テルミンの彼方へ
宇宙とシェアする楽の音
 



llma さん ハンマーダルシマー

テルミンライブ@吉祥寺 『STAR PINE'S CAFE』

ライブのあったのは 昨日 1月26日の木曜日です。 昨年一度伺って やの先生そっくりの音色に 驚嘆するやら うらやましいやら の後 2回目のライブ。 ライブ2回目とはとても思えない程すっかり場慣れして 彼女独特の世界を作りあげてます。 音と 楽曲と llma さんの持つ雰囲気と。 

先日 友人と テルミンは 下手すると 何曲弾いても同じ曲に聞こえてしまうんですよね。。。という話から 案外 演奏者の個性 というものが出しにくい楽器なんじゃないか なんていう話をしていましたが それは まだ 自分の世界というものを作りあげる事のできていない演奏者に対してであって それが 出来てしまうと テルミンは こんなにも全人的で 「楽器です。」 という範疇には収まらないものがある。 常々思う事ですが お茶の世界に似ている。 お点前や お茶の味 だけではなくて どういう世界を作りあげるか という 雰囲気芸術の様なところがある。 それが うまく行っている演奏者は 聴衆を 異次元に 連れて行ってくれる。 例えば ピッチ精度 みたいな一つの要素だけを取り上げて追求してみても うまく行かんのです(いくら追求しても テルミンのピッチ精度は 所詮限界がある)

そして llma さんの強さは この音色の甘さ。 聞いてるだけで 心地よい~。

昨日は llma さんに わたしのテルミンにサインをして頂いてしまいました(*^^*) 初サインだそうです。 やった~☆★☆ きっと 将来 プレミアムが付くに違いない。

llma さんの出番は 5組の出演者の内 トップバッター。 居残って 他の組の演奏も聞きましたら みんな面白い(*^^*) ついつい 最後まで聞いてしまいました。 ハンマードダルシマーを演奏したのは 壱零base さん。 ピアノの原型となった と説明してらっしゃいましたが そういう流れがあるのかな。 チェンバロもピアノの原型と言われますが チェンバロの音色よりは もっと ころころした優しい水琴窟の様な音色です。 オルゴールの音色にも似た 癒し系の音。 台の上に並べた弦をスプーンみたいな撥?で叩く。 低音の時左側(演奏する側から見ると右側) 高音の時右側を叩いているので これって ピアノの鍵盤の並びと逆じゃないのかしら? 違和感無いのかな? と思って 演奏が終わってから見せて頂きましたら 弦は 横に張ってありました。 低音から高音まで 何往復かする様です。

その後の yuka さんのウクレレも 大概変わってます。 舞台の上に ウクレレのケースをまず置いて その上にウクレレを横に寝かせて 演奏者はその前に座って(あぐら?) 弦を弾いたり 叩いたりしながら 不思議なリズムの歌を歌います。 古代の曲みたいな。 それが 個性的な本人の雰囲気ともぴったりで やはり 独特。

奇妙な世界を 沢山見せて頂きました~。

ライブ・コンサートメモ)  コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )