(中央大学卒業式のようす)
私が勤める中央大学の卒業式が3月25日(金)に、入学式が4月2日(土)におこなわれました。
ほぼ1週間の間に前年度の卒業式と次年度の入学式があるので、なんかもう一連の行事のようです。学生や院生たちを送りだして年度を終え、また新しい学生や院生たちを迎えて新年度が始まる……という感じがあまりしません。ということは、学生や院生たちを送りだすという感慨を持つ余裕もなかった、ということかもしれません。
昨年の卒業生は、入学の時期が東日本大震災直後だったため、入学式がおこなわれなかった学年でした。そのため、卒業式において復興支援ソング「花は咲く」を合唱したのでした。それから1年。今年は通常通りすべてがおこなわれた学年を卒業させ、また通常通りに新入生を迎えました。
学生や院生たちにとっては、それぞれが生涯にたった一度しかない入学式や卒業式です。こちらが校務多忙であることはやむを得ないことですが、学生・院生たちを送りだしたり、迎え入れたりすることが、まるでバルトコンベアのような何の感慨もない日常になってしまわないよう、そのつど心がけて学生対応や行事に参加したいと思い直しました。
(国文学専攻の卒業証書授与の会場)
(国文学専攻の入学ガイダンスのようす)
※このブログはできるだけ週1回(なるべく土日)の更新を心がけています。
改めて言うまでもなく放送大学と言うのは『通信制の大学』です。それは言うまでもありません。
私(牢屋壮一)がここで特に問題にしたいのは放送大学の学生の総数です。通信制の大学である放送大学の『学生の総数』は全国で『約9万人』です。普通の通信制大学ならば『9万人』と言うのは多いと思います。多過ぎると言っても良いでしょう。
しかしながら『放送大学』と言うのは普通の通信制大学と違ってテレビとラジオと言う電波メディアを使用する『大仕掛けの大学』なのです。そのような放送大学と言う『大仕掛けの大学』の学生の総数が全国でわずか『9万人』と言うのはいかにも少ないと私(牢屋壮一)は思います。
今回は以上です。
この『放送大学エキスパート』と言う制度は通称(愛称)で正式は名称は『科目群履修認証制度』と言います。この制度は放送大学が予め指定する『放送授業の科目群』を履修すると放送大学によって認証状が発行される、と言う制度です。
この放送大学エキスパート(科目群履修認証制度)と言う制度は学校教育法に規定された『履修証明制度』に基づいています。放送大学の授業科目には放送授業、面接授業(スクーリング)、オンライン授業の『3種類』がありますが、この放送大学エキスパート(科目群履修認証制度)の対象となるのは『放送授業』だけです。
因みに放送授業は『1科目2単位』であり、この放送大学エキスパート(科目群履修認証制度)に必要な単位数は『20単位』です。したがって『放送大学エキスパート』の認証状を取得する為には放送授業で『10科目』の単位を修得しなければなりません。
今回のコメントは以上です(因みに私(牢屋壮一)は放送大学エキスパートの認証状を未だ取得していません)。
すでに何度も何回も繰り返して書いているように放送大学は通信制の大学で『教養学部教養学科』と言う1学部1学科だけの単科大学ですが、その教養学部教養学科の中に『6つのコース』があります。蛇足ながらその6つの『コース名』を全部列挙すると生活と福祉コース、心理と教育コース、社会と産業コース、人間と文化コース、情報コース、自然と環境コースです。
さて、本題の『放送大学』の名誉教授ならぬ『名誉学生』と言う制度ですが、要するにこの名誉学生と言うのは放送大学の教養学部教養学科の6つのコースを全部卒業した学生に対して贈られる『名誉称号』です。因みに私(牢屋壮一)も名誉学生です。ただ私は『情報コース』を卒業していません。私の場合は特別の『経過措置』により5コース(専攻)の卒業により『名誉学生』の称号を贈られ(与えられ)ました。
今回のコメントは以上です。
既に何度も何回も繰り返し反復して書いているように我が放送大学は『通信制の大学』なので宇佐美先生が勤務している中央大学のような『通学制の大学』と比較すると入学料()や授業料は比較にならない程に安い金額に設定されています。
これは前にも書いたと思いますが、放送大学の学生種別には大学卒業を目的とする『全科履修生』と卒業を目的とせずに好きな特定の科目を勝手に選択して履修する在学期間1年の『選科履修生』と在学期間が6ヵ月(半年)の『科目履修生』がありますが、具体的な入学料(入学金)と授業料をここに書くならば大学卒業を目的とする『全科履修生』の入学料(入学金)は何と2万4千円(24000円)と言う安さです。
因みに蛇足ながら卒業を目的とする全科履修生の在学可能な期間は『10年』ですので1年あたりに直すと2千4百円(2400円)です。卒業を目的としないで好きな科目を選択して学習する在学期間1年の『選科履修生』と在学期間が6ヶ月(半年)の『科目履修生』の場合の入学料(入学金)は選科履修生が9千円(9000円)で科目履修生は7千円(7000円)です。
入学料(入学金)はこれぐらいにして問題の『授業料』ですが、これは『単位制』の授業料になっており1単位当たり5千5百円(5500円)です。ですから面接授業(スクーリング)は5千5百円(5500円)であり放送大学の中核部分を占める放送授業は2単位なので1万1千円(11000円)です。
今回は放送大学の『入学料(入学金)と授業料』と言う金銭的(経済的)な問題について敢えて書きました。
今回のコメントは以上です(牢屋壮一より)。
私(牢屋壮一)の手元に放送大学の昭和62(1987)年度の『大学案内』があります。
それによると1987(昭和62)年度の放送大学の学費は卒業を目的とする『全科履修生』の入学料(入学金)は1万5千円(15000円)でした。
これまた同じく1987(昭和62)年度当時の卒業を目的としないで特定の好きな科目を選択して学習する『選科履修生』と『科目履修生』の場合の入学料ですが、選科履修生が5千円(5000円)であり科目履修生が3千円(3000円)でした。1987(昭和62)年当時の授業料は現在と同じように単位制であり1単位あたり3千円(3000円)でした。放送授業は2単位でしたので1987(昭和62)年度当時の放送授業の授業料は
6千円と言う事になります(因みに蛇足ながら面接授業(スクーリング)の授業料は1単位なので『3千円』でした)。
これに対して2021(令和3)年度現在の放送大学の入学料と授業料(学費)はと言うとこれは前にも書いたかも知れませんが卒業を目的とする『全科履修生』の場合は入学料が2万4千円(24000円)、卒業を目的とせずに特定の好きな科目を自由に選択して学習する『選科履修生』と『科目履修生』の場合の入学料は選科履修生が9千円(9000円)であり科目履修生の場合は7千円(7000円)です。これに対して授業料は1987(昭和62)年度と同様に『単位制』であり1単位あたり5千5百円(5500円)です。2021(令和3)年度現在では面接授業(スクーリング)はそのまま『1単位』なので5千5百円(5500円)ですが、放送授業は『2単位』なので1万1千円(11000円)です。
このように書いていると放送大学の学費(入学料と授業料)の変遷と言うか移り変わりが良く分かります。
私(牢屋壮一)は放送大学が放送による授業を開始した1985(昭和60)年度1学期に入学しましたから今までに放送大学に支払った学費(入学料と授業料)の総額は果たしていくらになるのか、計算した事はありませんが、おそらく『数百万円』になると思います。
(正確には自分でも計算した事はなく良く分かりませんが)。
今回のコメントは以上です(牢屋壮一より)。