ウサチーロのとりあえず日記 Part 2

日々の記録および3人兄弟の成長日記。

初体験!

2013-03-11 20:26:21 | 旅行

延べ10年以上もアメリカに住んでいますが、そんな私も今日始めての体験を久しぶりにしました!

 

それは AMTRAK に乗ったこと!

 

AMTRAKとは 日本の JR みたいなもんでしょうか。長距離の電車です。

 

仕事でボストンの展示会に行くことになっていたのですが、日帰りオプションを探していて、飛行機の往復が1000ドル位したので、運転して行こうかなあ(片道6時間強)と思って、運転中も退屈しないようにオーディオブックまで用意しておいたのですが、ふと思い立ってAMTRAKを調べたら、運賃もリーズナブルだし、ボストンでの目的地まで駅から歩ける距離だと知ったので、さくっと予約しました。

 

乗ったのはデラウエア州Wilmingtonの駅です。うちからは車で25分程度。朝の6時過ぎに乗って、ボストンに着くのは11時半です。

 

普通列車もあったけど、一番早くてさらに「全席ビジネスクラス」と書いてあったAcelaという特急列車を予約しました。値段は普通列車より若干高いけど、1時間早く着くし、全席広くて、電源が付いてて、インターネットも無料。

 

日本の新幹線みたいでほんとに快適でした♪ これで車内販売のお姉さんが居たらいうことなかったけど・・・飲食はCafeのある車両に行かなきゃいけないんだよね。

 

AcelaはWashington DCからBostonまで毎日何本も運行しているようです。行きも帰りも結構込んでました。

 

Wilmingtonからは、Philadelphia、ニューアーク空港、ニューアーク、ニューヨーク、コネチカットの町々を通って、ロードアイランド州のProvidence、そしてBostonの郊外の町に少し停車して、最後Bostonです。

 

コネチカットのあたりは海岸線を走るのですが景色もよかったです。途中下車したくなる感じの古いおしゃれな町並みがあって。

 

車内は特に朝はビジネス客ばっかりで、静かな車両に皆がラップトップをぱちぱちタイプする音が響いていたけど、今帰り道は結構観光客っぽい人も多い。子供たちは喜びそうだけど朝の特急電車にうるさい子供を乗せたらヒンシュク買いそうです。

 

でもNYCまでは1時間半程度でいけてしまうので、(そしてグランドセントラル駅でしょ?)今まで車で行ってたけど、電車のほうが絶対快適+速い!渋滞もないし、市内に一直線というのがいいですね。

 

今度NYCに遊びに行くとき、用事があるときは、電車で行こうと思います。ボストンも、自分で運転だったら日帰りはきついので敬遠してたけどこんなに簡単に往復できるなら気軽に遊びに行けそうだ・・・


飛行機の中より

2012-07-25 15:25:54 | 旅行

今飛行機に乗って移動中。サンフランシスコからフィラデルフィア行きのVirgin America便です。

 

長距離のフライトなのに片道200ドルくらいだった・・・安いのにサービスはかなり良いです。

 

これで乗るのは3回目だけど、青紫の機内灯なので機内の雰囲気は高級レストラン?宇宙船みたいな感じで、いい雰囲気だし、全席パーソナルテレビと電源がついてます。そしてもちろんインターネットも使えるので(追加料金だけど)、普通にラップトップのコンピュータをつなげて、電池がなくなるのを気にせず仕事できます。

 

飲み物とかの注文もパーソナルテレビのタッチパネルでできるんですよ。

 

超お勧め。

 

といってもあちこち飛んでるわけではなくて、一部の大都市しか運行していないので、普段はどうしても普通の航空会社になってしまいますが。

 

Virginはオーストラリア行くときも乗ったけど、飛行機はきれいで新しく、機内食もまあまあで良かったです。日本からはイギリス行きだけかな??


忘れる前に・・・

2011-08-30 22:27:07 | 旅行

日本滞在の記録。

今回の日本滞在は、久しぶりに会えた友達なども多く、医療の安くて便利な日本でいつもどおり病院めぐりや人間ドックなどをこなし、買い物もして、なかなか充実した日々でした。ハイライトは夫と行った2泊3日の旅行。大変有難い事に両親が子供たちを見ていてくれるとのことで、安心して、5年ぶりに夫婦だけで旅行してきました。

ここぞとばかりに、子供がいては出来ないハードスケジュールで、見たかったものはほぼ全部見てきました。

1日目。

羽田空港から広島へ。1時間半ほどで到着後、リムジンで広島駅へ、そこから宮島に行きました。ちょうど昼ごろだったので、有名な「あなごめし」のお店に行ったら長蛇の列だったので、その隣の同じ「あなごめし」のお店でいただきました。比べようがないけど、私たちが行ったほうも美味しかったです。「特上」と普通のどっちにしますかと言われて3百円高い「特上」にしたせいでしょうか?その後、フェリーで宮島へ。ものすごい人とうろうろしている鹿の数に、驚きました。ちょうど昼過ぎで満潮が終わったばかりだったので時間的にはよかったかも。人ごみの中、厳島神社を参拝、帰りは表参道をぶらぶらして、途中で「もみじまんじゅう」を食べて、さらに「焼き牡蠣」をいただきました。美味しかった!名物が食べられてよかったです。

その後またフェリー+電車で広島まで戻りました。時間が間に合いそうだったので、広島で乗り換えて逆方向の呉まで行きました。呉に行った目的は「大和ミュージアム」。宇宙戦艦ではなくて、呉で作られて第2次世界大戦で使われた本物の戦艦の資料館、造船の町・呉の歴史、そして第2次大戦の歴史、の博物館と言ったらわかりやすいでしょうか。私は数年前の映画「男たちの大和」も見ましたし、最近昭和史にとても興味があるので、本当に興味深く拝見しました。夫が行きたがってた博物館なのに私のほうが興味しんしんで時間をかけてみていたので夫が「君もこういうのに興味をもってくれるようになったか」と大喜びでした。入場料500円で、元はばっちり取れたと思います。

夜は広島に戻り、遅くなってしまったので駅前のお好み焼き屋さんの屋台が集まっているビルに行って、お約束の「広島風お好み焼き」を食べに行きました。夫は変わりお好み焼きで「モッツアレラチーズ入り」、私は「牡蠣入り」を頼みました。お皿がなくて、焼いたものを目の前の鉄板に置いてくれます。冷房が効いてないので、暑い中、熱々のお好み焼きと生ビールで最高でした!そのあと路面電車に乗って、予約していた街中のビジネスホテルに泊まりました。ちなみにこの路面電車、一律200円でどこでも行けるのに、後払いなんです。車掌さんはいるけど。乗り逃げされないのかな?長い外国生活で私の感覚が変かもしれないけど、夫と二人で「アメリカだったらありえない」と話していました。

2日目。

朝ホテルを出て平和公園を歩きました。川沿いを原爆ドームまで歩き、そのあと平和記念館へ。以前母が「気分が悪くなって途中で出てきた」と言っていたのでよっぽどひどい展示物があるのかと思いましたが、それほどではなかったような。・・・というか、あまり見てると気分が悪くなりそうなものはさっさと流してしまいました。その後ホテルに戻って荷物を取って、バスで広島駅に戻り、新幹線で新尾道まで行きました。

