ももの会のため大学へ。開始30分前に着いたので、既に受付係の方々がお見えであった。マイクを準備して暖房を入れる。
2時間ほど筒井紘一先生のお話を拝聴する。鍾馗様の話題も出た。H先生に昼食の場所をと命じられたので、ガマン専任先生をお煩わせして、「東白庵かりべ」に予約を入れる(携帯電話を忘れて来てしまった)。
「東白庵」のお蕎麦は、筒井先生お気に召していただけたようだ。さて、皆で神楽坂のメインストリートへ出て、坂下へ歩く。山庵へ降りてみると、第一土曜の月釜をお掛けで、最終の席に入り込ませていただいた。珍しいうぐいす点てをなさっている(鶯の谷渡りなどと言えば、旧軍内務班のリンチを思い起こすが)。ご亭主Kさんと楽しいお話を交わしながら、お茶をいただいた。ちいとお喧しゅうございましたかな。待合?には鍾馗様の絵も掛けてあって、本日の筒井先生のお話とも平仄が合って、よかった。
坂下で解散となり、私は新幹線に乗って高校のある某地方都市へと移動。今夕は地元の校友会の集まりに顔を出すことになっている。新幹線駅からタクシーで会場の割烹へ。有名なお店らしい。
新任の校長なので、最初のほうで挨拶させられた。斜め前には市長さんが座っていらっしゃる。市長さんは、私が校長を務める高校のOBなのだ。ご参会のお一人お一人に名刺をお渡しし、ご挨拶する。有名な豆腐屋の社長さんもおいでだった。今まで「さんのすけ…」と読んでいたが、「みのすけ…」が正しいと叱られたわい。こういう場では幇間に徹すべし。ご愛顧を賜り、できうれば寄付をお願いせにゃならんのだ。なにせ至急1億円は集めないと、体育館が建たんでな。もちろん寄付お願いのパンフレットを配布させていただく。
市長さんと献酬を繰り返しお話をしたが、高校時代、当時非常勤講師をしていたS君に教わったとのこと。S君は、歴代総理大臣の1人と同姓同名の仁なのだが、専任にももう1人別の総理と同姓同名の先生がいた(その方は今でも現役の教諭)。S君は現在、国立E大学の教授になっており、同居人とは大学院の同じ研究室の同期生なのである。早速、同居人からS君に、メールで知らせてもらうことにいたそう。
締めの応援歌、校歌の前に、幹事の方にお願いして、私が作詞した「東京節」の替え歌「本××××節」を唄わせていただく。市長さん、目を丸くし、口も丸く開けて、ぽか~んと聴いていらっしゃった(笑)。原案「山猿が」のままでは憚りあるので、「××生」に和らげたが…。ご披露はこれで3回目だ。
お豆腐のお土産をいただいて、新幹線駅まで送っていただいた。のんびり構えていたら、やはり東京方面へ帰る参加者の方が、間に合うかなあ…とつぶやいている。そうだ!今日は土曜日だ、平日とはダイヤが違う。1本逃すと、最終まで1時間以上待たなければならない。切符も買ってないし、まあ仕方ないかと半分諦めたが、駅前に車が着いたのがまさに発車時刻ぴったり。走れ!と改札で乗車証明の紙片を貰ってホームへ駆け上がり、目の前のドアに飛び込む。シュー、5秒後ドアが閉まった。その後、財団の事務長殿が駆け上がっておいでになったが、間に合わず。間一髪とはこのことである。いやはや、運動をいたしました。