6月10日 曇りのち雨
今年もミネラルたっぷりの地下水をくみ上げ水田に水を引きます。
さあ~いよいよ代かきを始めました。。。今回は少し遅れたな!!
田植えまでに3回はしたかったのですが今年は無理みたいです。
24時間、入水してトラクターで代かき
約4時間の作業でした。
濁った水が落ち着くと綺麗な湖面が現れてきます。
これを観ると、いよいよ始まるんだなぁ~~~と気が引き締まります。
今年も美味いお米を作りますよ~
6月10日 曇りのち雨
今年もミネラルたっぷりの地下水をくみ上げ水田に水を引きます。
さあ~いよいよ代かきを始めました。。。今回は少し遅れたな!!
田植えまでに3回はしたかったのですが今年は無理みたいです。
24時間、入水してトラクターで代かき
約4時間の作業でした。
濁った水が落ち着くと綺麗な湖面が現れてきます。
これを観ると、いよいよ始まるんだなぁ~~~と気が引き締まります。
今年も美味いお米を作りますよ~
5月29日 晴れ
育苗17日目
苗に水をやりにいくと、何かしら小さな虫さんらしきものが動く。
よ~く見ると
カマキリさんの子供が、忙しそうに稲の間で遊んで居ました
小さな虫さんたちには親も安心できる楽園なんでしょうね。。。。
5月17日 曇り
種もみの冷水管理を試みて12日経過、水温は9.5℃を維持
全てのモミに十分な水分が供給され、次の作業準備が整ったので
催芽(芽だし)作業に移行する。
水温25度、2日で鳩胸状態となり予想どうりの展開となった。
一連の経過は、サラリーの私にとっては貴重な作業調整時間に当てられ本当にあり難い
経過でありました。
何故に上手く行ったかは、稲モミの発芽過程を考察すれば難しくはない。
モミには発芽を促す物質と、発芽を抑える発芽阻害物質を含んでいる。
発芽物質にはジベレリンやエチレンが作用し、発芽阻害物質にはアブシジン酸やモミラクトンA、B
などが存在している。。。らしいぃぃぃ
浸種はモミ重量の25%以上を吸水させる事が目的。
すると発芽阻害物質が水中へ溶けだし、発芽物質が作用しだす訳だが、水温が10℃以下だと
発芽機能が停止状態となる。これが冬眠種もみとなるが、もちろん私の持論である!!
従来は催芽機という機械を使い33℃で発芽を促すが、私は自然の流れに極力合わせたいので
25度の外気温にさらした水に浸し、鳩胸を揃える事にチャレンジしたのである。
すると、25℃の水温に2日浸すだけで発芽を揃える事が出来たのだ
さっそく苗箱に播種する。
今年は、初めての畑での自然露地プール育苗にチャレンジです。
全部で80箱!!慎重に並べます。
水をかけ浸るぐらいに調整します。
苗箱に不織布を掛け完成です。
さて、喜んでばかりは居られない。
次に控える問題は苗の成長にあるようです。
文献によれば、低温にさらされたモミは成長に差が出現する傾向があると書いてあった。
これは、育ててみなければ判らんね。。。。
5月14日 晴れ
モミの浸種を始めて2日、異常に外気温が高く、ごく一部が鳩胸になっている
ハプニングがありました。
最低でも1週間を予定してましたので、こちらの段取りもありどうしたものか?
と思考を高速回転してますと、「はた」と閃きました
水温を下げればいい訳ですから玄米保冷庫で管理し、暫くモミちゃんに冬眠して
もらえばイイのだ!初めての試みで上手く行くか心配でしたがチャレンジしてみないと
なんとも言えません。。。さっそく保冷庫に!
温度を8度に設定するとモミは9.6℃を保っていました。
指を入れるとシビレルほど冷たい。。。これなら上手く行くかも!