新尾道からレンタカーを借りて、しまなみ街道という西瀬戸の島々を渡って対岸・四国の今治市(タオルで有名)まで行く橋を渡りました。今回の目的地は、大三島という市まで、今治までは行きませんでしたが、大三島より一つ先の伯方島まで行ってみました。「伯方の塩」で有名なところで、そこの道の駅で「伯方の塩ラーメン」が有名だとのこと。夫がこのラーメンを注文、私は今治名物(?)「焼き豚飯」とうどんのセットをいただきました。うどんも、讃岐が近いだけあって美味しい讃岐うどんに関西風のかつお出汁が美味しかったです。デザートに「伯方の塩ソフトクリーム」を夫とシェア。「塩ソフト?!」と名前だけでは消極的だった夫も、食べてみたらびっくり。シェアするのがもったいないくらい美味しかったので、二つ買えばよかったね、といいつつ二人ともダイエットが必要なので断念。

その後大三島に行き、夫が行きたかった大山祇神社に行きました。「神の島」と呼ばれる大三島は、中世から有名な武将たちが「戦いの神」として遠くから武器鎧甲冑などを奉納に来ていたということで、その宝物殿には、日本の8割の国宝・重要文化財の刀・鎧類があるとのこと。夫のビジネスの専門分野の一つですから、一度行ってみたいと前から言っていたのが今回やっと実現したわけです。行ってみたら、本当にこんなところにあってほとんど人目にさらされないのがもったいないぐらいの見事な刀(持ち主も、源頼朝、義経を始め日本人なら誰もが知っている武将の名が連なっていました)のコレクションで、本当にあそこまで行った甲斐がありました。またこの神社自体が、本当に立派な神社で、個人的に「日本有数のパワースポット」と呼ばせてもらいます。前日に行った厳島神社よりも私は荘厳で雄大なパワーを感じました。中でも樹齢2600年と言われる楠木は言葉に出来ないほど素晴らしく、見逃せません。「神の島」の呼び名に納得。

その後旅館にチェックインしました。夫もいるのでわざわざ古い廻船問屋だったという日本式家屋を使っている旅館を予約してありました。明治時代にたてられたらしく、広い玄関に、縁側を通って、中庭には立派な盆栽のコレクションがあり、その向こうの離れをお借りしました。なかなか趣があってよい建物でした。夕食前に、近くのマーレグラッチアという浴場に行きました。名前からして、スパみたいに立派なところだと期待して水着も持っていったけど、行ってみたら、地元の人が集う、公衆浴場、って感じでした。確かにお風呂は何種類かあったけど・・・ちょっとがっかり。そこならではの「塩風呂」に入ってきました。ちなみに塩風呂とは海水を沸かしたお風呂です。隣は「伯方の塩」の工場でした。工場見学が好きなので行きたかったのですが、そのときにはもう閉まっていました。

あとは旅館で食事をして(食事は地元の海鮮を使った料理と聞いていたけど、どこの旅館でも出そうなメニューでちょっとがっかり)、朝から早かったせいか私はうたた寝してそのまま寝てしまいました。翌朝、来島海峡というところで「うずしお」が見たいと思ったのですが、時間が早すぎてかなり待たないとだめだったようなので、あきらめてさっさと尾道に戻りました。レンタカーは新幹線の駅(新尾道)のところにしかないので、先に返して、バスで尾道駅まで行きました。まず駅で私は「尾道名物たこ焼き」、夫は菓子パンでおやつ。

尾道駅からは、町の中の散策コースがいくつかあり、私たちは「寺社めぐり」コースを歩き始めました。尾道は坂で有名ですがかなり急で、狭い道です。住んでる人は二度と引越しが出来なそうな、それくらい細くて狭くて車などは絶対通れない道ばかりです。お寺の数も相当あり、さすがコースになってるだけあり、どれも立派で趣のあるお寺です。個人的には、江戸時代など古いお墓や、昭和でも戦死された方でも将校などの方は星のマークがついてたり、普段あまり見かけないお墓が沢山あったのに興味を感じました。坂を歩くのは大変だったけど、お寺や古い町並みの散策はよかったです。この坂とお寺と海のコンビネーションは、なんとなく鎌倉を彷彿させました。坂の途中から見る瀬戸内海の景色も素晴らしい。実際ポスターとか映画とか、いろいろ使われてるようです。途中で、志賀直哉のコレクションをしている小さな古民家を改造したカフェでおやつ(また?)。私は冷抹茶と黒糖寒天のセット、夫は抹茶ミルクのカキ氷。窓から見る港の景色も最高でした。結論:尾道は期待以上によかった。

その後ケーブルカー乗り場まで歩いていって、千光寺公園まで上り、景色を眺めた後千光寺を参拝して、坂を歩いて降りて、町の商店街で「尾道ラーメン」を食べました。これも、ガイドブックに載っている有名店は長蛇の列であきらめ、その近くの別の店に行きましたが、十分美味しかったです。

そのあと雨がぱらつく中、海沿いの商店街を歩いて、駅に戻り、普通電車で三原まで行きました。三原から広島空港までのバスがあるのですが、時間があまったので、三原駅にある三原城跡を見て、あとは読書してました(ホントに他にすることがなかった)。そして空港まで行き、お弁当を買って、飛行機に乗り、帰りは羽田から千葉方面行きリムジンバスで帰りました。リムジンバスって値段は電車と変わらないのに、電車より倍以上早いし、確実に座れるし、これは最高でした。

 

ご覧の通り名物・美味しいものも沢山食べられたし、尾道なんて子連れでは絶対来られなかったので、本当に両親に感謝です。

 

今回旅行でいまさらながら気付いたのですが、日本は交通費が高い!電車なんてちょっと乗ると何千円。レンタカー借りたはいいけど、有料道路も、ちょっと行っただけで何千円。あっちこっち短時間でいけるのはいいけど、こういう旅行は交通費がばかにならないので、出来ることならツアーか(今回はこのようなルートでツアーが見つからなかったので断念)、外国にすんでるのでジャパンレールパス(JR乗り放題パス)を買っていくべきですね。

それと日本の国内線に乗ったのは15年ぶり?くらいかもしれませんが、日本の空港は本当に特殊で驚きました。いまや搭乗券がない。予約した後メールで受け取った予約票をセキュリティーチェックに持っていくとそこでゲート案内表がプリントされるのです。そして乗るときも予約票のスキャンだけ。あれ、IDカードもチェックしないし、液体持ってても大丈夫なのね?と、戸惑ったあと、そうか、日本に住む人にとっては電車に乗る感覚と同じなんだな・・・と納得。でもさあ、英語のアナウンスもほとんどないし、外国人の旅行者には本当に不便だなあと思いました。私世界あちこち旅していますけど、本当に日本は特殊だなあと、感心というかあきれるというか。ハイテクなんだけど、日本の中でしか通用しないよね。

