ウサチーロのとりあえず日記 Part 2

日々の記録および3人兄弟の成長日記。

Open House Day

2011-09-24 01:23:51 | こぐま5歳

前回長男の学校の様子が全然わからない・・・と言った矢先、学校で保護者説明会があり、初潜入できました。

夜7時に開始で、我が家は子供3人連れだったので、まずは夫に全体説明会に出てもらい、私は外のプレイエリアで子供たちを遊ばせていました。途中で長男の同級生らしき子もいて一緒に遊んでいました。30分後、今度は各クラスに分かれて説明会。私の目当ては長男の担任の先生と会い、教室を見ることだったので、ここから参加。

長男の担任の先生はセリーヌ・ディオン似。他のクラスの先生が皆 Miss なのにこの先生はMrs なので、先生の中でも年上のほうかもしれません。まだ20代の若そうな先生もいましたが、この先生は私よりも年上でしょう。落ち着いた話口調は好感が持てました。説明会の最後に歩み寄っていろいろ質問したのですが、とても親切で、長男のことを既によくわかっている感じでした。歌に参加しないとか、話しかけてもうつむいてるとか、先生は心配していたようですが、それはまったく普通の長男の姿ですということを説明できたので安心していただいたようです。いろいろこれからの課題もありますが、長男は誰とでも仲良くして、辛抱強いので、Selective Mute の子供と一緒に課題をやらせてるとこと。Mute というのは「おし」のことです。どうも、この子は決まった相手(両親)としか口を利かないという特殊な精神疾患(?)があるようなのです。この子はさっき外で一緒に遊んでいた子供で、確かに口を利かないし、逃げてばかりなので、長男と遊びたくないのかな?英語がわからないのかな?(親はスペイン語を話していた)と思って長男に、この子はあまり遊びたくないみたいだから、こっちで別のことして遊んだら?なんて言ってたのですが、実はそういう病気の子供だったと聞いて納得しました。長男は確かに、このような子供とも一緒に遊ぼうとついて行って、仲良くできる子供なので、そういうところが入園早々先生に認めてもらえてよかったなと思いました。

学校では、字や絵を描いたり読んだり、算数のドリルをやったり、いちおういろいろ勉強してるみたいです。教室にはコンピューター数台まである。さすが現代っ子。なかなかいろいろ活動してるようで安心しました。ちょうど説明会の日、友達にお弁当箱をひっくり返されて、ほとんど食べられなかった、と言っていたのを先生に確認したのですが、その子供はあまりにワイルドなのでお昼は別に食べさせることにしました、ということでした。親の顔が見たいねと、夫と意気揚々と見回していたのですが、結構普通で、両親そろって熱心に話を聴いていた親の一人でした。親がきちんとしていても子供が乱暴になってしまうこともあるのでしょうか。

いままで私立のプリスクールだと、決まった層の人種(同じような考え方という意味での人種です)・家族(中流の上くらいの家庭で、教育熱心、健康にも敏感)な人たちに囲まれていたのですが、今回の懇談会ではそんな感じで両親そろってやってきて熱心に聞いている人もいれば、参加さえしていない人もいて、公立学校にはいろいろな親・子供がいるのだなあ、と実感しました。


新学期

2011-09-16 19:16:17 | 日常

アメリカでは新学期が始まりました。

長男は義務教育スタートで地元の「公立幼稚園」に通い始めました。アメリカでは日本で言う「年長」から5年生まで「小学校」に通うことが多いようですが、今年から地元の学区では、学区内の3つの小学校から年長だけを集めて「キンガーガーデンセンター」を設立したので、長男の「幼稚園」は1学年しかいません。

公立の学校に入るとスクールバスが迎えに来ます。長男は近所の小学生たちと一緒にバスに乗り、近くの小学校で、幼稚園行きのバスに乗り換えます。バスは家の正面まで迎えに来てくれるので便利。でも最初のせいか、時間通りに来ないことが多いです。

長男は初日は不安そうにバスに乗り込みましたが、近所の顔なじみの小学生が既に乗っていたので安心した様子。帰りも大幅に遅れましたが家の前で降ろしてもらって元気に帰ってきました。最初の1週間は予定より30分以上遅れた事もあったのでバスを家の前でずっと待ってないとだめなのかなあと思っていましたが、子供が家に入ってくるまでバスは待っていてくれるので、外で待っている必要はないようです。

私の住んでいる町は、きのこの生産が盛んで、あちこちの農場にメキシコ人が沢山働いています。その子供たちも公立学校に入ります。親は英語が不得意の人が多いのか、学校からの連絡は英語とスペイン語の2ヶ国語になっています。でも夏休み中の説明会で、イヤホンを配って同時通訳していたのには驚きました。スペイン語しかわからない家族を孤立させて更に孤立を深めるよりは、なるべく取り込んで同化させようという考えは理解できるのですが、親の心情としては、公用語の英語さえもろくにできないかもしれない子供たちと自分の子供が一緒に学校に行って大丈夫なのだろうかという不安もあります。こんなことを言っている私は大学時代からスペイン語を勉強していてメキシコにも頻繁に行くので、メキシコ人はどちらかというと好きなほうですし、子供が将来スペイン語もできるようになったら悪くはないとも思いますが、メキシコ人はあまり教育には熱心ではないのと、一応アメリカにいるのだからまずは英語でアメリカの普通の教育を受けて欲しいと思ってしまうのです。

