この時期のせいか、来客が多くておもてなしの日が続きます。
夫の母とその夫が比較的突然訪問してきました。
夫の母、私の本当の義母(夫の父も再婚しているのでその妻も義母と呼んでいます)は、私からするととても変わった人。普通の家庭で、かなり敬虔なクリスチャンの両親の元で育ったのに、もう20年ほど前になりますが、夫の父と離婚した後、ユダヤ教、しかもオーソドックスというバリバリの宗派に改宗して、ユダヤ人として生きている人です。
十数年前に同じくオーソドックスのユダヤ人(彼は子供のときにあのアウシュビッツに収容されていたという、正真正銘のスロバキア系ユダヤ人です)と再婚して、渡り鳥のような生活をしています。夏はニューヨーク州の高原で過ごし、冬はマイアミで過ごし、春と秋はイスラエルに住んでいます。
オーソドックスのユダヤ教というのはとても戒律が厳しくて、食べてはいけないものもたくさんあります。豚、「這う」海の動物(カニ、海老など)はだめ。そして肉はすべてコーシャー(お祈り済みの肉)でなければなりません。調理方法も「コーシャー」でなければならず、たとえば乳製品と肉の組み合わせは禁止です。(だから肉のラザニアとかはだめ)
さらにコーシャーじゃない台所で調理されたものは、たとえ食べ物自体がコーシャーでもだめなのです。そういうわけで、以前うちに泊まりにきたりしたときは、紙皿を用意し、食べ物は「完全なベジタリアン」か「コーシャー」のレストランで外食するか、買ってきたベーグルや果物などを食べてもらっていました。長年の流浪生活で、必ずしもいつも「コーシャー」にはできない、というのに気がついたらしく、最近はだいぶ甘くなったようです。
そういうわけでうちにきても、とりあえず食べ物自体が「コーシャー」であれば、うちで調理したものでもOK、ということになったので、今回は夕食をもてなすことにしました。
コンセプトは「ベジタリアン中華」で、メニューはホットアンドサワースープ、レタスチャーハン、白身魚の甘酢あんかけ、にしました。
たいしたことないのですが、仕事で遅くなって、帰ってきてから作ったので結構大変だったんですよ。
味はわれながら大成功。ホットアンドサワースープは日本ではあまり見かけませんが、アメリカの中華の定番。私は酸っぱいものがあまり好きではないので、最初は苦手だったのですが、食べてるうちに好きになり、今では好物のひとつです。それを今回初めて自分で作ってみました。チキンブロスの缶に書いてあったレシピを参考にしたのですが、簡単で美味しかった!こんなに手軽ならまた作ってもいいかもしれないと思いました。(ちなみにチキンブロスを使ったのですが、コーシャーマーク入りのやつを近くのスーパーで見つけたのでOKです。具は豆腐と野菜だけで、ベジタリアンです。)
スープは義母も気に入ってくれたようで、彼女はおかわりしていました。野菜はすべて細切りだったのですが、「どうやって細切りにするの?」と聞かれてしまった・・・たしかに、欧米人は細切りにすることはあまりないかもしれませんね。
白身魚の甘酢あんかけは、冷凍で揚げてあるフィレを使用。オーブンで焼くだけなので簡単です。あんかけは同じく細切り野菜をいためて、だし(中華調味料が使えないので具でつかう干ししいたけのだし)と酢、しょうゆ、酒、砂糖で味付けし、とろみをつけました。これも初めてでしたがわれながら美味しかった。冷凍の白身魚のフィレもコーシャーマークがついていてばっちりでした。
夕食には夫の次兄と子供たちも来て、にぎやかな夜になりました。
夜ついて朝出発してしまったので、義母たちは短い滞在でしたが、夫は、義母の夫とそりがあわないので、長くいるといつも喧嘩っぽくなるのですが、今回はちょうど短くて、和やかなままお別れしたので安心です。
おもてなし、というほどではないですが、夫も私も自分たちが行くより来客を受けるほうが好きなので、結構楽しんでやっています。これからクリスマスまでは少し落ち着きそうです。