以前、読んだ専門誌の中で東北では30日も浸種する方を紹介されていました。
これを可能にするのは冷たい水と酸素供給がポイント。
ようは十分水分を含ませて発芽を促したい考えがあるんですね
パンパンに吸い込むと透明感が出現してとても綺麗だそうです。
さて、上手く事が進むのか?
それとも失敗に終わるのか。。。。乞うご期待
5月10日 曇り
2反の田んぼを耕耘していると、一角だけ何か変?
ピンク一色の中に白い花が。。。。
近づいてみると白いレンゲが咲いていました!!
今までこんな経験はありません。
良く調べてみると一株だけ白いレンゲでした。
これを突然変異って言うんでしょうね
今回、栽培するイセヒカリも伊勢神宮の神田で、平成元年に生まれた
生粋の突然変異のお米なんですね
実は、この現象はとても珍しい事なんだそうです。
何だか良い事起こりそうな予感で気分が良かったな~~~
5月5日 晴れ
ようやく田起こし作業です。
天気と休みの関係上、ゴールデンウィークなど関係なく出来るときに作業をします。
世間は皆、休暇を堪能してるんだろうな。。。
などとは考える暇もありません!!
さて、乾燥した枯草と土を混ぜる事で腐植が促進され、さらには土の日光消毒にもつながります。
この作業は、自然栽培ではとても大事な過程でもあり手抜きはできません!!
2時間ほどで1反が終了
あとは残りの2反ですが色々試したい事があり、ある仕掛けをしてみました。
このことが、お米の生育にどう影響するか比較観察して行こうと思っています!
これは腐植前駆物質の働きの違いを体感することにも繋がります。
えっ!どんな仕掛けかって。。。。ムフフ
楽しいぃ~ね(笑)
5月2日 晴れ
今年の作付する種もみです。
左がイセヒカリ、右が豊コシヒカリ
昨年はいもち病の影響で作付を断念しましたが、今年はしっかり準備をして再トライです
これは4月27日に塩選別作業から始めました。
今回は比重1.10と弱めに設定、本来は1.13~1.14生卵が浮くレベルですが
自然栽培を突き詰めれば塩選別は必要ないのでは?と考えています。
自然の流れには塩選別なんて存在しないんですもんね(笑)
ですから本当に必要ない種もみだけ浮いてもらい除去しました。
次の作業は温湯消毒です。
これは菌に感染した苗が、著しく徒長する病気ですが通称、馬鹿苗と言います。
これをお湯60℃、10分間浸すだけで防御出来るんです。
消毒液を使わないため残留など全く気にしなくて済むから最高の方法ですね
まーしかし、初めてこの方法を試した時は、種もみが煮えてしまわないか心配でしたね(笑)
それぐらい熱い熱湯にさらされても大丈夫な稲の強さに驚いた事を思い出しました。
次の作業は土菌ちゃん浸種作業です。
これは、私個人の特殊作業の一つですが、リードUP(腐植前駆物質)を培養して土菌ちゃん培養液を作り
これに10倍希釈で12時間以上浸します。
目的はいもち病などの元になるウイルス、カビ菌などの殺菌です。
本来は薬液を使用しますが自然栽培に拘りますから、天然素材から生まれた人畜無害の天然消毒になります。これが理解出来たら土壌生成理論が少し見えた形ですね
ここで注意ですが、種もみの中に潜む病原菌は処理出来ない、と考えておりますので感染した種もみは使用しない方が良いと思います。
最後に冷水に浸種して鳩胸状態まで持って行きます。
需要なのは十分に水を含ませることが大切ですから、冷たい地下水などにしばらく浸し発芽を促していきます。しかし、私にはその施設がありませんから家の北側にタンクを設置しブロワ―をかけゆっくり対処しております。
そして、鳩胸まで積算温度100℃と言われていますから水温は小まめに測定!!
