ウサチーロのとりあえず日記 Part 2

日々の記録および3人兄弟の成長日記。

今回の出産メモ(1)

2008-05-31 16:23:34 | 妊娠・出産
このブログを読んでいただいている方の中には、私の経験を参考にしてくれている人もいらっしゃるようですので、今回の出産体験を少しメモしておこうと思います。ちょっとパーソナルなこともありますが、今回は情報があまりない中で貴重な経験もさせてもらったので、知らない人でも困っている人が、ウエブで検索して見つけてくださると幸いです。

今回妊娠したときから、おそらく女の子だろうと思い込んでいたのもあって、迷わず日本で出産してみたいと思っていたのですが、男の子だと判明してからは悩んでことがありました。夫は典型的なアメリカ人(?)で、自分もやってるし自分の子供にももちろん「割礼」をしたいと言っていました。夫は宗教深いわけではないのですが、やっぱりキリスト教の影響と、ユダヤ教に改心した母親の影響があって、割礼はしなければいけない、とかなり強く思っていたようです。日本では割礼は一般的ではない、そして割礼は、新生児のうちにやるべきなので、日本での出産は無理だなあと思いました。

話は少しそれますが、第一子を普通の大病院で出産しました。それで後悔もないし、いやな思いをしたわけでもないのですが、モニターに囲まれて、「医療処置」の一環として出産させられた、という感じもあったので、今回はもう少し自然な出産がいいなと考えていました。また、自然な出産・育児の一環として、「母乳・母子同室・立会い出産」を勧めているところがいいと決めていました。

そこで、昨年10月に日本に来たとき、それらのキーワードで探したら、丁度実家の隣の市にこの3つを満たしている助産院があったので、そこに行って見ました。別に産婦人科でも良かったのですが、実家の周りでこの条件を満たしているところはこの助産院しかありませんでした。

ちなみに、日本の病院では、1日目は母体を休めるために赤ちゃんを新生児室に連れて行ってしまうところが多いようですが、私は一人目の子のときに、一緒にいないと不安だったのと、母乳育児を成功させるためには、最初から赤ちゃんと一緒に過ごしたほうがいいと実感していたので、別室に強制的にされるのはどうしてもいやでした。ちなみにアメリカの病院では、別室でも同室でも、自分で選べます。疲れたら好きなときに新生児室に連れて行って面倒を見てもらうこともできるし、私のように赤ちゃんと一緒にいたい人は、自分の部屋でずっと一緒にいてもいいのです。

それと、立会いはアメリカでは当然ですが、日本ではまだまだ少ないようです。夫は最初の時は立会いは怖い(?)のか嫌みたいな話をしていましたが、結局立ち会うと決めて、立ち会って、とても感動したようです。立ち会うと、やっぱり父親としての実感もわくようです。なので、日本で出産する場合も、夫には立会いをしてもらいたいと思っていました。

自宅で助産師さんに来てもらって出産する人もいるようですが、私は出産という非日常的なことと、あまり日常生活と一緒にしてしまうのは遠慮したかったので、やっぱり分娩・入院は病院なり助産院なりでしたいと思いました。

さて、アメリカで男の子ということが判明してから、かの助産院に、割礼をしてくれる病院が近くにないかと問い合わせたのですが、返答なし。これで、やっぱり日本での出産はやめたほうがいいなと思い、アメリカにいることにしました。アメリカでは今回も、大病院付属の産婦人科に通っていたのですが、アメリカの家の近くにも助産院があることを発見して、そこで出産してもいいなと考えていました。助産院は、どこでも、概ね私の理想の出産・育児を推進しているようでしたので、アメリカでもいいかなと思っていました。

でも、そんな時3月に会社で十数年に一度の一大イベントがあり、出張で日本に来ないかといわれまして、この時期にどうせ日本に帰るならやっぱり日本でも出産してみたかったから、割礼のことは何とかしてみようと思ってもう一度調べなおしたところ、東京では間違いなくやってくれる病院があるようでした。生まれてからどうせアメリカ大使館に出生届出しに東京に行かなければならないし、それならついでに東京の病院で割礼だけやってもらってもなんとかなるのではないか、と思いました。決めた病院に電話して聞くと、別の病院で出産しても、ちゃんとやってもらえるようなので、やっぱり日本で出産することにしました。

