結局修士論文は2本しか読めなかった。コラム原稿の修正も行って、担当者へ送る。18:30から委員会で、会議室へ行く。
会議室には一番乗り。おお、お弁当が用意されている! 事務方に「食べていい?」とうかがい、早速いただく。会議の弁当は、とっとと食うにしくはなし。存外美味い弁当だっった。
20:00までの予定が、少しだけオーバーする。納まることころに納まりそうな風情である点まことに結構だと思うけれども、発案者の皆様が企図されているような方向へちゃんと着地できて動いていけるか、正直いささか疑問ではある。しかし、余計なことは言うまいと黙っておったよ。擦り合わせ、根回しを要するなあと考えていると、その根回し役の一員に指名される。給料と弁当分は働きますがな。
「草枕」冒頭のような心境だ。先に読み終わった修論が、やたら難しかったということもあったかもしれぬ。改革の前提となる基盤が、すでに崩壊寸前であることを、発案者の皆様は分かっていないのではないかあと、ふと思った。私がこういう論文の副査をさせられること自体が、間違いなくそのことを物語っているぞ。まあ、早く隠居せよといふことならむよ。