那覇港にいた御仮屋の役人達が水平線の彼方に異形の船影を捉えた。 「朝倉殿、あれをごらんください。船の上に雨雲が浮かんでいます」 「本当だ。片降りに見舞われているいるのかな?」 徐々にはっきりしてくる船影は十数隻にものぼる大船団だ。 雅博の目には船が黒鉛をあげて燃えているように映った。 「遭難船か?すぐに王府に報せるんだ」 蒸気船を知らない薩摩の役人たちの狼狽をよそに、 「お侍様、遭難船ではございません。あれは蒸気の力で動く最新型の船でございます」 「蒸気?それは何だ?なぜ帆を下ろした船が動くのだ?」 次第に船影をはっきりさせる艦隊は那覇港を目指している。 異国船来港の合図の大砲が鳴る。 「これが列強の力か―――!」 江戸が黒船ショックに見舞われる一足先に、 「テンペスト(下) 145-」より こっちがわはカラッとした秋空で、 こんなにはっきりとカタブイの様子が見えるのも久しぶりな気がします 後半の写真は東海岸なのですが、ちょうど夕暮れ時で
昼過ぎから大きな積乱雲がもくもくと。
さらに通り抜けて、目的地は晴れ。
はっきりと見て取れました。
(ちょっとこじつけですが~)
琉球の民はとっくに蒸気機関の出現をしっていた。
ペリー提督が琉球を訪れようとしていた。
向こう側ではどしゃ降りの雨の線。
夕日の光を向こう側で反射していてまるで燃えているように映って
本当に不思議な光景でした。
福州園、ラストは「水編」。
治亭からは滝が流れています。
マイナスイオン、大放出です(笑)
先の記事でも紹介したとおり、この冶山は中に入ることができます。
ということは、
滝の裏側に行くことができるのです~!
ちょっと奥まっているので多少しぶきははねますが、
カメラが濡れる心配はあまりありませんでした。
落ちていく水の造形を撮りたくて、
シャッタースピードを上げてパチリ☆
実際の水の勢いはこんな感じです。
(結構水の量と勢いはありました)
1番上の写真の水の部分をトリミングして拡大してみると、
水が自由自在に形を変え、
まるで生き物のように
流れて行く様子が見られます。
以上「水編」でした。
「建造物編」は、テンペスト行脚~福州園~の記事を見ていただくとして、
福州園の紹介を以上で終わります。
福州園、初めて行きました。
福州園は立地条件のわりにはあまり観光スポットとして
前面的なPRはしていないような気がしました。
いわば穴場観光スポットでしょうか。
入場無料っていうのも嬉しかったです。
(でも県民オンリーのサービス??)
もし、那覇市、国際通り付近を訪れる方がいましたら、
ちょっとだけ足をのばして訪れてみるのもいいかもしれません♪
続いての福州園は「石編」です。
福州園に入ってすぐ目に付くのは、
冶山(やざん)と呼ばれる岩山とその上に立つ東屋、冶亭(やてい)。
この東屋の土台となっている冶山。
…実は中に入れるのです…!
しかもいろいろなルートがあって、
規模は小さいはずなのに結構入り組んでいたり、空間があったりして
ちょっとテンションがあがるワタシ(笑)
岩のすき間から光が差して、
表とは違う世界へいざなってくれる。
横から、裏から、出入り口が複数あります。
何のために作られた通路・空洞なんだろう?
冶山をおりると、李白が乾杯で迎えてくれる(笑)
福州園には「円」を意識した造形が数多く見られました。
曼荼羅を彷彿させるような円形の造形。
なんらかの思想が反映されているのかもしれません。
(そういうのが学べるパンフレットかパネルかがあるといいんだけどな~)
福州園には双塔という二つの白い塔があって、
その中から撮影してみました。
このような塔のある風景は福州の典型だそうです。
東冶堂(とうやどう)と呼ばれる福州の代表的建築物。
入り口の、龍の彫刻の施された4本の門柱はすごい迫力です。
福州園には複数の橋が架けられていて、
その欄干にはすべて様々なタイプの石彫が。
干支シリーズもあったし、これは七福神シリーズかな?
