森ミステリのS&Mシリーズの第5弾です。
サブタイトルが「WHO INSIDE」なんですよ。いいですね♪
壺の中に入って取り出せない鍵と、その鍵でしか開かない箱。
そんなパズルにまつわる因縁的な50年前の不可解な密室での死。
相変わらずの好奇心の萌絵の前に、再び起こる謎の密室と殺人!?
という感じのストーリー展開です。
謎の中心は「壺のパズル」、そしてサブタイトルのとおり「誰が中にいたのか」です。
パズルの解も、密室の謎も意外性に富んでいて素晴らしかった。
でも・・・今回も犀川と萌絵の物語に釘付けでした。
まさか、そういう展開になるとは・・・
犀川先生・・・第1作から言うと、豹変してますよね(笑)
解説で池波志乃さんが言及してらっしゃいますが、
この作品の第1章~第10章までの英文のサブタイトルは「十牛図」です。
この「十牛図」については、京極夏彦作『鉄鼠の檻』を読むと京極堂が解説してくれてます。
「禅」の世界のことだから、問答めいた部分が大切なんでしょうけど、
素人が強引に言えば、終わりなき自己探訪といった感じなのかな・・・
翻って日本語の章のタイトル。
第1章「鍵は壺の中に」から始まって、しりとりのように言葉が重なっていき、
第10章「真実は鍵の中に」で終わります。
じゃあ、その「鍵」は?って訊くと、「壺の中」・・・また第1章に戻る。
『封印再度』という題も、繰り返す歴史というニュアンスだし、
この作品全体のテーマが「無限に続く繰り返し」というものを主眼に置いているのかも。
そこにこめられた作者の意図は、残念ながらまだ分かりません・・・
シリーズの続きを読むと、分かるのかな?
このシリーズがこの後どのように展開していくのか、どういう位置に降りるのか、
非常に興味が沸いてきました。続きを買いに行かねば!
サブタイトルが「WHO INSIDE」なんですよ。いいですね♪
壺の中に入って取り出せない鍵と、その鍵でしか開かない箱。
そんなパズルにまつわる因縁的な50年前の不可解な密室での死。
相変わらずの好奇心の萌絵の前に、再び起こる謎の密室と殺人!?
という感じのストーリー展開です。
謎の中心は「壺のパズル」、そしてサブタイトルのとおり「誰が中にいたのか」です。
パズルの解も、密室の謎も意外性に富んでいて素晴らしかった。
でも・・・今回も犀川と萌絵の物語に釘付けでした。
まさか、そういう展開になるとは・・・
犀川先生・・・第1作から言うと、豹変してますよね(笑)
解説で池波志乃さんが言及してらっしゃいますが、
この作品の第1章~第10章までの英文のサブタイトルは「十牛図」です。
この「十牛図」については、京極夏彦作『鉄鼠の檻』を読むと京極堂が解説してくれてます。
「禅」の世界のことだから、問答めいた部分が大切なんでしょうけど、
素人が強引に言えば、終わりなき自己探訪といった感じなのかな・・・
翻って日本語の章のタイトル。
第1章「鍵は壺の中に」から始まって、しりとりのように言葉が重なっていき、
第10章「真実は鍵の中に」で終わります。
じゃあ、その「鍵」は?って訊くと、「壺の中」・・・また第1章に戻る。
『封印再度』という題も、繰り返す歴史というニュアンスだし、
この作品全体のテーマが「無限に続く繰り返し」というものを主眼に置いているのかも。
そこにこめられた作者の意図は、残念ながらまだ分かりません・・・
シリーズの続きを読むと、分かるのかな?
このシリーズがこの後どのように展開していくのか、どういう位置に降りるのか、
非常に興味が沸いてきました。続きを買いに行かねば!
とにかくこの作品で萌絵と犀川の関係がぐぐっと近付きましたよね
そうなんですよ!わたし、この本を読んで途中泣きました
金子君の存在とかもすごく気になったり…彼は現在のGシリーズでまたばばーんと登場らしいです。だから、森作品は読み進めなきゃな~って、またテンション上がりました
そしてパズル……の謎は面白い!さすが森先生!専門知識がすごいな…ってびっくり(笑)
英文のサブタイトルが「十牛図」ということはわからなかったー!『鉄鼠の檻』を見返してみよーっと
ちなみに、鉄鼠以降、京極作品を読んでナイのです
犀川先生、究極の選択でしたもんね。
多分、そんな痛い結末にはならないと信じてましたが。
なるほど、Gシリーズというのが後に控えているのですね!
楽しみです♪ でも、その前にS&Mを読まないと。
京極作品、『絡新婦の理』と『塗仏の宴』は面白いですよ♪
両方とも好きな作品です。論文終わったら是非♪
途中大泣き
そして激怒(笑)でした。
でも安心したのですけどね
森先生のシリーズは何だかつながっているポクて、けっこうファンにはたまらない・・・(笑)話も面白いけど、キャラクタが魅力的すぎ
次のVシリーズにもぶっ飛んだ方々が登場してます(笑)
『絡新婦の理』と『塗仏の宴』
早く読みたいな
キャラクタがかぶってるとか。
京極作品も、チョットずつ登場人物がかぶるから、
感情移入できてしまったり。久遠寺さんとか。
あの分厚さは、ある意味個性ですよね。
今となっては、分厚くない京極作品はありえない!?
実は『巷説百物語』のシリーズも面白いですよ(^^)