なるべく発芽を揃えたいので浸種の時間を1週間ぐらいはしておきたいのだが
最近、気温が高めでどこまで対応できるかなぁ~
4月19日 晴れ
4月20日は二十四節気でいいますと穀雨(こくう)
「田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨の降るころ。
穀雨とは、穀物の成長を助ける雨のことである。」
ウィキペディアより
普通は水田のレンゲや雑草は、このままトラクターで耕耘するだけですが
私は草払機で刈り、乾燥させ田起こしをします
一反2時間かかりました。。。なんと5500歩、4.7キロを歩き160Kcal消費です(笑)
ダイエット農業だね!!
両親は、この作業に呆れ顔です(笑)
無駄な仕事として映るのでしょうね。。。
しかし、自然の流れは「枯れる」ことから始まると考えていますから
私にとっては普通の作業になります。
生を混ぜるか、枯草を混ぜるか一見同じように見えますが、土への過程を学び観察すれば
一目瞭然です!!
本来なら自然に「枯れる」のを待つのがベストです。
しかし、時間が無いのが現実。。。出来る限り自然に近づけてのお米作りであり
土作りだと考えています
穀雨とは、穀物の成長も助けますが実は土の生成にも大きく関与する大切な期間では?
と考えています。
3月28日 曇り
お気に入りのお茶が切れて、今一つ調子が出なかったのだが
ようやく手に入れ早速飲んでみると、やはり美味い
朝の一杯がこんなにも落ち着くものか。。。。
さて、今日の本題に入ろう
面白い風景に驚いてる!!
これは、手前が私の自然栽培4年目の水田、向こう側の下の水田は慣行栽培。
違いが分かるだろうか?
慣行栽培の水田はまるでお花畑のようにレンゲが所狭しと咲き乱れている
一方、こちらは自然栽培4年目の水田。。。レンゲもまばらで花が極端に少ない!!
何故だろう??
恐らくこれは、
慣行栽培の水田には昨年の残肥が多く残っておりレンゲが咲き乱れるほどの地力が残っているのだろう!!
一方、自然栽培の方は4年かけて自然な力でレンゲが咲き乱れる程の地力はないという事だろう
ようは、土壌菌の活躍の程度の差が表れていると思う。
これでも、自然なピユアーなコメが育つのだ。
言い換えれば、こんな過酷な環境で逞しく育ってくれるとも言える
そんな究極的なお米が体に悪いはずがない!!
さあ~
今年も、いよいよ稲作の時が近づいてきたなぁ~~~
安心して食せるサラリー米を今年も磨きをかけて栽培します
2月22日 晴れ
今年の種もみがようやく届きました。
豊コシヒカリとイセヒカリです。
昨年、豊コシヒカリの苗にいもち病が感染し泣くなく断念しましたから
再度のチャレンジになります
この2種類はとても興味深い歴史を持っていますから栽培にも力が入ります。
さあ~いよいよ、本腰を入れていく時期に差し掛かりましたね
今年も色々、試行錯誤しながら栽培していくつもりです。。。
10月14日 晴れ
昨年、ボランテア活動中に奇跡的に出会いました小牟田精米所さんです。
500キロの白米を無償で精米していただいたんですよ。。。。涙
精米所を見るたびに閉まってるので、何をしてる小屋なんだろう?とズット不思議に思っていたんですが
個人の精米所とは驚きました。
見た目はオンボロの小屋ですが中に入ると最新の精米機器が装備されており
本当に驚きました。。。まるで映画のワンシーンでした!!
これは虫食いや石など瞬時に判断しエアーで排除する機械です。
今回のお米はウンカによる黒い斑点のお米は殆どありません。
30キロに一粒レベルですから機械もおヒマなんですね。。。(笑)
ただ、お米が白い乳白粒が昨年より多いですね。
これは未成熟なお米なんですが高温障害の一つと言われてます。
今年は雨が多く低温障害だと思うんだけどなぁ~!
そして、誰も言いませんがお米そのものの遺伝的障害では?とも考えています。
これは来年、その答えが出ますからお楽しみに。。。。
しかし、思いませんか。。。
無農薬でウンカの被害がほぼゼロなんですよ。
じゃぁ~何でさ殺虫剤を撒くんだろうね。
航空防除なんて必要なんだろうか??
