がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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尚円王妃 宇喜也嘉の謎

2013年03月15日 | ・和心な本、琉球な本


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(本日二投目)

こちら北山に昨日配本されて、
今日買って今日読了したボーダーインクの新刊。

『尚円王妃 宇喜也嘉の謎 ほんとうの琉球の歴史Ⅱ』
(渡久地十美子著)

前作「ほんとうの琉球の歴史」も読みましたが
神人(かみんちゅ)である著書が“霊”たちから直接聞いて書いた
スピリチュアルな歴史本。

今回はタイトルに惹かれて購入。

宇喜也嘉とはオギヤカのこと。
尚円(金丸)の妃で、尚真の母。

裏で王府を牛耳っていた女帝、悪女と名高いお方。
詳しくは例えばこんな過去記事→   

そんな彼女の“霊”から聞いたという
彼女にまつわる謎とは!?

と興味津々だったのですが、

うーん、前作ほどのインパクトや意外性はなかったかなぁ…。

オギヤカ、これまでの評判通りだし

新しいオギヤカ像を期待していたワタシとしては
ちょいと物足りなかったッス

尚真の、母オギヤカについての記述の方が面白かったかなぁ。
玉陵の碑のこととも絡んでて。

オギヤカがどーんとタイトルになってる本書ですが
実際のオギヤカについての話は後ラスト4分の1だけなので
前作を読んでいる人にとってはそこだけ読んでもいいかも。

前半はアマミク・シネリクなど尚円までの歴史の話で、それはそれで面白かったですが。
アマミクの金色に輝く***…には笑った(笑)

 

オギヤカなぁ。

面白い題材だと思うんだよね。

今ワタシにとってのオギヤカは100%悪女ではなく
まさに女版金丸のような立ち位置かな(笑)
(何事も、歴史に100%の真実や善悪はないというのがワタシのスタンスです)

そんな100%の悪女ではない母としてのオギヤカ、
以前も紹介した
「斎場御嶽ものがたり」
その八 もUPされてますので
オギヤカに興味がある方はどうぞこちらもチェックしてみては?

「オリオンびあぶれいく/斎場御嶽ものがたり」
(作/亀島 靖)

その一

その二

その三

その四

その五

その六

その七

 その八

 

*おまけ*

やっと発売された「よつばと!」の12巻も一緒に購入

今回はペンキの話が良かったな。

やっぱり“父ちゃん”の教育観がすてき
10巻がベストだけど。

 


神人が書いた“ほんとうの歴史”。
信じるかどうかはさておき、1つの説として楽しむのもアリかと。

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はびゃーん。

2013年03月15日 | ・琉球史散策/神話・近代

今回久高島に行って絶対に訪れたかったスポットが3つ。

1つ目が前記事のクボー御嶽

2つ目が大里家(うぷらとぅ)。

そして3つ目がこちら、カベール岬。
久高島の言い方だと「はびゃーん」
(響きがカワイイ(笑))

…もっと厳密に言うと、

カベール岬に至るまでの道

かな。

まっすぐ伸びる白い道がステキです

両脇にはクボウ(クバ・ビロウ)などの群落。

クバは神が降り立つ神聖な植物とされており
神事にも使われる大事な植物です。

こちらがゴールのカベール岬。

島の最北に位置します。

浜…と言ういよりはこちらは岩場。

東(北東あたり?)を臨む。

カベール岬はアマミキヨが降り立った場所と言われています。

もっとシャキッとしたコントラストで撮りたかったケド
煙霧の影響でもやっとしてます

……また夏に再訪するか?

カベール岬に行くまでの島の5分の4に及ぶ道のりは
畑も水道も自販機もありません
(日陰もあまりナッシング)

なのでそれなりに対策して行かないとタイヘン。
(水分と日よけと覚悟(笑))

レンタサイクルで周ればあっと言う間なんだけどネ。

 今回もレンタサイクルの人たちと何組もすれ違いましたが
さすがに徒歩の人はワタシたちだけでした

でも自転車だとさーっと通り過ぎちゃいますが、
歩きだと色々気付くこともあって楽しかったですよ

モノクロバージョン。

 交流館内にある資料館で見た
カベール岬への道のりを神女さんたちがずらーっと並んで行く写真が圧巻でした。

 


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最近ずっと寝て6時間半後に目が覚める…。
それで足りてればいいんだけど昼食後に急激な眠気が…(-_-;)
前疲れてて9時に寝た時も3時半に目が覚めた。
たっぷり眠りたくても目が覚めてしまう妙。
…歳か?


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