そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

4月15日(金)京都へ

2011年04月15日 | 昔日記

  関西で開かれる学会と研究会のため、京都へ。

 車中、別に放射能とは関係あるまい。

 15:00に、白川橋のたもとにある宿舎に荷物を置いて、買い物に出る。雨。訪ねた両三軒では、やたら藤原定家自筆の幅が目についた。小記録切や明月記断簡など。小記録切はとても安く、表具もよかったが、既に一幅所持しているから重ねては不要である。一茶の書状を見せていただく。うん、よさそうだな。お土産に短冊2枚と、冷泉為綱の書状を買う。タダみたいな値段であった。次に入ったお店では、鎌倉の歌合の切をためつすがめつ眺めていたら、ご主人が半額にしてくれた。昨今、全然売れないそうである。ACジャパンのCMのせいだろうか。外国人客が来ないのもいたいそうだ。ハシゴした次の店には明月記があった、300万くらい?と尋ねたら、紙背文書がついているからもうちょっと高いですわと言われた。源氏注の切や、へんてこな校合の入った古今集の断簡などがあったが、ちと高いので、やめておく。

  ぐるっと散歩して宿舎へ帰った。まだ桜が残っているが、柳が美しい都辺である。白川のほとりの青柳の糸。

 閉店間際の古川町商店街で、惣菜を購入。

 夕食は丹波ワイン「鳥居野」を開ける。


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