それはそれでいいのですが、一番不満なのは、担任の先生から全く連絡がないこと。今まで行っていたプリスクールでは、お絵かきや工作を持ち帰ってきたり、毎週1回は先生から「今週はこういうことをしました」というお便りが来ていたのですが、長男の幼稚園は全くそういうのがないのです。一度、校則の小冊子と欠席するときの届けフォームと今月のカフェテリアの献立(通常はお弁当持参だけど、希望者は有料でカフェテリアの食事ができる)が来ただけ。

一体どうなってるんでしょう。長男にいろいろ聞いてもよくわからない。机はあるの?と聞いたら、机はなくて床に座っている、とか、用意した筆記用具等を学校においてきた、とか、お弁当はいつも同じ子と座って食べてる、とか、今日は外で遊んだ、とか、わかったのはそれくらいでしょうか。学校の外まで一度見に行ったのですが、勝手に立ち入り禁止なのでよくわかりませんでした。担任の先生に、学校の様子が知りたいというメモを書こうかね、と夫と話していたのですが、変に「クレーマー」みたいな親だと思われるのもいやだし・・・とりあえず11月に面談があるみたいなんでそれまで待ってみようかなと思っています。

一方、3歳の次男は、長男が今まで行っていたプリスクールに入りました。5月に3歳になったばかりなので、日本では来年の4月から年少さんになる年です。でもアメリカは9月入園なので、既に年少さん開始。オムツは夫が夏のうちに取る訓練をしたのでその点準備はできていましたが、長男が入ったときよりは半年早いので、ちょっと大丈夫かな?という感じでした。体の大きさはともかく、クラスの中でも一番年齢が低いほうなので集団行動がきちんとできているか心配でしたが、初日迎えに行ったときは、きちんと並んで迎えの場所まで歩いてきたし、保護者のウエイティングエリアに来ると、先生の点呼を待たずにお母さんに飛びついて泣いた女の子もいた中、次男は私が待っているのに気がつくと、目をくるりと回しておどけた表情をしただけで、元気そうでした。まあ今まで長男のお迎えなどで雰囲気に慣れていたというのもあるのかもしれませんが・・・

2週目の月曜日は「行きたくない」といって朝教室の前で私にしがみついていましたが、先生と相談して無理やり置いていったら、最初泣いていたけど大丈夫だったようです。幼稚園でやった工作も得意そうに持って帰ってきて見せたり、こちらは送り迎えのときに先生と話もできるし、なにより長男が2年間お世話になった同じ先生なので、全く安心です。

ただ次男は長男より体力がないのか、かなり疲れるらしく朝もちゃんと起きられません。昼寝しないと夕方もうとうとするので、正午に迎えに行って帰ってきてランチの後は、三男とお昼寝させることにしました。長男は2歳半くらいでお昼寝卒業で、幼稚園開始でも昼寝することはありませんでしたが、次男のほうが普通かなと。長男がプリスクールで行っていた午後からの選択クラスも、当面は入れないほうがいいでしょう。ちなみに長男は、朝8時半に出て夕方4時ごろまで帰ってきませんが、全く元気で帰ってきてからもエネルギー全開です。

私のほうはカリフォルニアへの「通勤」が開始しました。一人居た駐在員の人が去ったのでその穴埋めで、自分の仕事範囲に追加があり、これから毎月2回はカリフォルニアの事務所に行くことになります。しかし今月はいろいろ用事があって、毎週サンフランシスコに通っています。時差は3時間、飛行機の移動時間は直行便でも67時間掛かるので結構大変ですが、しばらくはこれでがんばるしかありません。救いは、今年は激しく出張が多かったので、比較的早くユナイテッド航空で最高エリートレベルの1Kになったので、かなり簡単にアップグレードしてくれます。今月は3回カリフォルニアに行ったほとんどはビジネスクラスで、早朝の便も食事がでるのでだいぶ楽です。

また5月に受験したスペイン語検定の結果がとうとうでました。もう4ヶ月近くたつので、合格してたら賞状が郵送されるのではないかと思っていましたが、来なかったので不合格だったのかと思いましたが、結果は知りたいので、試験センターにコンタクトしたら、スコアをメールしてくれました。結果は合格!ほっとしたところです。「読解」、「文法・ボキャブラリー」、「リスニング」「会話」の4部門ですべて一定以上の点数を取らないと駄目なのですが、結果を見たら「文法・ボキャブラリー」はぎりぎり合格点。他は余裕がありましたが。

EUでの使用言語は、レベルがわかるように、どの言語も同じレベルで比べられるようになっています。今回のスペイン語検定のレベルはEUの基準で言うと、B2といって、上位の中級レベル。トーイックだと700点後半から900点くらいの間のようです。自分の感覚だと英検準1級というところでしょうか。自分のスペイン語は、スペイン語圏に留学でもしない限り、英語のように自由に操れるようにはならないだろうと思っているので、今までの勉強、現在の環境ではこれが精一杯だと思っていました。絶対合格できるだろうと思っていた中の中級(もう一レベル下)とどちらを受けるか迷っていたのですが、仕事と子供たちがあるので、週末に丸一日テストを受ける時間と余裕は今後何度もないだろう、なのでちょっと無理して上のレベルを目指して一度で上中級を目指すことにしました。今まで何度も目指そうとして、挫折というか、受ける勇気が出なかったレベルです。5月にドイツへの長期出張直後で体力的にはちょっとつらかったのですが、ちょうど母がアメリカに来て子守してくれていたときだったので、それに甘えて週末一日子供たちを置いてテストをしにいたので、本当に合格してうれしいです。早く合格の賞状を受け取るのが楽しみです。でもスペイン人はのんびりだからもうしばらくかかるだろうな。