そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

1月10日(土)おうた文学会

2015年01月10日 | 公開

  おうた文学会の年度最後の例会に行く。1月は新年の懇親会が予定されているので、研究発表に先だって委員会が開かれる。私は某委員長なので原則出席せねばならぬ。開始30分前に新宿経由で会場校最寄り私鉄駅に到着、道すがら、午前中に編集委員会があったらしく、隣のT教授や、Kさんとすれ違った。また、華族大学のS教授に声を掛けられてご同道する。私が長に指名された委員会の委員にご就任いただいたので、御礼申し上げた。

  委員会はさほどモメる議案も無く、研究発表会は14:00開始。最初のOさんは私の専門中の専門といった内容で、司会してあげようか?と話していたら、例会委員に司会を頼まれた。それで、てっきりOさんの司会と思いきや、2本目のSさんについての依頼だった。ああ勘違い。

  Oさんの発表にフロアから質問というか、ちょっとした意見を申しあげて、2本目の司会席へ。こちらについてはフロアから次々積極的に質問が出て、面倒は無かった。休憩の後の、Mさんの発表も面白く、近世のいわば歌壇研究みたいな話だったが、お大名の名前を~さん、~さんとお呼びになり、まことに聞きやすいことであった。Mさんのキャラもあるが、プレゼンに聞きやすさは重要である。

  懇親会の参加者は、いささか少なかった。学会員数も800名を割ったとかで、またセンター入試前週末は、いろいろなイベントが立て込むようになったことも一因ならむよ。来年はウチの大学で1月例会を引き受けたが、ははあ、40名としておけば大丈夫だなと確信する。

  食べ物が十分に供されたので、お腹がいっぱいになった。アイビー大学のH先生は遅れて見えたが、駅伝優勝でご機嫌なご様子だった。アイビー大学出身の面々は、日本海海戦に勝利した直後の大日本帝国…という気分であろう。H先生と少しお話したが、UWのA先生と12月のH文学会でお逢いになったよし。A先生のお弟子を、4月からH先生のところに受け入れの予定で、まことに懇切、周到なことだと思った次第。

  修論を出したA君も、にぎり寿司いっぱい食べられてよかったね。英語、しっかりやってください。

  帰路、また足が攣って、同居人に迎えに来てもらった。同居人に頼まれていたリーフレットは、全部配布してきたからな。