ウサチーロのとりあえず日記 Part 2

日々の記録および3人兄弟の成長日記。

散々な1週間

2011-07-15 21:37:58 | 旅行

今週はオーストラリアに行ってきたのですが・・・散々な目に会いました。

ご存知のように月に何度も飛行機に乗って出張している私ですが、こんなに悲惨な目にあったのは・・・かなり珍しいです。

*****

まず月曜日。朝シカゴ行きの飛行機にチェックインする。フィラデルフィアからシカゴ、シカゴから香港、香港で日本から来ているスタッフ二人と落ち合って、香港からメルボルン行きの直行便に乗るはずだった。香港の乗り継ぎのときにマッサージでもしてもらって、おいしいもの食べて、あ、キャセイパシフィックの食事はどうかなあ、なんてのんきに考えていた私は完全に馬鹿でした。

だってすでに、シカゴからの飛行機が遅れているという情報が。このとき、やばいと思って荷物を預けなければよかったとすぐに後悔したのだが、思ったときには遅かった。普段は荷物は全部手荷物にしてるんだけど、今回は冬のオーストラリアなので、コートなどがあってかさばるのでめんどくさいから預けてしまったのだ。

さてシカゴ行きの飛行機に乗ろうとゲートに行ったら、フィラデルフィアからシカゴに行く便も遅れているとのこと。シカゴの天候が悪いとかで、飛行機は来てるのに、ゲートで1時間待たされ、更に飛行機に乗ってからも滑走路で30分は待つ。シカゴでの乗り継ぎがぎりぎりである。

しかし香港行きの飛行機も遅れていた。掲示板を見るとシカゴ発着の飛行機はほとんど遅れている。でも他の飛行機は新しい出発時間が書いてあるのに、香港行きだけ「飛行機の不具合」と書いてあって、時間さえ書いていない。1時間くらいの遅れなら、それでも間に合うかと思ったけど、予定出発時刻を過ぎてもまだ出発のめどが立っていないようで、カウンターにさえ誰も人がいない。

調べたら、香港からの飛行機に乗り遅れると、翌朝までメルボルン行きの飛行機はない。

あせった私は、カスタマーサービスのカウンターで、別の便に振り替えてもらえないか交渉。国際線なので、長い長いやり取りの末、香港経由ではなくサンフランシスコ経由で、オーストラリアのシドニーに入り、更にメルボルン行きに乗り換えというのに変えてもらった。これなら、香港から日本語しかできない二人をお世話すると言う目的は達成できないけれど、お客さんのところには3時間遅れくらいで行けそうだ。なので一安心。

しかしサンフランシスコでの乗り継ぎ時間が1時間しかない。全部終わってから、「本当に大丈夫なの?」と聞いたら、「この便は遅れてないから大丈夫」とのこと。シカゴ出発予定は夜7時半。なので長い1日をシカゴの空港で過ごすことになった。

外を見ると天候は晴れていて問題なさそうなのに、飛行機は相変わらず遅れまくっている。そしていやな予感的中。予定通りゲートに行ったら、「1時間遅れます」とのこと。なぬ!これでもうサンフランシスコの接続は間に合わないではないか!

どうしよう。メルボルンには2日しかいない予定なのに、これでは1日なくなってしまう。しかも日本から来ているスタッフはどうするんだ。あせって考えて、いろいろ調べたが、どこの航空会社も今からではもう間に合わない。なにしろ夜になってシカゴから出発しても遅すぎるのだ。半日シカゴで待っている前に、なんとか早い便に乗って、さっさと西海岸に移動して置けばよかったのだ、と後悔。

その間、上司がたまたま工場に行くためにシカゴに来る予定なのを知っていたので、到着の掲示板を見ていたら、ちょうど隣のゲートに到着するようなので、立っていたらやっぱり上司が出てきた。本来なら全く会わなかったはずなのに、驚く上司。事情を説明したら、とにかく別の飛行機で切符を買いなおせば、ということなので、探して探して、次にメルボルンに着くのはVオーストラリア航空という便だとわかった。なんか聞いたこともない怪しい会社だな、と思って調べたら、バージンの系列らしい。それなら大丈夫ね。

他にも、いろいろ選択肢がないか考えたのだが、とにかくサンフランシスコまで行ってみないとわからないので、サンフランシスコ行きの便に乗る。結局出発は2時間遅れ。サンフランシスコでも飛行機が遅れているということだったので、ひょっとしてシドニー行きも遅れてるかも・・・とほのかに期待してたけどやっぱり駄目だった。深夜12時に到着のサンフランシスコは、乗り継ぎを逃した人たちの長蛇の列だった。

それを尻目にとりあえず私は翌日発のVオーストラリア便をオンラインで予約。ロスアンジェルスからメルボルンまでの直行便だ。ロスアンジェルスから出発してしまえば、遅れることはないと思うので、一番安全でもある。朝5時半着予定なので、もともとの予定よりは丸1日遅れることになる。サンフランシスコの夜中は日本の夕方なので、日本に電話して、日本から出発の人たちのホテルを空港近くに変更してもらい、私が遅れることを連絡。お客さんにも電話でお詫び。

それからカスタマーサービスの列に並び、ホテルのクーポンをもらって、レンタカーを借りて、ホテルに入ったのは夜中の1時半だった。それって東海岸時間の明け方4時半だよ。ながーい1日だった。