なんとも嬉しそうな笑顔です
続く。
テンペスト行脚で那覇市久米にあります中国式庭園「福州園」を取り上げましたが、
まだまだ見所と写真があるのでテンペスト行脚とは別にご紹介します☆
まずは「緑編」
福州園は膨大な敷地…というわけではありません。
県庁や国際通りがすぐそこ、という都会の真ん中にあります。
しかし、様々な工夫がなされ、実際の敷地以上の広さと錯覚してしまうほどです。
(こう書くと識名園もその影響を受けているのかな、と考えられますね)
竹林が登場したかと思えば、
松林が出てきたり、
月桃やガジュマル、ハイビスカスなど
オキナワをすぐに連想させるような亜熱帯の鮮やかな花々。
散策する人を飽きさせない工夫があるように思います。
続く。
この間、宮崎あおいチャン主演のDVDを2本見ました。
「少年メリケンサック」
ワタシ、パンク好きです。
って書いたら、本当のパンクやってる人に怒らそうだけど、
パンク風の音楽と言うか?
CD屋さんで「パンク、ラウド、ハードコア」のジャンルの棚にある音楽
結構持ってたりします。
(でも最近は聞いてないなー)
邦楽オンリーですが。
「デトロイトメタルシティ」も見たんですが、
うーん、それのほうがツボだったなぁ~。
コレ見て、松山ケンイチの見方がかなり変わった。
っていうか、松山ケンイチだって気づかなかった
ショウゲキテキでしたね(笑)
でも、あおいチャン、篤姫をやりながら↑もやってた時期があると考えると
すごい女優さんだなぁ~って思います。
2本目。
純ラブストーリーな「ただ、君を愛してる」
主人公がカメラをやる青年で写真を通して…
というあらすじに興味を惹かれて借りてみました。
うん。
なかなかいい雰囲気でした。ゆるくて。
(泣きはしなかったけど)
あおいチャン演じる静流が持ってたカメラ。
麻紐のようなネックストラップ、いいな~。
クライマックスの写真展の様子は圧巻でした。
で、あおいチャンかわいい(笑)
宮崎あおいチャン自身もカメラが趣味みたいですね。
撮った作品、見てみたいです
昨日、シゴトからの帰りに渡久地の浜(ビーチ)に寄ってみました。 涼しいそよ風、穏やかな波音、そして向こうから聞こえるサンシンを爪弾く音。 セロトニン大放出で癒されました…。 はぁ~、最高。 小一時間くらい砂浜で波音を聞きつつぼ~っとしてました。 では、この読谷村(渡久地)が登場している ■読谷村渡久地■ 「国王の名において、皆様を英国へ送還いたします」 「私たちをどうやって送還するというのだね。船はもう壊れてしまった」 「皆様の扱いは朝貢国同士の漂流民協定に準じて行われます。 「いくらで?」 「王府は漂流民と契約を結ぶことはありません。 「どんな裏がある?英国はどの国とも取引しないぞ」 「裏などありません。王府の行政機構において無償で与えます。 「我々は総勢70人だ。これだけの人数を運ぶ船を造るとなると
「いいえ、40日もあれば十分です。 「40日!どんな魔法を使えばそんなに早く船が造れる! 「船の材料に不満があれば、申し出てください。 王府が建造した新しい船は、清国式のジャンク船だ。 竜骨と隔壁構造を持つ船は、インディアン・ホーク号よりも構造的に優れている。 これでちょっとした嵐でも沈没することはないだろう。 読谷村の河口で建造中の船は、急ごしらえとは思えないほど美しい船で、 王府は本当に40日でインディアン・ホーク号以上の船を建造してしまった。 「テンペスト(上)182-」より
↑の写真は読谷村の河口、比謝川が海に流れでるところにある渡久地港、そして渡久地の浜です。 読谷村の渡久地港付近は天然の良港として造船所が設けられ、 中国へ初めて使者(進貢使)として渡った泰期も読谷村出身。 そして進貢船。 よみたんまつりのクライマックスで泰期をのせて登場する船です。 くりっとした目のような船がオキナワの船の特徴的です。
