そのころ、世に数まへられぬ古教授ありけり。

この翁 行方定めず ふらふらと 右へ左へ 往きつ戻りつ

6月4日(水)

2008年06月04日 | 昔日記
 会議日のため大学に行ったら、古書・美術品の合同目録が届いていた。値段が異様に安い。なんじゃこれは? T教授と顔を見合わせて、電話してみたら、いくつかは売れてしまったが、江戸初期の写本1部6冊65,000円也はまだあるという。ためしに注文してみる。

 12:00からカリキュラムの委員会で、14:00からは私が委員長の基幹委員会である。珍しく昼食が出た。御用達の「たかはし」の二重弁当。基幹委員会のほうでは、教授提案事項がまとまり、その提案書の起草を私がやることになった。げげげ。締切の過ぎた原稿をいくつも抱えている身である。ど、どうしよう!会議は時間通りに終える主義だが、そんなこんなで7分ほどオーバーしてしまった。

 今日は麻布十番の御稽古事で、坊城俊周氏による特別指導が行われることになっている。大学を出て麻布十番に向かう。御稽古場では前の使用者がぎりぎりまで粘っていたので、いそいで設営を行った。

 立礼と座礼を行い、講評を受けた。両方とも読師を勤めたが、座礼の方の懐紙の出し方が悪かったとの指摘を受ける。なるほど、ささっと素っ気なくやるのがよいということだな。勉強になりました。

 終了後、さぬき会館で、坊城氏を囲んで幹部の食事会が行われた。坊城作の短歌や、古歌などを次々と披講。面白い一席となった。いささか飲み過ぎ、ふらふらになって帰宅する。