そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

1月27日(火)散髪する

2015年01月27日 | 公開

  社会人講座へ向かう。昼食は久しぶりに上野駅で立ち食い寿司をたべたが、最後にアン肝をお願いしたのは失敗であった。

  事務室に顔を出すと、Kさんに、月釜に呼ばれたんですけれど、いくら包めばよいのでしょう?と尋ねられる。遠州流とのことで、私にはよ~分からんが、片手包んでおけば恥はかかないのではないかな?と適当なお返事をした。外に出ると、ちょうどお着物姿のTさんがお出でだったので、お尋ねすれば千円か二千円、せいぜい三千円とのことで、Tさんの袖を引いて事務室に戻り、KさんにTさんから相場を教えていただくようにと申し上げる。こういう事柄は、腹の探り合いでござるな。

  さて講座、本日は鎌倉時代のお話をする。気温が高かったのを幸い、愛用の黒いマオカラーのジャケットの下、ヒートテックの黒い長袖下着の上に、ネタのTシャツを着込み、話の途中でジャケットを脱いだら、大受けだった! 社会人向け講座は、時にエンタテイメント性?も必要かも。で、何の話をしたかといえば、六百番歌合の枯野十三番判詞を版本で読んだわけであ~る。

  帰りの電車賃を節約すべく東京駅まで歩きに歩き、京都館に立ち寄って抹茶と京番茶を求める。

  帰路、これからスケジュールが立て込むし、少し鬱陶しい気もしてきたから、明日午前中に予約を入れようと近所の床屋立ちよれば、大旦那と若旦那が暇そうにしておいでだったので、今できます?とお尋ねすれば、どうぞどうぞと招じ入れられる。若旦那が刈ってくださった。