ちなみに、私のスーツケースはシカゴに置いてけぼりになっているらしい。サンフランシスコに持ってくるのはもはや手遅れで、しかも航空会社を変えて切符を買いなおしているので、スーツケースを受け取れないので、あきらめることにした。

不幸中の幸いは、サンフランシスコ空港のあたりは以前住んでいたし、今も会社の事務所が近いので土地勘がある。なので翌朝知っているショッピングセンターに行って、洗面用具、化粧品、下着から靴下からコートまで着替え一式、買うことになった。

それを手荷物のかばんにぎゅうぎゅうに詰めて、夕方サンフランシスコを出発。UAにもらったミールクーポンもあまっていたので、出発前にうどんを1杯いただき「おーいお茶」を飲んで一服。

サンフランシスコーLA間は、バージンアメリカ航空。初めてのバージン♪一度乗ってみたかったんだよね。これも不幸中の幸い?

初めてのバージンは、飛行機乗る前からロビーもおしゃれだし、客用にラップトップが使えるステーションもある。飛行機の中は紫色のライトで、ナイトクラブみたい。各座席に映画、音楽、ゲームなどのパーソナルTVもあるし(国内線では珍しい)そこから、飲み物やスナックの注文もできる。安全の手引きのビデオさえ、なかなか凝っていて面白かった。さすが。

ロスアンジェルスに無事に着き、乗り換えも無事終了。Vオーストラリアも、バージンアメリカと同様、紫色のライトで席も広くていい感じ。食事もユナイテッドとかよりはおいしかった。隣は同じ年くらいのカップル+子供。ちょうどうちの三男と同じくらいの男の子。フレンドリーな奥さんで、旦那さんはオーストラリア人でメルボルンに里帰り、奥さんはニュージーランド人で、二人はタホでスキーのインストラクター+ホテルで働いてるそうだ。奥さんは「エアニュージーランドのほうが食事もおいしいしサービスもいい」と言っていたが、バージンは他のアメリカの航空会社よりはぜんぜんいい感じだった。

疲れていたせいか、ぐっすり眠れて、15時間の飛行時間中12時間近く眠れた。おかげで朝はすっきり目覚めた。到着前に映画さえ見る余裕があり、「ヒアアフター」を見た。これは私の好きなスピリチャルな世界がテーマなのだが、クリント・イーストウッド監督の、なかなか面白い映画だった。

ちょっと遅れて朝6時にメルボルンに到着。日本からのスタッフとも無事会えた。彼らは英語ができないながらも、昨日は半日バスで観光に行ったらしい。なんとか時間をつぶしてもらったようでよかったよかった。

レンタカーを借りて、車を飛ばしてお客さんのところへ。無事到着、時間が限られていたけど、目的は何とか終了して、夜メルボルンに戻り、食事してから日本からの二人を空港まで見送る。彼らは23時45分発の便なのだ。そのあと自分はホテルに泊まって、朝アメリカ行きの飛行機に乗った。

メルボルンではラウンジが使えたので優雅に朝食。シドニーではUAのラウンジがないが、ニュージーランド航空のラウンジが使えた。ここは食事も豪華だった。

無事にサンフランシスコに戻ってきて、現在フィラデルフィア行きの飛行機の中にいる。

スーツケースはどこへ行ったやら。まだシカゴにあると思うのだが、フィラデルフィアに戻るまで何もできないらしい。

本当に長い1週間だった。でも目的も何とか達成したし、バージン航空にも乗れたし、予定通り家には帰れそうだからよしとするか。

飛行機では、映画も何本か見ました。一番面白かった+お勧めは”The Lincoln Lawyer”  。登場人物・俳優陣が皆いい味出していたし、筋書きもどきどきしました。普段国内線では映画は見ないのですがさすがに国際線は長いので、映画も見られるし本も読めるし、悪くない。

 

こんなこともあるよね、っていう話でした。

明日は子供たちをYのキッズナイトに預けて、夫とディナーの予定。私の誕生日のお祝いです。

ちなみに本当の誕生日の日は、昼食時に、メキシコの訪問先の人たちがマリアッチの音楽を流して、ケーキを持ってお祝いしてくれました。沢山の人にお祝いしてもらって幸せを感じました。

夜はホテルの部屋ではなく、機械のトラブルでお客さんのところに戻らなくてはならず、遅くまであの熱い中で作業して、数時間だけホテルで仮眠して深夜バスで空港に行き、アメリカに帰るというこれも大変なスケジュールでしたが・・・

 

終わりよければすべてよし!のどもと過ぎれば熱さ忘れる!をいい意味で実践しているのです☆

 


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1 コメント

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Unknown (ひよこ)
2011-07-25 04:58:27
うーん大変だったね。お疲れ様でした。。。
私だったら飛行機遅れただけでパニックだよ。
遅れながらも仕事をきっちりこなして予定通りに帰ってくるのはさすがだわー
オーストラリアに5日間で出張ってすごいよ。
身体に気をつけてね。

日本と違って飛行機でも電車みたいに色々な経路があるんだね。それは楽しそう。っていうか広いから、飛行機じゃないと動けないか。

ところでスーツケースはどうなった?
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