がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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尚円王御庭公園

2012年08月19日 | ・琉球史散策/第一尚氏

金丸は伊是名に生まれ、24歳までここで過ごしたとされています。

その間に、15歳違いの弟(=尚宣威しょうせんい)も生まれ
おそらく村の娘と結婚もしています。

両親が死んだのは金丸が20歳の頃。

普通の村の男として生活していた頃の金丸。


 

「尚円王御庭公園」には
そんな普通の男だったころの金丸にまつわる伝承の史跡が集まっています。

その中からいくつかまとめてご紹介。

 

まずは「みほそ所」

この場所は尚円生誕の屋敷敷地らしく、
尚円のみほそ(=へそ)、つまりへその緒が埋まっているとかなんとか。

現在は拝所になっています。

 

もう一つは「くだみ石」

御庭公園の敷地沿いにあったもの。

側にたてられていた看板によると
「金丸が馬に乗るときに踏み台にした石」
とな。

そして「潮平井」

金丸が生まれた時に浸かったという、ウブガー(=産井戸)。

 

広場にはメインの尚円金丸像。

その手前には尚家22代当主、尚裕さんの植樹した木が。
伊是名村の名誉村民になった時の記念植樹だそうです。

言うまでもなく、
金丸はここ伊是名ではヒーロー中のヒーロー

それも正統派さわやかヒーロー

銅像もかっこよかった!

 

銅像についてはまた別記事で♪

 


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ちょうど今日はここで尚円王まつりやってるはず♪


那覇市歴史博物館が面白い

2012年08月19日 | ・琉球史散策/神話・近代


曲げ痕ついちゃっててスイマセン…;

 

りゅうぎん紅型デザインコンテストと、那覇市歴史博物館、
行ってきました

いや~、紅型ももちろん良かったですが、
なんか出品数少なかったのかな?
歴代の受賞作品と、首里高染色科の子たちの作品が
大部分を占めていた印象でした。

 

で、那覇市歴史博物館がめっちゃ面白かったです!

企画展の「セピア色の輝き」展、見ごたえ抜群!

戦前の沖縄の風景絵ハガキの数々。

戦争で破壊されつくされるまえの那覇の街並み、建物、文化財。

県庁とかだいぶ今と全然違ってて、なんか国会議事堂みたい(笑)

郵便局も山形屋も大正ロマンって感じでしたね。

またこういった‘新しい建物’だけでなく
‘昔の建物’つまり琉球王国時代の建物が見れるのも貴重。

首里城はもとより、円覚寺、宗元寺、三重グスク、波之上宮、中城御殿etc…

現在復元されていないものもあるので
リアルな王国時代が残る姿はまさに「テンペスト」の風景です(笑)

王国時代と大正ロマン、
ガラリと変わった2つの那覇市の姿が一緒に見られてお得です。

 

また常設展の中でも
横内家資料(複製)として「沖縄県首里旧城図」っていう
首里城の見取り図があったんだけど
すごく細かくて面白かった!

(いつ制作のものなのかな?書かれてなかったけど…)

で、これによると、左掖門つまり暗シン御門のクランク、
以前ワタシが書いたこの図と逆ですな。

こう。

正殿側から入ると右曲がり。
御内原側は寄満の裏に出る感じ。

以前もコメントで向きが逆ですよ~ってもらってたけど実際に確かめられて満足

御内原の復元はまだまだなので
この図の詳しさは色々とイメージできて面白かったです

(縮図版あったらほしい!(笑))

 

特別展示室の国宝展示は
国王の紺地龍丸文様緞子唐御衣装と千代金丸!

こっちでも龍は5本指!

清朝からもらった龍の反物は全部5本指!?

それともこれが龍ではなく蠎(ウワバミ)だというのなら指の数関係なし!?

…そのうち龍(蠎含む)の指チェック、一覧にしてみようっと。

 

まぁ、そんなこんなで色々と楽しめる那覇市歴史博物館なう、です。

企画展は8/29まで!

是非チェックしてみてください

 

 

那覇市歴史博物館(パレットくもじ4F)
10:00~19:00
木曜日休館

一般観覧券(常設展・企画展)
大人/300 円   大学・高校生/200 円   中学生以下/100

http://www.rekishi-archive.city.naha.okinawa.jp/

 


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夜は高校時代の友人たちと飲み+girl's talk.
久々だったので楽しかった~♪