がじゅまるの樹の下で。

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【描いてみた】琉球史人物、を、34【キラ男子】

2019年06月08日 | ・琉球史散策/グスク時代

【義本(ぎほん)】

舜天王統(1187~1259)3代目の王。

在位中、天災・飢饉が起こって多くの餓死者が出た。

それは自分に徳が無いからだとし、
彼は英祖に王位を譲って退位した。

 

彼は自身の不徳を詫びるため、
玉城グスクに行き薪の上に座ると、
家臣に火をつけさせ焼身自殺を図った。

しかし、まさに火が彼を呑み込もうとした時、
にわかに大雨が降り、火は消えさった。

死ぬことままならなかった義本は
そのまま行方知らずとなった。

 

退位後の義本王の足取りは全くの不明であり、

彼の墓だといわれているものも点在。
辺戸北中城1北中城2 等)
奄美群島にまで及ぶという。

 

そのため、
義本→英祖の政権交代は
禅譲という平和裏なものではなく
クーデターによるものであり、
義本王は追われる身になったのでは
という見方もある。

 

辺戸にある【義本王の墓】からは実際に
グスク時代の人骨や装飾品が出ている。

 

 

彼はまじめで責任感が強く、優しくも悲運な王だったのでは…
とイメージします。

 

(少なくとも辺戸の観光案内所にある
チャラ男っぽいイメージはない(笑)
でもあれはあれでキャッチ―(笑))

 

 

そんな義本王のキラキラ化。

1年以上前に描いて放置してたラフ画を発掘

キラキラ舜天とちょっとリンクさせてます。

 

ちなみに、彼が王位を譲った英祖(キラキラver)は
コチラから。

政権交代なので、
顔のタイプもガラリと変えています。