それでも日本は食べ物が美味しいし、サービスもいいし(日本語がわかればね)、自然や歴史もあって、素晴らしい国だとつくづく感動しました。

私は生まれも育ちも祖父母や親戚が住んでるのも皆首都圏で、子供のころから友達が「夏休みに田舎のおばあちゃんちに行く」と言ってるのを聞いてうらやましく思ったものでした。そのせいか地方に憧れがあった割には行く機会がなく、日本の本州は、佐渡島以外は福島とより北に行った事がないし姫路城より西に行ったのは今回が初めてです。これから機会があるごとに、日本のあちこちに行ってみたいと思いました。

 


散々な1週間

2011-07-15 21:37:58 | 旅行

今週はオーストラリアに行ってきたのですが・・・散々な目に会いました。

ご存知のように月に何度も飛行機に乗って出張している私ですが、こんなに悲惨な目にあったのは・・・かなり珍しいです。

*****

まず月曜日。朝シカゴ行きの飛行機にチェックインする。フィラデルフィアからシカゴ、シカゴから香港、香港で日本から来ているスタッフ二人と落ち合って、香港からメルボルン行きの直行便に乗るはずだった。香港の乗り継ぎのときにマッサージでもしてもらって、おいしいもの食べて、あ、キャセイパシフィックの食事はどうかなあ、なんてのんきに考えていた私は完全に馬鹿でした。

だってすでに、シカゴからの飛行機が遅れているという情報が。このとき、やばいと思って荷物を預けなければよかったとすぐに後悔したのだが、思ったときには遅かった。普段は荷物は全部手荷物にしてるんだけど、今回は冬のオーストラリアなので、コートなどがあってかさばるのでめんどくさいから預けてしまったのだ。

さてシカゴ行きの飛行機に乗ろうとゲートに行ったら、フィラデルフィアからシカゴに行く便も遅れているとのこと。シカゴの天候が悪いとかで、飛行機は来てるのに、ゲートで1時間待たされ、更に飛行機に乗ってからも滑走路で30分は待つ。シカゴでの乗り継ぎがぎりぎりである。

しかし香港行きの飛行機も遅れていた。掲示板を見るとシカゴ発着の飛行機はほとんど遅れている。でも他の飛行機は新しい出発時間が書いてあるのに、香港行きだけ「飛行機の不具合」と書いてあって、時間さえ書いていない。1時間くらいの遅れなら、それでも間に合うかと思ったけど、予定出発時刻を過ぎてもまだ出発のめどが立っていないようで、カウンターにさえ誰も人がいない。

調べたら、香港からの飛行機に乗り遅れると、翌朝までメルボルン行きの飛行機はない。

あせった私は、カスタマーサービスのカウンターで、別の便に振り替えてもらえないか交渉。国際線なので、長い長いやり取りの末、香港経由ではなくサンフランシスコ経由で、オーストラリアのシドニーに入り、更にメルボルン行きに乗り換えというのに変えてもらった。これなら、香港から日本語しかできない二人をお世話すると言う目的は達成できないけれど、お客さんのところには3時間遅れくらいで行けそうだ。なので一安心。

しかしサンフランシスコでの乗り継ぎ時間が1時間しかない。全部終わってから、「本当に大丈夫なの?」と聞いたら、「この便は遅れてないから大丈夫」とのこと。シカゴ出発予定は夜7時半。なので長い1日をシカゴの空港で過ごすことになった。

外を見ると天候は晴れていて問題なさそうなのに、飛行機は相変わらず遅れまくっている。そしていやな予感的中。予定通りゲートに行ったら、「1時間遅れます」とのこと。なぬ!これでもうサンフランシスコの接続は間に合わないではないか!

どうしよう。メルボルンには2日しかいない予定なのに、これでは1日なくなってしまう。しかも日本から来ているスタッフはどうするんだ。あせって考えて、いろいろ調べたが、どこの航空会社も今からではもう間に合わない。なにしろ夜になってシカゴから出発しても遅すぎるのだ。半日シカゴで待っている前に、なんとか早い便に乗って、さっさと西海岸に移動して置けばよかったのだ、と後悔。

その間、上司がたまたま工場に行くためにシカゴに来る予定なのを知っていたので、到着の掲示板を見ていたら、ちょうど隣のゲートに到着するようなので、立っていたらやっぱり上司が出てきた。本来なら全く会わなかったはずなのに、驚く上司。事情を説明したら、とにかく別の飛行機で切符を買いなおせば、ということなので、探して探して、次にメルボルンに着くのはVオーストラリア航空という便だとわかった。なんか聞いたこともない怪しい会社だな、と思って調べたら、バージンの系列らしい。それなら大丈夫ね。

他にも、いろいろ選択肢がないか考えたのだが、とにかくサンフランシスコまで行ってみないとわからないので、サンフランシスコ行きの便に乗る。結局出発は2時間遅れ。サンフランシスコでも飛行機が遅れているということだったので、ひょっとしてシドニー行きも遅れてるかも・・・とほのかに期待してたけどやっぱり駄目だった。深夜12時に到着のサンフランシスコは、乗り継ぎを逃した人たちの長蛇の列だった。

それを尻目にとりあえず私は翌日発のVオーストラリア便をオンラインで予約。ロスアンジェルスからメルボルンまでの直行便だ。ロスアンジェルスから出発してしまえば、遅れることはないと思うので、一番安全でもある。朝5時半着予定なので、もともとの予定よりは丸1日遅れることになる。サンフランシスコの夜中は日本の夕方なので、日本に電話して、日本から出発の人たちのホテルを空港近くに変更してもらい、私が遅れることを連絡。お客さんにも電話でお詫び。

それからカスタマーサービスの列に並び、ホテルのクーポンをもらって、レンタカーを借りて、ホテルに入ったのは夜中の1時半だった。それって東海岸時間の明け方4時半だよ。ながーい1日だった。

ちなみに、私のスーツケースはシカゴに置いてけぼりになっているらしい。サンフランシスコに持ってくるのはもはや手遅れで、しかも航空会社を変えて切符を買いなおしているので、スーツケースを受け取れないので、あきらめることにした。

不幸中の幸いは、サンフランシスコ空港のあたりは以前住んでいたし、今も会社の事務所が近いので土地勘がある。なので翌朝知っているショッピングセンターに行って、洗面用具、化粧品、下着から靴下からコートまで着替え一式、買うことになった。

それを手荷物のかばんにぎゅうぎゅうに詰めて、夕方サンフランシスコを出発。UAにもらったミールクーポンもあまっていたので、出発前にうどんを1杯いただき「おーいお茶」を飲んで一服。

サンフランシスコーLA間は、バージンアメリカ航空。初めてのバージン♪一度乗ってみたかったんだよね。これも不幸中の幸い?