つづく・・・

生まれました

2008-05-17 17:20:13 | カブちゃん 0歳
やっと生まれました。5月10日の午前2時15分、4204グラムのビッグなベイビーです。なんだかんだ言って予定日どおりに生まれてきました。彼はこの日を待っていたのでしょう。

4kg以上もある赤ちゃんが自分の腹から出てくるとは、驚きと同時に納得。ほんとにお腹がずっと重くて大変だったんですもの。でもその割りには、出産直前まで活動的に動いてたと思います。さらに、胎盤の重さも普通は500グラムくらいの所、828グラムもありました。出産だけで5kgは身体が一気に軽くなったわけです。

金曜日の夜、こぐまを寝かせ付けて自分も寝ようとしたら、お腹が痛くて眠れない自分に気がつきました。でも陣痛かどうかの確信がなくて、時間を計ったりしながら気がついたらかなーり痛くなっていたのが始まりです。とにかく、いろいろやってる間に、産院に着いたのが朝の1時半でしたので、スピード出産でした。

生まれてきたカブちゃんは、今日で1週間になりましたが、おっぱいを良く飲んで、よく眠る、かなり楽な子です。すでに大きいせいか、身体に安定感があり、扱いもしやすいです。

こぐまは寒い時に生まれたので、鼻が詰まったりして大変だったけど、今の季節は湿度も温度も適度で、赤ちゃんを育てやすいと思いました。母乳もこぐまのときは最初苦労したけど、そのおかげで今回は余裕で良く出るようになり、カブ君も飲むのが上手なので今の所順調です。

こぐまといえば、カブちゃんのことをペットのように思っているようで、散歩中に見かける犬ネコと同様に「いいこいいこ」したり(したがったり)顔を近づけてエスキモーキスしたりしています。今は差が大きいけど、将来は仲の良い兄弟になってくれるといいな。

こぐまの誕生時と比べるとやっぱり似ていますが、カブちゃんの方がパパ似で、いわゆる「外人風」の顔をしている気がします。私にとってはどちらも可愛い息子達です。将来はPaula Deanのように、自慢の息子達とおいしいもの食べたりしたいです。

この2週間

2008-05-09 09:50:31 | 妊娠・出産
首をながーーーくして待っているのですが、実はまだ出てきていません、頑固な赤ちゃんです。

最初から大きい大きいと言われていて、それならこぐまと同様早めに出てくるだろうと勝手に思い込んでいたし、産院からも早く生みましょうと言われていたので、そのつもりでいましたが、結局そうなりませんでした。

本来の予定日は今週末です。だから別にあせることもないのですが、現時点で、その兆候も雰囲気もないのです。お腹が前より少し張るようになって来たかな、という程度。

昨日の検診の後、お昼を食べに、夫と産院近くのゆるい坂を歩いていたときにはお腹が張って張って、このまま産院に逆戻りできるかも?!と淡い期待を抱きましたが、目的のラーメン屋に到着後席に着いたらなおってしまい、それきりです。

今回の検診では、前回と子宮口の開きも変わらずで、まだだねと言われてしまいました。一方、また赤ちゃんが育ったようで、頭もさらに大きくなったようです。自然分娩で出てこれるのでしょうか・・・私は今回は助産院で、なるべく自然な出産を希望しているのですが、このままでは帝王切開とかになりかねません。母ゆずりの(?)ケロイド体質の私は、体に傷が付くと跡が膨らんで、消えなくなってしまうので、切るのは極力避けたいのですが・・・。自慢の体力で、頑張って踏ん張るしかないでしょう。

ちなみに、今週前半は、こぐまが急病になり、その世話と心配で、出産のことを半分忘れていました。ゴールデンウィークの最終日に、突然嘔吐を繰り返したので、休日ながら緊急病院に連れて行ったのですが、ウイルス性の胃腸炎とのこと。その後38度の熱が出て2日くらい元気がなかったですが、今は元気になりました。こぐまは生まれてこのかた健康で、こんな高熱も、吐いたこともなかったし、こんなにぐったりしたこぐまを見たのも初めてだったので少し戸惑いましたが、今はほとんど治ってきて一安心です。

だからもういつ出てきてもいいんだけどなあ・・・生まれるまでに残されたあと1日でも2日でも赤ちゃんフリーの時間を、できるだけ楽しんで過ごしたいと思っていますが、大きなお腹を抱えて体も楽ではないし、まだかまだかと心配しながらなので中途半端な毎日です。