夫の母とその夫が比較的突然訪問してきました。
夫の母、私の本当の義母(夫の父も再婚しているのでその妻も義母と呼んでいます)は、私からするととても変わった人。普通の家庭で、かなり敬虔なクリスチャンの両親の元で育ったのに、もう20年ほど前になりますが、夫の父と離婚した後、ユダヤ教、しかもオーソドックスというバリバリの宗派に改宗して、ユダヤ人として生きている人です。
十数年前に同じくオーソドックスのユダヤ人(彼は子供のときにあのアウシュビッツに収容されていたという、正真正銘のスロバキア系ユダヤ人です)と再婚して、渡り鳥のような生活をしています。夏はニューヨーク州の高原で過ごし、冬はマイアミで過ごし、春と秋はイスラエルに住んでいます。
オーソドックスのユダヤ教というのはとても戒律が厳しくて、食べてはいけないものもたくさんあります。豚、「這う」海の動物(カニ、海老など)はだめ。そして肉はすべてコーシャー(お祈り済みの肉)でなければなりません。調理方法も「コーシャー」でなければならず、たとえば乳製品と肉の組み合わせは禁止です。(だから肉のラザニアとかはだめ)
さらにコーシャーじゃない台所で調理されたものは、たとえ食べ物自体がコーシャーでもだめなのです。そういうわけで、以前うちに泊まりにきたりしたときは、紙皿を用意し、食べ物は「完全なベジタリアン」か「コーシャー」のレストランで外食するか、買ってきたベーグルや果物などを食べてもらっていました。長年の流浪生活で、必ずしもいつも「コーシャー」にはできない、というのに気がついたらしく、最近はだいぶ甘くなったようです。
そういうわけでうちにきても、とりあえず食べ物自体が「コーシャー」であれば、うちで調理したものでもOK、ということになったので、今回は夕食をもてなすことにしました。
コンセプトは「ベジタリアン中華」で、メニューはホットアンドサワースープ、レタスチャーハン、白身魚の甘酢あんかけ、にしました。
たいしたことないのですが、仕事で遅くなって、帰ってきてから作ったので結構大変だったんですよ。
味はわれながら大成功。ホットアンドサワースープは日本ではあまり見かけませんが、アメリカの中華の定番。私は酸っぱいものがあまり好きではないので、最初は苦手だったのですが、食べてるうちに好きになり、今では好物のひとつです。それを今回初めて自分で作ってみました。チキンブロスの缶に書いてあったレシピを参考にしたのですが、簡単で美味しかった!こんなに手軽ならまた作ってもいいかもしれないと思いました。(ちなみにチキンブロスを使ったのですが、コーシャーマーク入りのやつを近くのスーパーで見つけたのでOKです。具は豆腐と野菜だけで、ベジタリアンです。)
スープは義母も気に入ってくれたようで、彼女はおかわりしていました。野菜はすべて細切りだったのですが、「どうやって細切りにするの?」と聞かれてしまった・・・たしかに、欧米人は細切りにすることはあまりないかもしれませんね。
白身魚の甘酢あんかけは、冷凍で揚げてあるフィレを使用。オーブンで焼くだけなので簡単です。あんかけは同じく細切り野菜をいためて、だし(中華調味料が使えないので具でつかう干ししいたけのだし)と酢、しょうゆ、酒、砂糖で味付けし、とろみをつけました。これも初めてでしたがわれながら美味しかった。冷凍の白身魚のフィレもコーシャーマークがついていてばっちりでした。
夕食には夫の次兄と子供たちも来て、にぎやかな夜になりました。
夜ついて朝出発してしまったので、義母たちは短い滞在でしたが、夫は、義母の夫とそりがあわないので、長くいるといつも喧嘩っぽくなるのですが、今回はちょうど短くて、和やかなままお別れしたので安心です。
おもてなし、というほどではないですが、夫も私も自分たちが行くより来客を受けるほうが好きなので、結構楽しんでやっています。これからクリスマスまでは少し落ち着きそうです。