ウリパパの日記

自由気ままに・・・

紅葉の大菩薩嶺をハイキング(1) 2012.11.02

2012-11-02 19:35:47 | 山登り
10月後半から朝晩を中心に冷え込みが強まってきました。今朝の八王子は最低気温は4.9℃と今年初めて5℃を割り込み、山間部では初霜が降りたかもしれません。今日は会社が休業日で、子供達や奥さんは学校や仕事に出かけているため夕方までフリータイムです。今年はまだ紅葉を見ていないので、乾徳山や三つ峠に行こうかと思っていたのですが、奥さんは昨日(休暇)の仕事を挽回するため帰宅が夜遅くなるらしく、息子の夕食の準備のために15時頃までに戻る必要があります。どこへ行こうか悩んだ結果、手軽に登れる百名山として知られている大菩薩嶺をハイキングすることに昨夜決定しました。

7:04の高尾発の普通列車に乗り、甲斐大和の到着は8時すぎ。朝一番の上日川峠行きバス(8:10発)に滑り込みで間に合います。平日にもかかわらずマイクロバス(紅葉シーズンの臨時バス)はすでにほぼ満席。同じ列車で降りたハイキング客は補助席を使って何とか全員乗り込むことができました。乗り切れない場合は1時間後のバスを待たなくてはならず、もっとお客さんが多かったらと思うとぞっとします。

甲斐大和駅から林道を登ること40分で上日川峠に到着します。紅葉の盛りは標高1200m~1500mで、標高1580mの上日川峠まで来るとかなり落葉が進んでいます。霜柱がたっているので気温は0℃位でしょうか。もう初冬の雰囲気です。

昔、大菩薩に来たのは学生の頃で、車でここまで登ってきた記憶があります。あれから30年以上も経っています。


ロッジ長兵衛から登山開始です。目指す大菩薩嶺の標高は2057mなので標高差500m。大菩薩峠経由の登山路を選択すると急な登りもないため、登山というよりはハイキングです。


福ちゃん荘までは緩やかな登りが続きます。モミジやカエデの紅葉も所々で残っています。


マユミの赤い実です。この時期、小鳥達の貴重な食料になっているようです。


15分ほどで標高1720mの福ちゃん荘に到着。正面に明るい尾根道が見えてきました。ここから大菩薩嶺に直接登るルートと大菩薩峠経由で尾根道を登るルートに分かれますが、紅葉をもう少し楽しみたいので尾根道ルートを選択します。


しばらく林道を歩くと朽ち果てた富士見山荘が右手に見え、このあたりから富士山を望めるようになります。標高が上がるにつれて唐松の紅葉が青空に映えるようになります。


福ちゃん荘から25分で標高1900mの大菩薩峠に到着。ここから明るいササ原の尾根道が続きます。風が冷たい。霜柱が全く溶けていないので気温は氷点下でしょう。


雷岩の手前から登ってきた尾根道を振り返りました。正面は丹沢の山並みです。尾根道はぬかるみがあるので、転ばないように注意が必要です。


雷岩から富士山と甲府盆地を見渡します。正面の湖は大菩薩湖(上日川ダム)です。唐松林が黄金色に輝いています。


甲府盆地の向こうには、南アルプスの山並み。聖岳、赤石岳、悪沢岳、塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳と大パノラマ。大菩薩峠付近からは八ヶ岳、金峰山まで見渡せます。詳しくは別記事で取り上げます。


雷岩から目指す大菩薩嶺までは薄暗い針葉樹林帯を5分ほど歩きます。山頂は木々に覆われ眺望がききません。標柱と3等三角点がぽつんとあるだけです。標柱をよく見ると山梨百名山と書かれています。日本百名山なのに・・・

帰りは福ちゃん荘に直接下ろうかとも思いましたが、絶好の好天なので再び大パノラマを楽しむため、来た道を戻ることにしました。

西に南アルプス、東に奥多摩の山並み、東京スカイツリーまでかすかに見えました。のんびり眺望と紅葉を楽しみロッジ長兵衛に戻ってきたのは12時前。ここで気になっていたキノコ汁を注文し、持参したおにぎりのおかずとしました。


バスの発車(13時)まで時間があるため、近くの遊歩道を15分ほど歩き、辿りついた先に素晴らしい眺望が待っていました。唐松林と大菩薩湖、その先に富士山の姿。かなり下ってきた印象ですが、その分、富士山が大きく見えています。


最後に大菩薩嶺の案内図を紹介しておきます。


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