土曜日は修士論文の口述試験だったが、私が主査の論文が2本、副査のものが3本だった。まあ、多い方なんだろうが、もっと多い人は私の3倍以上というから、私立大学の教授というのも大変なのである。
本日は終日、レポートの採点をしながら、来週のノン・ギャラの仕事?の仕込みをする。
レポートは、web上で提出できるようになっており、web上のテキストをコピペしたかどうかを自動的に判定してくれるという優れたシステムも導入されていて、五月雨式に点数を入力しておけば、あとは自動的に評価を出してくれるという、すてきな世の中になったものである。これならば、受付管理も厳密にでき、レポート自体を持ち歩く必要もなく、インターネットに繋がった端末さえあれば、どこでもいつでも採点可能。しかも、最終的には採点簿もweb上で確定できて、捺印も不要。レポートも、私は紙媒体に出力しなければイヤという人間ではないので、すべてがヴァーチャルに処理されて行く感じだ。
ノン・ギャラの仕事は、実は、昨年秋まで校長をやっていた高校で、大学進学に関係する「ガイダンス」を頼まれたという仕儀である。この忙しいのに・・・と思わんでもないが、断れない御仁に頼まれたから引き受けた次第。ppt紙芝居を作っている。
冗談でギャラはいくらか?と尋ねたが、聞き合せて、出ませんとのこと。交通費は出るだろうが、事務方から出迎えと弁当について言ってきたから、不要と返事をした。高校の弁当は食堂か、鳥飯かで、この県のすべての産物が茶色いのである。
明日は「理解度の確認」と称するペーパー試験を実施の予定。TAさんの出欠処理が少し遅れていて、大丈夫かいな?と心配だが、100枚強の採点くらいは朝飯前ではある。1~2月の大学教授は、本当に忙しい。他の事は何もできしません。世間ではそういうことを分かってくださるかな?