初めてのバージンは、飛行機乗る前からロビーもおしゃれだし、客用にラップトップが使えるステーションもある。飛行機の中は紫色のライトで、ナイトクラブみたい。各座席に映画、音楽、ゲームなどのパーソナルTVもあるし(国内線では珍しい)そこから、飲み物やスナックの注文もできる。安全の手引きのビデオさえ、なかなか凝っていて面白かった。さすが。

ロスアンジェルスに無事に着き、乗り換えも無事終了。Vオーストラリアも、バージンアメリカと同様、紫色のライトで席も広くていい感じ。食事もユナイテッドとかよりはおいしかった。隣は同じ年くらいのカップル+子供。ちょうどうちの三男と同じくらいの男の子。フレンドリーな奥さんで、旦那さんはオーストラリア人でメルボルンに里帰り、奥さんはニュージーランド人で、二人はタホでスキーのインストラクター+ホテルで働いてるそうだ。奥さんは「エアニュージーランドのほうが食事もおいしいしサービスもいい」と言っていたが、バージンは他のアメリカの航空会社よりはぜんぜんいい感じだった。

疲れていたせいか、ぐっすり眠れて、15時間の飛行時間中12時間近く眠れた。おかげで朝はすっきり目覚めた。到着前に映画さえ見る余裕があり、「ヒアアフター」を見た。これは私の好きなスピリチャルな世界がテーマなのだが、クリント・イーストウッド監督の、なかなか面白い映画だった。

ちょっと遅れて朝6時にメルボルンに到着。日本からのスタッフとも無事会えた。彼らは英語ができないながらも、昨日は半日バスで観光に行ったらしい。なんとか時間をつぶしてもらったようでよかったよかった。

レンタカーを借りて、車を飛ばしてお客さんのところへ。無事到着、時間が限られていたけど、目的は何とか終了して、夜メルボルンに戻り、食事してから日本からの二人を空港まで見送る。彼らは23時45分発の便なのだ。そのあと自分はホテルに泊まって、朝アメリカ行きの飛行機に乗った。

メルボルンではラウンジが使えたので優雅に朝食。シドニーではUAのラウンジがないが、ニュージーランド航空のラウンジが使えた。ここは食事も豪華だった。

無事にサンフランシスコに戻ってきて、現在フィラデルフィア行きの飛行機の中にいる。

スーツケースはどこへ行ったやら。まだシカゴにあると思うのだが、フィラデルフィアに戻るまで何もできないらしい。

本当に長い1週間だった。でも目的も何とか達成したし、バージン航空にも乗れたし、予定通り家には帰れそうだからよしとするか。

飛行機では、映画も何本か見ました。一番面白かった+お勧めは”The Lincoln Lawyer”  。登場人物・俳優陣が皆いい味出していたし、筋書きもどきどきしました。普段国内線では映画は見ないのですがさすがに国際線は長いので、映画も見られるし本も読めるし、悪くない。

 

こんなこともあるよね、っていう話でした。

明日は子供たちをYのキッズナイトに預けて、夫とディナーの予定。私の誕生日のお祝いです。

ちなみに本当の誕生日の日は、昼食時に、メキシコの訪問先の人たちがマリアッチの音楽を流して、ケーキを持ってお祝いしてくれました。沢山の人にお祝いしてもらって幸せを感じました。

夜はホテルの部屋ではなく、機械のトラブルでお客さんのところに戻らなくてはならず、遅くまであの熱い中で作業して、数時間だけホテルで仮眠して深夜バスで空港に行き、アメリカに帰るというこれも大変なスケジュールでしたが・・・

 

終わりよければすべてよし!のどもと過ぎれば熱さ忘れる!をいい意味で実践しているのです☆

 


オーストラリア

2011-03-08 15:41:41 | 旅行

現在私はオーストラリアのメルボルンにいます。

 

自分にとっても意外ですが、これが初めてのオーストラリアです。初めて来る国は、久しぶりなので、ちょっと緊張しています。

 

私は高校のときにニュージーランドに1年間留学していたので、オーストラリアは「身近」な国でした。ニュージーランド人にとって、オーストラリアは、一番近い外国であり、文化も言語もほとんど同じの国。誰もが、親戚や友人がオーストラリアにいるという感じでした。地図で見ても、メルボルンと私の滞在していた南島のインバーカーギルは驚くほど近いのでびっくりしました。

 

昨日の朝、こちらに到着しました。アメリカ時間の日曜の夕方に出発して、サンフランシスコに到着、ここまでで6時間半のフライト。更に、サンフランシスコから13時間半でした。サンフランシスコからは意外と近いなという印象。だってニューヨークから成田だってそれくらいの距離ですから。私の場合東海岸から来たので、その分余分ですが、数年前に行った南アフリカより近いなと思い驚きました。日本経由で往復しようかとも考えたのですが、日本まで直行便でも14時間、更にオーストラリアまで10時間、しかもメルボルン直行便が日本からないことを考えると、やっぱりアメリカから直接来てよかったと思いました。時差ぼけが心配でしたが、サンフランシスコを経ってからしばらく寝ずにがんばって、途中で寝はじめて、起きたらあと4時間というところでした。シドニー到着が8時くらいだったので、現地時間の明け方の4時に起きたということになりますが、一応一晩分の睡眠をとったのと、初めての国で緊張していたので1日眠くならずにがんばれて、夜の10時に就寝しました。でも今朝朝4時に起きてしまい、どうしてもそのあと眠れませんでしたが・・・

 

オーストラリアに来ていろいろ感じたこと。

  • 一人で来ていて、郊外のお客さんのところに行ったりしなければならないので、レンタカーを借りました。日本では長らく運転しておらず免許もとっくに失効しているくらいですから、久しぶり(15年位?)の左側通行はすっごく怖かったです。走り出して早々、高速道路に乗ろうとしたけど、右側から車が来ているのに気がつかなくてぶつかるかと思った!それ以来、かなり注意して運転しましたが、「対抗車と正面衝突」「曲がるときに右から追突」というイメージが頭から離れず緊張しました・・・おかげで時差ぼけにもかかわらず居眠り運転もしなくてよかったけど!
  • それと、回転するものが皆自分が思ってる方向と反対なのであぶないのなんの。ホテルの回転ドアとか。
  • ニュージーランドに留学してたから慣れてるはずなのにオーストラリア英語に「どきどき」。私の言ってることわかるかしら、とか、私の米語が失礼だと思われたらどうしよう?とか、いろいろ気にしてしまいました。
  • オーストラリアは、カンガルーってどこにもいるんだ、しらなかった!高速の脇で死体を2つも見たよ・・・まるでアメリカの家の周りの鹿のようだ。でも生きてるカンガルーが見たいよ!
  • やっぱり生態系が完全に違う気がする。見たことがない植物とか、変わった色・風貌の鳥とか、あちこちにいます。NYのセントラルパークの動物園にある鳥園を思い出しました。サファリパークみたいなところもあるらしいので、夫と子供たちをつれてきて見せてあげたいなあ。
  • 道の真ん中に白いふさふさのオウム?みたいな鳥が沢山いて、あちこちで轢かれて死んでたのにも驚いた。ペットショップで買ったら高そうな鳥なのに!
  • 私がニュージーランド1年滞在で10kg以上太ったときに、原因の一つが、高校でおやつに買い食いしていたミートパイなのですが、オーストラリアでもあちこちで売っています。ニュージーランドではそうだったのですが、パイの中にひき肉とかステーキとかチキンのソースが入っているパイは、おやつであり、軽食であり・・・日本人にとっての立ち食いそばとか、コンビニの肉マンみたいなもんでしょうか。懐かしくて(アメリカや日本では食べられませんからね)、昨日のお昼も今朝の朝ごはんもそれぞれ別の種類を買って食べてしまいました。美味しい~なつかしい~
  • ニュージーランドより都会だと思っていたけど、アメリカと比べるとやっぱり全然田舎だな~という実感。まず人が少ない。町を外れると、もう牧場とサバンナみたいな平野ばっかり。
  • 物価が超高い!現在1オーストラリアドルが1米ドル強。その感覚でみると、何もかもが高い。ホテルのインターネット一日27ドルとか、普通の(街中の)レストランのメニューを見るとアペタイザーで15ドルとか。以前1AUSドルが米ドルの7割とかだったときの感覚なのだろうか?それにしてもこちらの人はどうやって生活してるのだろうと不思議です。
  • オーストラリア人は環境保護に敏感なんだなあ・・・あちこちでエコのためにどうこうっていうシステムをみます。(っていうかアメリカ人が鈍感すぎるだけ?)