目の前の海をさえぎる障害物は何もなくて、
端から端まで、ただ海と、空と、夕日だけ。
テンペスト行脚です☆
まず積荷を全てお返しします・
同時に新たな船を建造し、皆様を広東まで送り届けます」
新造船は無償で与えます。
それと航海に必要な食料や水、物資についても無償です」
わが国の海事法ではそう規定されております」
少なくとも半年はかかる」
我が国の造船技術ではインディアン・ホーク号と同じ規模の船を造るのには、
さして時間はかかりません」
欠陥品だったら承知しないぞ」
さらに船が不適当だと思うのでしたら、お断りくださっても結構です。
もう一度、気に入るまで造ります」
防水材の黒色が琉球人の瞳のように艶やかだった。
船も多く行き来する、とてもにぎわっていたいたエリアだったそうです。
(数年前にケータイで撮った写真です…)
■万座毛(まんざもう)■ 北部の景勝地である万座毛は、大自然の彫刻と言える雄大な景色が広がっている。 海底の一部が隆起した断崖の中腹には巨大な円形の窓がある。 この窓から臨む珊瑚礁の海が、複雑に表情を変える様は天然の万華鏡を彷彿とさせる。 風と波が匠に作用し合い、足元で砕ける音は万雷の拍手にも聞こえるのだ。 「テンペスト(上)」より 羽交い絞めにされていた寧温が袖に忍ばせていた護身用のトンファーで 油断していた徐丁垓が手を緩めた瞬間、トンファーの殴打が降り注いだ。 「死ね。徐丁垓!」 「女ごときに私を倒せると思っているのか」 寧温がトンファーを小気味よく回転させて構える。 「本部流免許皆伝!」 寧温のトンファー捌きを軽くかわした徐丁垓は 寧温が一歩踏み出せば、徐丁垓は斜めに逃げる。 ―――もしかして誘導されている? ふと寧温が後ろを振り返って息を呑む。 踵から先は断崖絶壁だった。 「テンペスト(上)」より …ごめん、テンペスト大好きなワタシですが、 いやいやいやいや!!(苦笑) ってツッコミました(笑) さすがに寧温くん、それはない(笑) 寧温くんの武術シーンなんて全編通してここ一ヶ所だけだし。 機織とか琉歌の技術の高さは(真鶴として)ある程度年月がたっている、 トンファーで免許皆伝って…。 いつの間に?(笑) では気を取り直して、テンペスト行脚、万座毛からもう一場面。 ※以下、ネタバレ注意です。嫌な方は飛ばしてください。 王府の役人達が海の彼方に消えて行く中、 正装の黒朝衣は今年仕立てたばかりの新品だった。 だが来年、王宮に新春がやって来ることはない。 やがて民は琉球王国の記憶を失って皇民化させてしまうだろう。 評定所筆者の知力も、王府の美意識も全て忘れ去られてしまう。 目の前に大海原が広がっている。 海洋国家琉球の路だ。 この海を越えて果報はやってきた。 比類なき王朝文明を築くことができた。 今、朝薫は琉球の路に還らん。 「千年王国万歳―――!」 断崖から吹き上がる風を受けた朝薫が王国を抱いて翔んだ。 「テンペスト(下)」より 万座毛のシーンは、上巻と下巻にひとつずつあるのですが、 それはもう、一瞬に、鮮やかに。 アングルとか、効果音とか、スピード感とかの映像演出とか。 なので万座毛はテンペスト行脚には欠かせないスポットの1つですね(笑)
徐丁垓の鳩尾を打撃する。
いたぶるように万座毛の崖っ縁まで寧温を追い詰めて行く。
わざと隙を見せて寧温を三歩前に誘い、絶妙なタイミングで攻撃をかわす。
この「本部流免許皆伝!」と寧温君が叫ぶところは最初見た時
いくらなんでもなんでもできすぎ(笑)
ということなので納得できるとしても。
朝薫はひとり万座毛に佇んでいた。
来年の新春の儀で着ようと誂えたものだ。
どちらも文章描写が1番映像としてガンと入ってきたシーンです。
■福州園■
迎賓館の機能をする天使館は清国の様式で立てられた施設だ。
