そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

7月1日(金)うまい蕎麦を食いたい

2016年07月01日 | 公開

  うまい蕎麦を食いたい。結局「汐見」に行く。一番乗りで、カウンターの右隅に座る。新人の花番さんが仕込まれていた。

  開店一周年のお祝いとて、シフォンケーキをくだった。この前いただきましたと申し上げたが、またくださるという。この前のはフロリダ州立大学助教授のA君に、私の分も差し上げてしまったので、ありがたく頂戴することにした。それにしても、ご返礼の用意が無く、咄嗟にバックパックの中から短冊と筆ペンを取り出し、

    世の中に めでたきものは 蕎麦の種 花咲き実り みかど(三稜/御門)おさまる

古歌というか、俗歌をしたためて、差し出す。言葉のプレゼントですな。こんなささやかなことでも、ご主人、喜んでくださったよ。

  新入生演習は、最終レポートのアブストラクトを確認する。中に、完全にwebからのコピペ、加工をしているのがあって、こういうことをすると処分されるんだぞと、相当にコワい話をした。罪悪感は全く無いということを、こちらも認識していなければならない。お~い、オボカタさんでは、いかんのであ~る。

  終了後、臨時の卒論指導が1件。就活のため、ゼミに出て来られなかった学生を相手に、1時間ほど応対した。土左日記の亡児哀傷歌が問題となったが、例の「しんじこ、かほよかりき」の前の部分について、見解を求められた。

  さて、夕刻、町内会の寄り合いがあるので、直帰する。魚屋で関サバの刺身を買った。また、なんと宍道湖産の蜆もある。「しんじこ、あぢよかりき」だ。もちろん1ネット購入して家に帰り、すぐ砂出しにかかる。

  18:30から町内会の寄り合い。本年度は班長が当たっている。夏祭りについての協議だった。1時間で終了。同居人も戻ってきたので、皆で夕食を摂る。関サバが美味しかった。