以上。今日はメルボルン市内に行かれるかも。そして明日は西部のパースという町まで行きます!


日本への旅行

2010-09-08 11:46:38 | 旅行
8月の中旬から下旬まで2週間、日本に行ってきました。

1年ぶりの日本。アメリカも暑いと思ったけど、日本はやっぱりもっと暑かった!
日本は電車や歩きの移動も多い、家の中も部屋別の冷房、っていうのもありますが、やっぱり湿度も高いですね。

まずは1ヵ月半ぶりに長男との再会。なんだか不思議な気分で最初は違和感ありました。長男はすっかり日本の子供になっていて、英語も忘れてしまった様子で、お父さん(今までダディーと呼んでいたのにお父さんと呼ぶようになった)に話しかけられてもうなずくばかり。まあ、これは、日本での滞在中私と夫の会話を聞いて少しずつ思い出したようで、アメリカに戻るころにはほとんど思い出して英語でも話し始めましたが。

今回はいろいろ事務的なことを成し遂げてきました。まず、アメリカにいても、私の会社の厚生年金・健康保険に入って、保険料払ってるので、ここぞとばかりに病院、歯医者に行きました。アメリカは保険に入っていても医療費高いからね~この間夫が虫歯になったときなんて600ドル以上かかったもの。

なので、まずは到着早々歯医者に行きました。たまたま、徒歩2分ほどの近所に、アメリカでも勉強して英語ができる歯医者を見つけて、夫婦で行きました。今回は二人とも虫歯はなかったけどクリーニングなどしてもらいました。

メタボの夫は日帰り人間ドックへ。結果はまだもらってないけど、その場でも医師との問診で、案の定「メタボ症候群ですね」といわれました(笑)まあ確かに腹は出てるし、体脂肪も高いけどね。でも腹部のサイズだけで決めてるけど、単純に白人の人に当てはめたらかわいそうだなとも思いましたが。

次男も皮膚科に行ったり、長男も歯医者に連れて行ってフッ素塗ってもらったり。私も市から、子宮頸がんの検査のクーポンが来てたので、それも行ってきました。

それと出産以来股関節が痛いのでカイロプラクティック+整体にも行ってみましたが、時間がなくて1回しか行かれず、結局治りませんでした。

まあこれだけでもかなり旅行の「元が取れた」気がします。

ちょうどお盆だったので父方、母方両方の祖父母のお墓参りも行かれました。

今年も両親とスパリゾートハワイアンズに行ってきました。温泉もあり、プールもあるので、子供も(大人も)楽しかったと思います。去年最初は恥ずかしがっていた夫も、どうどうと温泉に入るようになり、一人で朝昼晩と行ってました。子供たちも温泉は気に入ったようで、三男も何度か入れてきました。いわき市は港があるので、また新鮮でおいしい寿司、魚介類もいただいてきました。

それ以外にも我が家のお気に入り「さいぜりや」、ラーメン屋、私だけですが親友たちと知る人ぞ知る地元の有名イタリアンレストラン「カステッロ」にも行けたし、いろいろ食べたかったものが食べられたと思います。

でも小さい子供3人連れはやっぱり大変です!特に下の二人は手がかかるから、人に頼んで長く外出するわけにもいかず、でも連れて行くと暑い中ベビーカーにのせて歩いたり、オムツ換えたり、なんだかんだでまったくリラックスできない外出になってしまいます。結局、近くの子供が遊べる施設に連れて行って半日過ごしたり、と、結局日本じゃなくてもできそうな活動が多かった気がします。

ちょっと涼しかった日に、夫が行きたかった鎌倉に行ってみましたが、歩いて目的地に行っただけで疲れて、あまりあちこち行かずにすぐに帰ってきてしまいました。

3人の子連れというのもあるけど、やっぱり歩くのは暑いというのもあるのですけどね。ちょっと涼しい10月とかにいけるとちょうどいいのですけど、長期でいけるのは夏休みしかないですからね~

ゆっくりしたいならやっぱり子供たちはアメリカにおいてきたほうがいいのかしら・・・日本に行く機会があればできるだけ連れて行ってあげたいけど、次回仕事で春に行くとしたら、たとえたった数日の滞在でも一人で行ってゆっくりしたいかも。

長男はすっかり日本が気に入って、アメリカには帰りたくないと最後まで言っていました。ついには「ばあばの家の子になる」とまで!また行かせてあげたい気持ちと、行ってしまうとやっぱりすっごくさびしかったので、いやだなという気持ちと・・・まああと1年かんがえるとしましょう。5歳からは、少なくともコンチネンタル航空は、直行便なら付き添いがいなくても飛行機乗せてくれるみたいなので、来年は迎えも必要なさそうですが。

アメリカに帰ってきたらなんと涼しく感じることか。まだ暑い日もありますが、明け方は冷えるし、湿度も低くなって、秋の気配です。

1000 Islands

2010-06-01 05:57:25 | 旅行
この週末アメリカはMemorial Dayで連休でしたが、我が家はカナダ国境のサウザンドアイランド地方に行ってきました!

長男の幼稚園が金曜日休みだったので、4連休でゆっくり行きたいところでしたが、土曜日は補習校があり、週に一度の補習校はなるべく休みたくないので、土曜まで待って、補習校が終わってから出発しました。

そもそも行くことになったきっかけは私の仕事。カナダの重要なお客さんが、そこで営業会議をするのに、招待されたのです。調べてみたら、カナダと言えどもアメリカ国境に近く、飛行機では不便だけれども車なら7時間ほどで行かれる場所です。まだ授乳している三男がいるので独りでは行かれないし、ちょうど連休だし、夏に訪問するのに最適なリゾート地のようなので、家族を連れて行くことにしました。

長距離のドライブの割には2泊と短い、そして小さい子供3人連れなので、あまり期待はしていませんでしたが・・・

結果的には思った以上に楽しめて、行ってよかったと思いました!