門に入った瞬間から清国語の世界に変わる。
寧温は流暢な発音で正使との謁見を求めた。
「王府の孫寧温です。このたびの取引の真意をお尋ねにあがりました」
「テンペスト(上)」より
朝薫と寧温は清国側の天使館へ赴いた。
自信満々の笑みを浮かべた寧温の軽い足取りに比べて、朝薫はやや重かった。
琉球と清国の阿片禁止法は同じだが、薩摩は次元の違う体制下にある。
どうすれば清国と薩摩が繋がるのか朝薫には予想がつかない。
寧温が正使の前で両腕を重ねて儒礼する。
「糾明奉行の孫寧温です。
阿片事件に関する捜査にご協力をお願いいたします」
「糾明奉行とは何だ?」
「清国で言うところの欽差大臣でございます。
国王から全権委任されております」
「テンペスト(上)」より
久米村は清国の飛び地領のようなものだった。
彼らは帰化人でありながら清国式の風習や生活を崩さない。
久米村に行けば道教の神々を祀る廟が至るところに設けられている。
服装や風習も気位も琉球とは異なる地域だった。
そして久米人たちは内部で血脈を維持し琉球人と距離を置こうとする。
彼らは大国のエリートであり続けようとする意識の持ち主だ。
「テンペスト(上)」より
はい、那覇市久米にある福州園に行ってきました。
中国からの使節である冊封使が滞在した天使館は現在はありません。
読谷村の観光体験施設むら咲きむらに天使館をモデルにした建物がないこともないのですが…
もうすっかり体験施設なので…
う~ん、当時の雰囲気はきっと福州園のほうがある気がする…。
というわけで、当時の天使館の様子を偲んで、
中国式庭園である福州園をご紹介。
「久米村門」ともあるように久米村や久米人とも密接な施設でもあったと思われます。
受け付で入場料を払おうとしたら、どこから来たのか尋ねられ、
県内だと分かるとなぜか無料で入れました(笑)
ラッキー
(でもパンフレットとか説明パネルとかなかったのは残念…)
またあとで福州園の写真を紹介しようと思いますが、
思っていたよりも面白かったです。福州園
とある方のブログで拝見して一目ぼれした手ぬぐい。
絶対買おうって決めてました
かまわぬ、注染。
切子手ぬぐいといえば、前回紹介した梨園染の江戸切子でしたが、
これは切子文様の総柄!!
なんかすごい豪華な感じ(笑)
見た目もすごい涼しげでお気に入り
夏の終わらないオキナワではまだまだ大活躍してくれそうです。
ちなみに、これの赤切子バージョンもあるみたいです。
(限定カラーかな?)
みそおでんさんの手ぬぐいノートで紹介されています
珍しくシゴトが早く切り上げられたので
ドライブがてら万座毛にきました。
なんか、二十代の観光客だらけです…。
観光客のみなさん、
観光のルールとマナーは守りましょうよ…
そっち、立入禁止区域ですよ
あああ、夕日に染まる万座毛を撮りたかったけど、
薄雲に隠れちゃった
今日はもう無理かな
■房指輪■
今日も真鶴と真美那は向かい合わせに並べられた織機の前でおしゃべりしている。
「ところで、ハジチはどうする?」
「私は遠慮しておきます」
この時代、身分の高い既婚女性が手の甲に刺青をするのはよくあることだった。
しかし必ず刺青しなければならないというわけではない。
現代のピアスと同じようにファッションのひとつである。
「じゃあ私もやらない。房指輪にしておく」
「テンペスト(下)」より
真鶴に戻るときも王族としての身なりを要求される。
髪を結い直し、女物の銀の簪を挿し、入念に化粧を施す。
その間も女官大勢部の声が頭上から聞こえてくるから手を休める暇はない。
「あごむしられ様―っ。真鶴様―っ。
首里天加那志がお呼びでございます―っ!」
「思戸、待ってちょうだい。
首里天加那志に御目通りするんだから簡単にはいかないのよ。
房指輪はどこ?草履は?扇子は?
