そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

2月28日(木)ゆかしい辺の蕎麦屋

2013年02月28日 | 校長は日々是口実

 高校の会議は15:50からということなので、JRの線路の反対側にある蕎麦屋へ遠出してみる。このあたりは室町時代に管領が軍事拠点、陣を置いた場所に近く、宗祇が来訪し千句連歌を張行したというから、ゆかしいといふもさらなり。

 目当てのお蕎麦屋さんは実に豪壮な造りにして、ご主人一人で切り盛りされているらしい。三色を注文。魯山人の器らしいものが棚にしまわれていたりして、いつも行く近所の蕎麦屋にも増して凝りに凝ったお店である。初めての訪問でもあり、ちいと落ち着けなかったがね。

 タクシーを呼ぼうと携帯を取り出せば、電池が切れていた。仕方がないのでJRの駅まで2㎞ほど歩く。高校の生徒寮に立ち寄って、搬入設置された絵画を確認。寮母さんとお話をしたが、寮生たちがとても喜んでいるとのこと。やっとこさ文化的な薫りがついてきたといふべし。すべて事務長どのの手柄である。

 高校の会議は、例によって教員という人種は結局自分に関係した個別的な話に終始するものなのだなあと、冷やかな目で眺めておったのだが、これは大学とてまったく同じである。それを大所高所からとりまとめるのが、箇所長たる者の力量なのであろう。どうも私には向いていないと、はっきり自覚できたわい。教頭先生には「読み」があるらしいから、ここは万般お任せいたそうと存ずる。

 

 

 …最終的には、理念としてどういう具合に生徒を仕立て上げるか、また、ボトムアップをどうはかるかが、本当は一番考えるべきポイントだと、アホ校長は思いますがなあ。上から目線に振り回されても、碌なことにならんように思ったりもする…。


2月28日(木)ダニすらさへ

2013年02月28日 | 校長は日々是口実

 滅多に叢などに分け入ると、ダニに噛まれて死亡する危険があるそうだ。高校の校地はものすごく広くて、これを活かし新しいアクティビティなども計画しているが、どうなるかな。保護者の懸念があれば近付けない、というのが学校の基本姿勢だろう。そういえば、韓国からの留学生に古典文法を教えていて、「だに」や「のみ」の品詞は何ですか?と質問したら、虫ですと答えられ、ぎゃふんとなったことがあった。こういうのも、ムシできませんな。(笑

 この調子では、大気汚染の中国への修学旅行は、再開の目途が立たないんじゃないかな。昨年末北京へ行ったが、、そんなにひどい感じはしなかったけれど…。

  気球の事故も痛ましや。キキュウ存亡の刻、などとシャレを言っている場合では無い。着地の時のドロップラインが原因らしい。やはり降り際が剣呑ということだが、そんなことは既に徒然草に書いてある


2月28日(木)スローガン

2013年02月28日 | 校長は日々是口実

 校長を務めている高校にも、「自分自身で学問する」みたいなスローガン?がある。折に触れ訓話などの中に織り込むが、こういうのは旗指物に記し、いつも掲げておく必要があると思う。

 校舎に這入ってすぐ、登校してきた生徒全員の目に否応なく触れる位置に、バーンと掲げておいたらどうかな。自分で書いてもいいけれど、ちょと自信が無い。かしこきあたりにお務めのT君は、かしこきあたりのお名前をかしこき文書に揮毫したという御仁であり、彼なんかに頼んでもゆかしかろう…などと考えるうちに、そうだ!地元市長殿に依頼してみようかなと浮かんだ。市長殿はこの高校の卒業生で、本職のお坊さんだから、卒塔婆を書き慣れていらっしゃるに違いない。南無~。