1日目土曜日・・・補習校の後、いつものように車の中でお弁当を食べながら、でも家とは逆方向に出発。子供たちがアクティブな昼間、一気に7時間ドライブは無理なので、途中で子供が楽しめそうな場所を、行く途中のルートで前もって調べておきました。といっても、結構田舎を走っていくので、動物園がいくつかあるくらいでしたが。

昼食後次男が長~く昼寝してくれたので、粘って粘って3時過ぎまでドライブしたら、ニューヨーク州のBinghamtonという町までいけました。そこに動物園があるというので、行ってみると、動物園は4時で閉園?とのサインが。でも、その横に、動物園よりよさそうな場所を発見!Discovery Centerと書いてあります。アメリカのあちこちにあるChildren's Museumの一種のようですが、外にもかなり広いプレイエリアがあり、それは無料!子供たちはこれだけで十分楽しめました。




うれしい誤算でした。ここで1時間半くらい休みました。

その後もう少しがんばって先に進み、ニューヨーク州シラキュースの郊外で夕食。そして、その晩はWatertownという、Thousand Island地方の基点となる町のホテルに泊まりました。

2日目日曜日。
行く前は何があるのかよくわからなかったけど、水に囲まれたエリアなので遊覧船には乗りたいな、程度に思っていました。ホテルで観光用のマップをもらって調べたら、やっぱりあるようです。でも就航は10時以降だったので、日曜日朝早く起きた私たちは、Watertownの近くから観光することにしました。

まずは、歴史好きの夫が地図を見て行きたがっていたSachets Harborという村。泊まっていたホテルから10分ほどのところです。1812年の英国との戦争で重要だった港町だそうです。とても小さな町ですが、一応古戦場があって、きれいなハーバーがあります。釣りをしている人がいて、長男も釣りをしたいと騒いでいたら、親切なそのおじさんは、長男に教えながらルアーを持たせてくれました。そして釣れたのです!!長男は大喜び!

本当に親切なおじさんでした。
その後古戦場の散歩道を少し散策しました。

Watertownから高速道路でまっすぐ北上すると、40分ほどでカナダ国境ですが、代わりに、大回りして湖に沿ってある村々を通って、気が向いたら止まったりして、遊覧船がたくさん出ているAlexandria Bayという町まで向かうことにしました。

途中にあった灯台。


ちょうど昼前にAlexandria Bayにつくと、遊覧船乗り場は長蛇の列!ニューヨーク市のほうからもツアーバスが出ているらしく、ものすごい人でした。午後一番出発のチケットだけ買って、町のピザ屋で昼食。

乗った遊覧船はこんな感じ。

何種類かツアーがありましたが、私たちはこの後カナダ側に車で行かなければならかなったし、子供たちも飽きてしまうと困るので、一番短い1時間のツアーにしました。

サウザンアイランドとはその名のとおり、無数の島があるからつけられた名前です。実際にはアメリカ側、カナダ側合わせて1800ちょっとの数があるらしいです。五大湖のひとつ、オンタリオ湖から東に、アメリカのニューヨーク州北部からカナダのオンタリオ州~ケベック州に掛けて広がっているエリアです。あのドレッシングもここから名づけられたとか?

夏はキャンプや釣りなどが盛んなリゾート地ですが、たぶん冬は寒さが厳しくて雪に閉ざされた地域だと思います。

無数の島には、大体家が建っています。ひとつの島にひとつの家って感じ。自分だけの島に住むって言うのは素敵ですが、家をでるだけでボートが必要だし、何かとお金がかかりそうですよね。ほんとにお金持ちばっかり住んでるらしいです。

その中の一人、あの有名なニューヨークのホテル、ウォルドーフ=アストリアなどの高級ホテルのオーナーだったジョージ・ボルトさんが、愛する奥さんのために建てたBoldt Castleというのが、このエリアの観光地の目玉の一つです。上の写真の背後にあるのがその城。城という名にふさわしく、120もの寝室、55の暖炉、などがある豪邸なのですが、完成間際に奥さんが急死してしまい、ボルト氏は悲しみのあまりその城の完成を見ずに工事を中止、2度と足を踏み入れることはなかったばかりか、彼の一族も彼の意思を尊重して、誰も行かなかったので、城は73年間の間放置されていたそうですが、州が観光地として買い取って、補修して、観光客に公開しているのです。今も完全には工事が終了していないのですが、それもまた哀愁があります。工事が完成している場所は本当に豪華絢爛です。金持ちはやることが違います。

これはこの島の船着場。カナダからの遊覧船も来るので、なんとイミグレーションもあるのです。


ツアーの後は、車に戻って、国境をわたってカナダに入りました。

泊まった町は、国境近くのGananoque(ガナノクエ)という村。夕食は、町のチェコ料理店に挑戦。本物のチェコ人の夫婦が本格的なチェコ料理を出してくれるお店です。そこで子供たちはなぜか大騒ぎして、飲み物をこぼしたり、と、いろいろやらかしてくれたので、夫も私も本当に疲れました。ホテルに帰って、夫と上の子たちはプールで少し遊び、その日は終わりました。

3日目月曜日。アメリカは祝日だけど、カナダは平日。招待されている営業会議の日ですが、開始は午後だったので、午前中は村の中心地の公園で子供たちを遊ばせました。小さな町なのでかなり手持ち無沙汰でしたが、そこでも親切なおじさんが犬を触らせてくれたり、世間話を始めたりして、時間がすこしつぶれました。この地域の人たちは本当に気さくで親切でした。夫はそれもあってすっかり気に入り、「カナダに移住もいいな」などという始末でした。

お昼は中華。カナダは香港系の移民が多いので、バンクーバーに行ったときも超美味な中華料理をいただいたので期待していたけど、ここはカナダ人向けの普通のいんちき中華でがっかり。

早めのランチを終えて、私はミーティングのあるホテルに、夫と子供たちはさらに水辺の散策に行きました。

ミーティングは1時間半程度で終わり、自分ではプレゼンもまあまあうまくいったと思うので、満足です。そして、アメリカ国境に向かいました。

帰る前に、国境付近のお土産屋さんで買い物。夫は子供のころ、釣りをしに家族で何度かカナダに連れて行ってもらったことがあり、そのときにお土産で買っていたメープルシロップのキャンディーの味が忘れられないというので探してみたら、ありました。それを買って、夫は懐かしい味に大喜び。確かにおいしかったです。

そのあと私のリクエストで、この一帯が見渡せるという展望台に上りました。高いところが好きなもんで。へへ。高速エレベーター40秒で、展望台の上に行かれます。そして天気も良かったので、絶景が見られましたよ!