よしできた」
真鶴は息を整えて魔法をかける。
「寧温、真鶴に戻りなさい―――!」
御内原の暗シン御門から出た真鶴は、
何事もなかったかのように王宮の花に戻っていた。
「テンペスト(下)」より
首里城では下之御庭、系図座にて琉球舞踊を見ることもできます。
無料です。しかも無料区域です(笑)
これまでここでじっくり琉舞を見ることはなかったのですが、
ちょうど時間も合っていたこともあって3演目をじっくり見させてもらいました。
その中で反応しちゃったのが装飾具の房指輪。
房指輪はジャラジャラ式(笑)の指輪です。
幸福と栄華を願って「灯篭」「花」「魚」「扇」「芭蕉の葉」「蝶」「鳩」の
7種をかたどったモチーフがついているそうです。
■弁財天堂■
海運業者たちは船の航海安全を祈願するために弁財天を崇め、
航海があるたびに盛大な祈願祭を行っていた。
「聞得大君加那志が私どもの弁財天を祈願してくれるとは
有り難いことでございます」
「苦しうない。航海を安寧にするのは人として当然のことじゃ。
これも聞得大君の役目である。
そなたの商売もますます発展するであろう」
聞得大君が自分達の弁財天を直接拝んでくれうということは、
商売の信用が高まるということでもある。
王のオナリ神である聞得大君が祈願している業者だと知れば、
船乗りたちは殺到するだろう。
「テンペスト(上)」より
首里城そばにある弁財天堂です。
航海安全を司る水の女神・弁財天を祀っているそうです。
当時の海運業者はそれぞれ自分達の弁財天を持っていたのでしょうね。
上記した海運業者の弁財天堂が首里城の弁財天堂ではないと思うのですが、
同じ役割をになったお堂ということで御紹介。
お堂にかかる小橋は「天女橋」と行って文化財としても有名な橋です。
(欄干が劣化してきているみたいで緑色の安全ポールが…景観はちょっと台無し)
梨園染さんの江戸切子。
美の壺でこの手ぬぐいの染め作業の様子が流れてから
いろいろな手ぬぐぁ~ブログで拝見。
私も便乗しようっと。
切子は赤もいいけど、やっぱり藍の方が好み♪
現在、ニトリフレームに収まって玄関を飾ってくれています
それにしても美の壺での実染の様子、
初めて動画で見ましたが、すごいですねえ~
片手に2つの染料を持って一気に注いでいく様子なんてまさに職人技っ
どぼどぼどぼ~って。
これでしっかりぼかしも色分けもできているのですから…。
私があなたに惚れたのは
ちょうど十九の春でした。
テンペスト行脚の記事を一休みして、映画の話。
「さんかく山のマジルー」の記事でちょこっと触れたけど、
今から10年前の名作、「ナビィの恋」
(もう10年なるの~!?)
主演、オキナワの大女優平良とみさん
この映画を見るのは4回目くらいだけど、
やっぱり泣けてしまいました。
たぶん、コレまで見たラブストーリーの映画でナンバーワンだと思う。
ここ数年跋扈している刹那的で表面的でお涙頂戴的な
チャラいラブストーリーなんてへのカッパですよ。
ストーリー紹介
祖父母の暮らす沖縄県・粟国島に里帰りした奈々子(西田尚美)。
幼馴染みのケンジ(津波信一)が操縦する島への連絡船で、
奈々子は白いスーツの老紳士を見かける。
奈々子を迎えるナビィおばあ(平良とみ)とおじぃの恵達(登川誠仁)。
ひょんなことで恵達の家に滞在することになった風来坊、
福之助(村上淳)も交えてにぎやかな雰囲気に。
だがなんとなくナビィおばあの様子が落ち着かない。
奈々子が船で見かけた男性は、60年ぶりに島へ帰ってきた
ナビィおばあのかつての恋人・サンラー(平良進)だったのだ。
島から追放されたサンラーが戻ってきたことで、
東金城家一同はユタ(吉田妙子)を囲んで大騒ぎに。
サンラーの「60年前の約束を果たしに来た」という言葉の意味は?
Wikipediaより引用
平良とみさんと平良進さんの恋物語もいいけれど、
泣かせるのはこの登川誠仁さん演じる恵達の愛のカタチかな。
切な過ぎる。
そしてナビィへの深く大きな愛をひしひしと感じます。
尚、平良とみさんと平良進さんは実生活では御夫婦です
「さんかく山のマジルー」でも2人揃って仲良く共演しています。
もう80歳越えていらっしゃいますが、
まだまだ元気で、第一線で活躍してほしいです