図はクリス、マクマナス「非対象の起源」から。
AとBを比べた場合ほとんどの人がBを好むというのですが、どうなのでしょうか。
答えたのはイギリスの学生たちのようですから、学生以外とか他の国の人がどう感じるかは分かりません。
しかし一応Bのほうが好まれるということにして、次にAとCを比べたらどうでしょう。
その結果は分からないのですが、BとCとでは見た感じがだいぶ違うので、Aのほうが好ましいと感じる人が多いのではないでしょうか。
じつは、この三枚の写真はもとがAで、Bは顔の右半分をコピーして左半分と交換して左右対称に作ったものです。
同じようにCは左半分を基にして作った左右対称の顔です。
一般的に左右対称の顔のほうが魅力的で好まれるということが言われているので、そのことを確かめようとしてBのような合成写真を作って実験したようです。
ところが、顔の半分を取って左右対称顔をつくるのであれば、2種類の合成顔が出来るはずなのですが、なぜか1種類だったのでもう一つを作ってみたのがCです。
顔の表情というのは左半分が右脳に支配され、右半分が左脳に支配されるといいます。
左右どちらが表情豊かで情緒的に好まれるかというと、右脳に支配されている左側のほうだといわれているので、Bのほうが好まれるというのは妥当だともいえます。
つまり左右対称が原因というよりも好ましいほうの半分だけで合成したから好まれたのだともいえるのです。
左右対称が好もしさの原因だというのであれば、CのほうがAより好ましいということになるはずですが、おそらくそうはならないでしょう。
もともと動物にせよ人間の顔にせよ、基本的には左右対称に出来ているので、著しく非対称になっていれば不自然で魅力がないのは当然です(動物などの場合人間が見たら左右対称でないも固体を見つけるのが困難です)。
右と左が少し違っていた場合、どちらか片方が崩れたと考えるなら、対称的であるということが魅力的であるというよりも、非対称というのは魅力が失われることだということに過ぎません。
対称的であることが魅力を作るというならば、この写真の例で言えばCのほうがまぎれなく選ばれるはずです。
Bのほうだけを示して対象性のあるほうが選ばれると説明するのはうっかりミスか、あるいは結論が先にあるトリックかです。
AとBを比べた場合ほとんどの人がBを好むというのですが、どうなのでしょうか。
答えたのはイギリスの学生たちのようですから、学生以外とか他の国の人がどう感じるかは分かりません。
しかし一応Bのほうが好まれるということにして、次にAとCを比べたらどうでしょう。
その結果は分からないのですが、BとCとでは見た感じがだいぶ違うので、Aのほうが好ましいと感じる人が多いのではないでしょうか。
じつは、この三枚の写真はもとがAで、Bは顔の右半分をコピーして左半分と交換して左右対称に作ったものです。
同じようにCは左半分を基にして作った左右対称の顔です。
一般的に左右対称の顔のほうが魅力的で好まれるということが言われているので、そのことを確かめようとしてBのような合成写真を作って実験したようです。
ところが、顔の半分を取って左右対称顔をつくるのであれば、2種類の合成顔が出来るはずなのですが、なぜか1種類だったのでもう一つを作ってみたのがCです。
顔の表情というのは左半分が右脳に支配され、右半分が左脳に支配されるといいます。
左右どちらが表情豊かで情緒的に好まれるかというと、右脳に支配されている左側のほうだといわれているので、Bのほうが好まれるというのは妥当だともいえます。
つまり左右対称が原因というよりも好ましいほうの半分だけで合成したから好まれたのだともいえるのです。
左右対称が好もしさの原因だというのであれば、CのほうがAより好ましいということになるはずですが、おそらくそうはならないでしょう。
もともと動物にせよ人間の顔にせよ、基本的には左右対称に出来ているので、著しく非対称になっていれば不自然で魅力がないのは当然です(動物などの場合人間が見たら左右対称でないも固体を見つけるのが困難です)。
右と左が少し違っていた場合、どちらか片方が崩れたと考えるなら、対称的であるということが魅力的であるというよりも、非対称というのは魅力が失われることだということに過ぎません。
対称的であることが魅力を作るというならば、この写真の例で言えばCのほうがまぎれなく選ばれるはずです。
Bのほうだけを示して対象性のあるほうが選ばれると説明するのはうっかりミスか、あるいは結論が先にあるトリックかです。