カナダ側。


アメリカ側。右下は国境のイミグレーションです。


・・・というわけで、短い滞在だったけど、この地域をそれなりに楽しみました。今度時間があったら、水辺のキャビンに滞在して、釣りとか、カヌーとか、水辺で単に読書とか、のんびりすごしてみたいような場所です。

国境も、行きのカナダ入国は結構混んでたけど帰りはすぐに終わって、家に向かって走り出しました。途中で夕食とガソリンで休みましたが、あとは一気に。帰りは夫が運転してくれたので助かった・・・夜になったので子供たちは後半寝てたし、私も寝てたし、楽でした。家に着いたのは11時過ぎで、子供たちはそのまま布団に移動して寝て。さすがに今朝は私は起きるのがつらかったけど子供たちは結構普通に起きてました。

余談ですが、島国日本で生まれ育った私にとって、あるポイントを過ぎると別の国というのはいまだに慣れない感覚です。この線からこっちはこの国で、こっちは別の国、なんて。カナダと米国は良く似てますけど、やっぱり違うところもあって、面白いです。特に食べ物!カナダ出身のお友達Joも前に言っていましたが、なぜカナダのほうがおいしい食べ物が多いのでしょうね?!同じメーカーでも、カナダにはあってアメリカにない商品があるのは何故?今回も売店で買ったネスレのチョコレートが美味しかった・・・アメリカでは見ない商品ですが。カナダ、冬は厳しい場所が多い国ですが、結構気に入ってます。

New York!!!

2010-05-21 10:09:44 | 旅行
あ~ものすごく忙しい2週間でした。


仕事であちこちにでかけたのが大変な理由。まだフルタイム復帰をしていないとはいえ、必要なときは車でいける近場で、赤ちゃん連れでもいけそうなら、出張に行くのですが、行くとフルタイムで働いてるのと同じ時間を使うので、乳児一人と幼児二人の世話が加わると、超多忙になるのです。


・・・でその話は置いておいて、ちょっと楽しみにしていたニューヨークに行ってきました。三男の日本のパスポート、3月に申請してすぐに出来上がっていたのですが、ついでに家族で遊びに行きたかったので、平日長男の幼稚園が休みの日を待っていたら、5月になってしまいました。


ニューヨークはやっぱり素敵



日曜日の朝家を出て、昼はニュージャージーのミツワの裏の松島という日本レストランで食べて、それからフェリーに乗ってマンハッタンに向かいました。


子供たちはフェリーに大喜び。


短い時間ですが、ハドソン川の上からニューヨークが見渡せて、晴れていると最高です。でも片道8ドル50セントもした!!こんなに高かったっけ?私が住んでいた10年近く前は確か3,4ドルでしたが??


しかし、この日馬鹿母は、次男に靴をはかせるのを忘れたままきてしまったのです!次男を車に乗せるときに、逃げ回るので、抱きかかえて一気にカーシートのベルトをしました。そして靴はどうせ車の中でいつも脱いじゃうから別に持っていこう、と思っていて忘れてしまったのです。


他のお母さんも同じだと思いたいけど、(うるさい)子供が(3人も)いると、「あれをしとこう」「あれを持っていこう」と思っていても、途中でいつも邪魔とか妨害が入って、気がつくと忘れていることが多々あります。よね??忘れないように、リストを作ったり、子供が寝ている前の日の夜とかに準備をして、努力はしてるのですが・・・急遽のプランや思いつきは、やろうと思ってから邪魔されることが多く、忘れることがしばしばあります。


話はそれましたが、靴を忘れたことに気がついたのはまだ自宅を出発して30分くらいだったので、勝手のわかる地元で買っておこうと思って店を回ったら、まだ早すぎてお店がしまっていたのです。(アメリカで日曜日は11時とか12時まで開店しない店が多い)


でもニュージャージーに着いたら、今度はお店自体がしまっている店が多いのです!これも、日曜日だから。


で、仕方なく、次男をベビーカーに入れて、ニューヨークで子供靴の店を探してみたけど、高級子供服の店がついでに売ってるようなのしか見つからない。市内にはターゲットとかウォルマートがそこらじゅうにあるわけじゃないもんね・・・・


で次男は靴なしですごしました。まあどうせちょろちょろするからベビーカーに入れてるから、いいんだけど・・・ちょっとへこみました。


ところでベビーカーですが、この間、私一人で3人を連れているときに、ちょっとショックなことがあって、これはもうだめだと年貢を納めて、最近ダブルのベビーカーを買いました。次男は長くてもあと1年くらいでベビーカー卒業だから、高価なものを買うのは迷ったのですが、思い切って買ってみたら超便利!前と後ろになっていて、前に次男、後ろに三男を乗せています。次男の座るところには、カップホルダーとトレイがついていて、飲み物やおやつを食べさせたりできるので便利だし、乗り心地もよさそうで、次男も結構気に入っている様子。三男も平らに寝かせていたら嫌がっていたのですが、首が据わったので起き上がらせて座らせたら景色が見えるから結構おとなしくきょろきょろして座っています。買ってよかった~使用済みのやつを安く買いたかったけど、なかなかなくて、E-bayなどを見ても結構高いので、結局ディスカウントの店で新品を買ったけど、この調子なら使い終わったら逆にE-bayで売れそうです。


と話はまたまたそれましたが、日曜の午後からのマンハッタン、しかも子連れなので、あちこちは行かれず、結局セントラルパークをお散歩しました。そして、初めてセントラルパーク動物園に行ってみたのですが、これがなかなか良かった!


結構小さい動物園ですが、「見せる・魅せる」工夫がされていて、感心しました。私のお気に入りは、Rain Forestエリアです。建物の中を入るとそこは熱帯雨林。蒸し暑いですが、色とりどりのきれいな熱帯の鳥とかが、飛び回っているのです。そう、建物そのまま熱帯雨林の環境になっていて、客はその中を歩けるようになっているのです。ペンギンのいるところも、たくさんのペンギンが泳いだりしているのが間近で見られたし。この動物園は映画「マダガスカル」の舞台になったようですね。子供のいる人もいない人もお勧めです!


同じ入場券で入れる、子供用の併設動物園も行ってみたのですが、あまりゆっくり見ないうちに時間切れ(閉園時間)になってしまいました。今度はもう少しゆっくり見たいなあ・・・


夕食は、子供3人に気をつかってレストランに入るのも面倒だったので、セントラルパーク内で見つけたベーカリーでテイクアウトして、芝生でいただきました。このベーカリー、ベルギーが本店で、私もベルギー在住時に行ったことがあります。


夕食後のほっと一息・・・最近日が長いので、パークにはまだたくさん人がいました。


そして三男


次男


長男



その日はミツワの近くのホテルに泊まり、また翌日日本領事館に行きました。パスポートは受け取るだけなので結構あっさり終わってしまいました。


それにしても・・・小さい子供が3人もいるとちょっと移動するのにもものすごい体力を使います。行く場所や食べる場所も限られてしまうし・・・もう少し子供たちが大きくなったらもう少し楽しめるのかな。今回はなんだか疲れてしまいました。

一生行かなかったかもしれないところに行って来ました

2009-10-14 10:16:16 | 旅行
ブログに書きたいことはたくさんあり写真も撮ってるのですが、なかなかアップロードできません。仕事が多忙で、妊婦の身でもあり、必要なこと以外は無理しないようにしているせいもありますが、一番の問題は、写真をコンピューターに取り込むのがめんどくさいということです。

