8月4日発売、奥田民生さんの最新アルバムのタイトルが『OTRL』です。
このアルバムは、奥田さんがこの春に、日本各地で行った「ひとりカンタビレ」の音源を、
スタジオミックスして発売したものです。
「ひとりカンタビレ」というのは、
奥田さんが、ドラムやベース、ギターやボーカル、パーカッションなど、
それぞれのパートを演奏し、1曲を仕上げていくレコーディングライブでした。
今回は、そのアルバム『OTRL』の前半の感想を書きたいと思います。
1.最強のこれから
凝ったギターサウンドの曲で、オープニングにふさわしい勢いがあります。
歌詞はきっと、「まだまだ、これからだよ」というメッセージなのだと思います。
「姿勢」「野性」、「半生」「人生」、「バネ」「ツメ」などの韻が流石です☆
2.わかります
整形美人を皮肉った曲で、ロックンロール!
「君は春が来てキレイになった」や「大人の階段を 3つ飛ばし」というのは、
有名な曲を下敷きにしたフレーズですね。
「きみはよすぎ」というのは、褒め言葉ではなく、ひいた言葉。
「姉さんと離れだす」というのが、痛烈ですね。
3.えんえんととんでいく
渡り鳥が飛んでいく様子を「えんえんととんでいく」と表したもの・・・
と思いきや、これは人間の人生を語っているのですね。
特別なことなど無い、普通の人間の生き方。
「えんえんと」「永遠の」の繰り返しが、まさにその何も無い人生を物語っています。
でも、何故か胸にじんときます。
人はみな傷を癒しながら、それでも前に進んでいるんだ。
4.RL
アルバムタイトルのOTは奥田民生ですが、RLはこの曲のような進路をさすのか、
それとも、ステレオ録音のことなのか?
答えは出せないところが、奥田さんらしいですね。絵文字という考えもありますが。
「まっすぐ」に進む道なんかないというのは、まさにそのとおりですね。
それから、「まぼろしの右」が、ツボでした。
5.音のない音
これはこのアルバムの中でも、唯一ラブソング的な要素を持った曲かな?
でも、そう見せかけて、全く違うことを歌っているのかもしれない。
ここでは、コミュニケーションの中の「空気」のようなものを取り上げてます。
それが「音楽」に置き換えられているのは、奥田さんならではかな。
「かすかにくらいの飴色の音色」という歌詞が、めちゃくちゃいい!
恋人との間の空気もだけど、ミュージシャンの作った音の「微かな」部分も、
しっかり聴いて欲しいよ~という想いにもとれました。
(ネット配信に頼らず、CD買ってくれ~!という感じでしょうか?)
奥田さんの歌詞は、何も無いようで、何でもあるという不思議な世界です。
今回のアルバムの曲は、その真骨頂のような詞がたくさん。
こういう詞を書くときは、心が内に向かっているときだと思うけれど、
それはそれで、ファン心をくすぐりますね!
このアルバムは、奥田さんがこの春に、日本各地で行った「ひとりカンタビレ」の音源を、
スタジオミックスして発売したものです。
「ひとりカンタビレ」というのは、
奥田さんが、ドラムやベース、ギターやボーカル、パーカッションなど、
それぞれのパートを演奏し、1曲を仕上げていくレコーディングライブでした。
今回は、そのアルバム『OTRL』の前半の感想を書きたいと思います。
1.最強のこれから
凝ったギターサウンドの曲で、オープニングにふさわしい勢いがあります。
歌詞はきっと、「まだまだ、これからだよ」というメッセージなのだと思います。
「姿勢」「野性」、「半生」「人生」、「バネ」「ツメ」などの韻が流石です☆
2.わかります
整形美人を皮肉った曲で、ロックンロール!
「君は春が来てキレイになった」や「大人の階段を 3つ飛ばし」というのは、
有名な曲を下敷きにしたフレーズですね。
「きみはよすぎ」というのは、褒め言葉ではなく、ひいた言葉。
「姉さんと離れだす」というのが、痛烈ですね。
3.えんえんととんでいく
渡り鳥が飛んでいく様子を「えんえんととんでいく」と表したもの・・・
と思いきや、これは人間の人生を語っているのですね。
特別なことなど無い、普通の人間の生き方。
「えんえんと」「永遠の」の繰り返しが、まさにその何も無い人生を物語っています。
でも、何故か胸にじんときます。
人はみな傷を癒しながら、それでも前に進んでいるんだ。
4.RL
アルバムタイトルのOTは奥田民生ですが、RLはこの曲のような進路をさすのか、
それとも、ステレオ録音のことなのか?
答えは出せないところが、奥田さんらしいですね。絵文字という考えもありますが。
「まっすぐ」に進む道なんかないというのは、まさにそのとおりですね。
それから、「まぼろしの右」が、ツボでした。
5.音のない音
これはこのアルバムの中でも、唯一ラブソング的な要素を持った曲かな?
でも、そう見せかけて、全く違うことを歌っているのかもしれない。
ここでは、コミュニケーションの中の「空気」のようなものを取り上げてます。
それが「音楽」に置き換えられているのは、奥田さんならではかな。
「かすかにくらいの飴色の音色」という歌詞が、めちゃくちゃいい!
恋人との間の空気もだけど、ミュージシャンの作った音の「微かな」部分も、
しっかり聴いて欲しいよ~という想いにもとれました。
(ネット配信に頼らず、CD買ってくれ~!という感じでしょうか?)
奥田さんの歌詞は、何も無いようで、何でもあるという不思議な世界です。
今回のアルバムの曲は、その真骨頂のような詞がたくさん。
こういう詞を書くときは、心が内に向かっているときだと思うけれど、
それはそれで、ファン心をくすぐりますね!
僕はユニコーンのCDは全部持ってますけど
メンバーピンのCDは全体の半分も持ってないのですよ。
OTのCDも最近のは買ってないけど
viviさんの歌詞レビューを見たら聴きたくなりました!
買ってみようかな^^
ライブでレコーディングというのは(^^;
各会場ごとに響きも違うから、
それぞれの曲の音の傾向も違って聴こえます。
あんまり響かずにまとまってる音とか、
かなりワ~ッと広がって聴こえる曲とか。
ミキシングにもよるかもしれませんが。
にしても、相変らずの歌詞です。