先週に続いてですが、授業でとったアンケートについて書きます。2週間にわたって、いわゆる「恋愛ドラマ」の歴史について講義をしました。その中で、学生たちが「恋愛ドラマ」をどのくらい見ているか、尋ねてみました。また、「恋愛もの」をドラマで見るか、それとも漫画、アニメ、映画などで見る方が好まれるのか、そういうことを尋ねてみました。そのうちの2問だけ紹介します。いずれも、私の予想とは少し違うところがありました。
一般的には、現代は「恋愛ドラマの人気がない」と言われていますが、私の授業を履修している学生たちの中では、一定の人気があるようです。また、テレビドラマの世界では「恋愛もの」の人気が低いものの「少女漫画や映画などでは根強い人気がある」という予想も成り立つと思ったのですが、このアンケートの結果では、それほどの差はありませんでした。
以前にも書きましたが、まずは「大学生たち」という範囲を限定していることで、このアンケートの内容に影響が生じている可能性はあります。また、「テレビドラマに関する授業を履修している学生たち」という、さらにもう一つの重要な条件が加わっているので、そこでもアンケートの内容に影響が出ているのかもしれません。
以上のような可能性はあるものの、一般に思われている「若者の恋愛ドラマ離れ」という傾向は本当のことなのか、もう少し検討してみる余地があるように思われました。
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