がじゅまるの樹の下で。

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百十踏揚行脚~勝連グスク/石畳~

2012年08月04日 | ・『百十踏揚』を読ム

今日は所用で勝連に行ってきました。

天気も良かったので帰り際、
勝連グスクにもちょっとだけぶらり。

 

さて、これまで勝連グスクについても
色々とマニアックな鑑賞ポイントをお伝えしてきましたが
東の郭とか南風原御門とか)
今日はこんなポイントをご紹介。

現在、三の郭に登るには長い階段が設置されていますが、
もちろんこれは安全上のもの。

元々は何かと言うと、石畳の坂道でした。

現在も階段のそばに確認することができるし
実際に歩くこともできますよ。 


(過去撮影。大みそかの夜明け)

少しでも本来の姿を楽しみたい方は
階段ではなく、こちらを登ってみるのもいいかもしれませんね。

ただし、雨が降ったときは滑りやすく危ないので
晴れてる時にしましょう☆

 

では、せっかくなので久々の百十踏揚行脚!

■石畳■


(過去撮影)

その上グスクへ、踏揚は今、阿麻和利に導かれて登っていく――。


登り口は、途中までは割合広い石畳坂になっていたが、

防衛上からか、中ほどから人二人がようやく肩を並べるほどの
狭く急な石段となる。

うっかり滑ってしまうと、転落してしまいかねない。

踏揚は思戸に手を撮られて、一段一段、踏みしめるように、
ゆっくりと石段を踏み登っていった。

前に立つ阿麻和利は、時々立ち止まって、登ってくる踏揚を待ったが、
何も言わず、手も貸さなかった。

 

「百十踏揚 227-」(与並岳生著/新星出版)

 

百十踏揚嫁入りのシーンです

手を貸さない阿麻和利。

実はこの後、二人のステキポイントがあるのですが、
これは是非実際に読んで確かめてください(笑)

 


「百十踏揚」明日台風なら読み返そうかな~♪

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