そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

7月10日(日)京都で校正作業

2016年07月10日 | 公開

  梅田から河原町へ阪急電車で移動、錦の市場でいつものものを買って、10:00に西本願寺大学へ。今秋に刊行する注釈の初校戻しのための、大人組?による確認作業を15:30まで行った。仲間のYさんが今春、西本願寺大学の専任教員になられたので、たいへんに助かる。しかし、おなじことなら数年前に着任されたならば、もっと楽だったろうが、そうもいかないのが世の中だ。

  索引の逆引きをしているうちに、眠くなった。沖縄からK君も飛んで来てくれた。K君の教え子が、いま、私の担任クラスに居る。彼女について少し様子を報告し、メッセージを書いてもらった。

  京都駅でK君と飲む。ワインを1本空け、ハイボールをそれぞれ1本ずつ飲んで、別れた。K君は、私が大学院進学当初からずっと面倒をみて、博士号も取らせた、まあ第1番の弟子なんだけれども(少なくとも私自身はそう思っている)、なかなか、就職がうまくいかない。彼を就職させないことには、私は面目が立たず、死んでも死にきれない気がしているんのだが…どうしたもんじゃろな~。面と向かって、かなりきついことを申し上げたかも…。他意は無い。ただし、今居る境遇の中でこそ着想できることを、しっかりと研究して欲しい。貴君の発想は、私にはあまりにも陳腐に見える。…ということも興味深い…なんて、二度と言うな。一種のコロニアリズム研究をやったら、さぞかし面白かろうと、元指導教授は思う。

  伊勢丹の地下で牛すじ肉の煮込み串を買い、そのまま土産とした。土日しか売っていないようにおもうが、これは、めっぽうかいに美味い。こんな美味い肉を、私は食べたことが無いのです。

  新幹線の中で、日本酒の2合瓶を1本空けた。また二人掛けの通路側席にしたが、窓際席の女性は、ずっと外を御覧になっていた。よほど私が不快だったのだろうよ。