これはモミガラです。
モッタイナイから貰ってきました。
これがいい働きするんだよね。。。。
自然は自然なナチュラルな答えを導くんだなぁ~~~~~。
10月6日 晴れのち曇り 田植え104日目
今年のベストショットです!!
結構気に入ってます(笑)
さて、米が登熟してくるとまず心配するのが稲刈りの時期です。
どのタイミングがお米の味を損なわず収穫できるのか?
色々な資料と先輩方の意見と自身の経験を合わせて行き着いたタイミングは
この状態です。
穂先はのモミは少し乾燥しており、中盤のモミは瑞々しく透き通るほどのパンパン状態
そして、青米が2粒~3粒ほど残る後米。
茎はカサカサと枯れた状態ではなく、向こうが透き通る感じが良い。
水を早く落とし過ぎて、枯れた稲を見かけるが登熟と枯れるは違うのだ。
これでは、お米の旨み成分が抜け落ちてしまう。
それでは掛け干しはどうなるのだ!と反論を受けるが
掛け干しは、うまみ成分が抜け落ちる前に刈り取り、太陽の光で一気に凝縮する感じである。
枯らすのではない!
とても微妙であるが長年見ていると分かってくるものだ。
これが僕の行き着いた最高のベスト稲刈りチャンスです。
しかし、サラリーの僕は一か月前に休みを指定しておかなければならず
天候と稲の成長具合を読み休みを指定しています。
今年は見事1週間前倒しとなりハズレてしまいました(笑)
何とか休みを変わってもらい8日に稲刈りとなり
ベストな時期に稲刈りが出来る僕は、とても至福な時に浸っています
9月21日 晴れ 田植え89日目
現在、稲は登熟を迎え水が一番必要な時です。
もともと水稲ですから水は成長には絶対的に必要なもので多ければ多いほど
美味しいお米ができると言われてるんです。
水をケチると品質が落ちるようですね!!
だからお米にとっては水が命になりますが、この水に注意を払っている人は何人いるんだろう?
気になります。
さて、この写真を見てください。
これは夏祭りに子どもが金魚を買ってきて水槽に入れっぱなしにしてる所です。
大分濁っています。
これは川魚を飼っていた水槽ですが7月に水を入れ替えて、すぐ死んでしまいそのまま経過したものです。
透き通る程きれいです。
閉鎖された環境の中で生き物とエサ(有機物)があると当然濁ってしまいます。
そのうち異臭がしてくるでしょう。
しかし、下の写真は殆ど変化がありません。水が汚れる環境ではないので、その進行が遅いんですね。
何が言いたいのか?
前回、UPした写真をもう一度見てください。
これは閉鎖された水槽の環境と同じ水田です。
左が慣行栽培、右が自然栽培の水田です。
同じ地下水を使用してるにも関わらず、この違いはどこから来るんでしょうか?
それはバランスのとれたごく自然な状態が継続しているということです。
詳しい原理はこちらを参考にしてください。
土壌菌さんのHP
http://ameblo.jp/tandg-co/entry-11266050309.html
私の水田は小動物や微生物などの土壌菌が活性化しており湧水のように水質をきれいに
保っていると考えます。
やはりリードUP(腐植前駆物質)や土菌ちゃん効果のタマモノですね。
3年かかりました。
水が綺麗か、汚いかの問題ではなく、その土壌がごく自然な状態かどうかが大事なことだと
思います。水の状態はその結果だと思います。
アミミドロが繁殖してることは言いかえれば自然が浄化し正常化を図ってくれてる過程だ!
と言う事になるわけで、何故そうなってるかを改善したら慣行栽培でもバランスのとれた水田で
稲作が出来ると思います。
特に河川の水質は年々、富養化が進んでいますからやはり「土つくり」に目を向ける時代でしょう。
稲君たちが喜んでくれる稲作を考えていたらここまで来ちゃいました(笑)
自然て深~~~いぃぃ!!です。