このリコーのカメラ、数年前秋葉原で店員に勧められて買ったけど失敗したわ。コンピューターに接続するのにすごい時間がかかるのです(数分)。シャッタースピードがなるべく速いのがいいとアドバイスを仰いだのに、特に早くもない。きっと裏で販売奨励金とかもらってたに違いない、あの店員。

というわけで、今日やっといろいろアップロードしたのでこれから少しずつ更新します。

まずは、もう1ヶ月以上も前になりますが、かの有名な、しかし一生行かなかったかもしれないある観光地に行って来ました。

マウント・ラシュモアという場所です。

とても有名な場所で、アメリカ人の誰もが知っています。日本でも見たことある人は結構いるかもしれません。山(崖?)の上に、アメリカの有名な大統領4人が彫ってある、あの場所です。大統領というモチーフなので、きっとワシントンDCとかにあるんだろう、いつか行って見たいなと思っていたら、なんとサウスダコタの山奥だというので、行って見たいけど一生行く機会はないだろう、と思っていたら、たまたま9月上旬シカゴの出張の後、サウスダコタに行く機会があり、しかもサウスダコタにいる最中に時間が空いたので行ってしまったのです。

その証拠写真がこれです。

そもそもきっと行かないと思っていたサウスダコタに行ったのは、仕事の顧客であるある業界のコンベンションがあったからです。そのコンベンションというのも、小さい業界なので、日本の「なんたら組合」の「温泉旅行」みたいな雰囲気でしたので、開催地もこのような「観光地」なのです。Deadwoodという、もともとはゴールドラッシュで栄えた町に泊まりました。

写真を撮り忘れてしまい、インターネットでもいい写真が見つからないので残念ですが、その名の通り、町の周りが「はげ山」ならぬ「葉っぱのない木がたくさん生えてる山」に囲まれてるのです。ちょっと奇妙な風景です。ダウンタウンは、多分復元が多いと思いますが、西部劇に出てくるような、ディズニーランドの「ウエスタンランド」みたいな町並みで、いかにも「観光地」という感じ。町は大通りひとつしかなく、その通りに小さなカジノがあるホテルが数軒あり、年寄りが大勢いる(アメリカのカジノは年金生活の老人が多い)という、それもなんとも奇妙な雰囲気の町です。

さてMt. Rushmoreはそこから車で1時間弱の国立公園内にあります。そしてテレビや写真などで見るとおり大きいです。第2次世界大戦直前に数年掛けて作られたのです。なんでも、遠い未来に、別の文明がこれを発見したときにわかるようにと、作った理由とか内容とかを説明した文章を、この裏の部屋に保存してあるそうです。つまりピラミッドみたいなもんですね。

この周りは散歩コースもあり、各大統領(ワシントン、リンカーン、ジェファーソン、T.ローズベルト)の生い立ちなどの説明もあり、しばらく楽しめるようになっています。

いずれにせよ普通暇とお金がないとわざわざ来ないところなので、たまたま来られてラッキーでした。ちなみに一緒に行ったのは、去年散々悩まされ苦しめられた一件に関わる元従業員だったのですが、久しぶりに彼に会って話をして、自分の中に多少残っていたわだかまりが解けた気がします。

日本にて

2009-09-22 05:56:14 | 旅行
短い滞在中、雑用も済ませ、遊びにも行かれました。

私のパスポートは10年ぶりの更新!申請から受け取りまで、日数がぎりぎりでしたが、無事終了。歴史的な選挙にも行ったし(去年から住民票が入ったままだったので地元で済みました♪)、お決まりですが美容院に行きました。

週末は福島県のスパリゾートハワイアンです。昔からCMとかでみてたけど、行ったのは初めて!ついたとたん、プール目当ての一般客ですごく混んでいるロビーから、暑くて人がうじゃうじゃいるウォーターパークの周りを歩かされて、しかもお昼時でレストランはどこも混んでいて落ち着くところがなく、「選択を間違えたか?」と不安になりましたが、宿泊の部屋は広く、お風呂も充実していたし、食事もまあまあ美味しかったので、満足です。

水着で入れる温水プールは、夜になると一般客がいなくなるので、空いてて満喫できたし、館内のスパにも行かせてもらいました♪

オムツ姿で部屋の電話をいたずらするカブ↓


近くのアクアマリン福島という水族館にも行きました。家族写真が多いので公開できるのはろくなのがないですが、こうもりの特別展で撮影したこぐまです。


それと小名浜港で食べたシーフードが美味しかったです。知らずにいったら実はテレビなどで有名な地元の食堂らしい「市場食堂」。魚市場の2階にあるのですが、帰るころは長蛇の列。海鮮丼は美味しかったです。それと、名前は忘れましたが隣の海鮮物やおみやげ物屋さんがある建物で、これも新鮮なネタの回転寿司、魚屋さんの店先で生の蛎もいただきました。ホテルのパッケージで、この建物の中にあるレストランでの夕食の日もあったし、で、はっきり言ってしばらくは、魚食べなくてもいい!と思うくらいたくさん海鮮をいただきました。

ホテルのパッケージの夕食では悪夢が・・・・到着すぐに、カブがウンチをしていることに気がついたのに、オムツを忘れてきていたのです。恥を忍んで、他の赤ちゃん連れの人にオムツくれませんかと聞いたのですが、「うちも1枚しかない」と断られ・・・しかも食事中カブはちょろちょろと落ち着かず、母や夫と交代でレストランの外で遊ばせたり・・・その間私の頭はオムツ、ウンチ、どうしよう!ということばかり。ゆっくり食事もできませんでした。結局食後に、帰る直前だからいいやと思い、トイレでウンチオムツを取り、洗面所でお尻を洗って、ペーパータオルで拭いて、念のため私がたまたま持っていた生理用ナプキンを充てて(笑)ホテルに帰りました。今となっては笑えるようなでも笑えない話です。深~く反省しました。

さて週末が終わると、地元の友達と近くの子供を遊ばせる施設に行ってくつろいだり、近くなので思い切ってディズニーランドにも行って来ました。


それと、新聞の広告で見ていて行きたかった恐竜博。アメリカのサウスダコタで発見された世界唯一の恐竜のミイラがあると聞いて興味を持ちました。これも千葉の幕張だったのでパスポートを取りに行った帰りに一家で・・・ふーん、これがミイラなの?って感じもありましたが、本物の化石とかもたくさんあって見ごたえがありましたよ。入場料も高かったけど。今週末まで幕張メッセでやってます。恐竜って、子供の頃は、作り話だと思ってました。地球上に、こんな生物が居たなんて、未だに想像着きません。

こんななか、こぐまは3日間、地元の保育園で預かってもらいました。普段アメリカに住んでいるとはばれないくらい日本の子供たちに溶け込んでました。子供たちにはもう少し日本で過ごす機会を与えてあげたいけど、今のところ1ヶ月とか長期で変えるのは無理そうなので、少しでもこのようなチャンスがあればいろいろ体験させたいです。