11月3日
今年9月16日から10月15日までの30日間、BLOF理論の小祝さんが薦める太陽熱養生処理を試してみた。
すると興味深い結果がもたらされたので記録としてUPしておきます。
ここは第2圃場で3年目の自然栽培畑。。。。前作は菜種です。
トラクターで耕うん後、鉄の棒を刺してみると約1メートル抵抗なく入りました。
これはこれで凄いね!
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それをクワを使い畝を2本作成し黒マルチで覆います。
途中、灌水するためチューブも入れておきます。
雨の後ですからかなり土が重たい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/ec/47ad202cb965c6f67952d646a82db75d.jpg)
白い粉は麦のフスマを散布しています。
本来は発酵させて撒くのがベストかと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/fb/747466ed4870b292fc77b7a73fdfe5be.jpg)
約40メートルの太陽熱養生処理が完成。
時々、灌水チューブをとおし水の散布しています。4~5回は散水しましたね。
菌はえひめAI2を培養して散布し酵素培養液も同時に散布しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/27/7fac5e0259f63000ea9894467fded739.jpg)
それから1か月後、積算温度は600~700度でした。
特に今年は日照不足でしたから温度は低かったと予想します。
マルチを剥がした所です。
草1本生えていませんね。。。。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/36/9e85d80c75b8a37b2cce012dff81cf16.jpg)
この畝に同じく鉄の棒を差し込むと。。。。なんと
前回と変わりませんでした!!
超期待外れ。。。。
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ちなみに何もしていない隣の土は30センチが限界でした。
1か月で締まっている感じですね。
これは面白い発見。
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次に。。。
こちらは第1圃場です。
昨年麦を1度栽培して漉き込んでいるだけで、それまで有機栽培をされてきた畑を購入しました。
トラクターで耕うん後、鉄の棒が30センチも入りません。
固い硬盤層がある感じです。
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同じくフスマを軽く振り水とえひめAI2を散水して黒マルチを張り畝を作成。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/da/c7bed93eab6eb39e1ff869a5785e5150.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/df/dd9c48a5a26f929cd5d74131345fc558.jpg)
鉄の棒は一番左の畝に刺しています。
灌水チューブの設置に手こずりその後2回しか散布できませんでした。
同じく積算温度は600~700度です。
1か月後マルチを剥がした所です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/84/95fc683cfa5c9b3f022838a87c4a5640.jpg)
鉄の棒を刺して見ると何と。。。。
何の抵抗もなくスルスルと1メートル入ってしましました。
これには、さすがの僕も驚きと感動でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/58/294e1fafe7967c4cb6d1f7dbd69b2521.jpg)
そして、この土はとてもクリーミーでホクホクに変わっていることです。
これは成功したと実感できる状態かな。
このクリーミーという表現は適切でないかもしれませんが
この表現しか思いつかない感触なんです。。。初めての感覚ですね!!
さて考察です。
第2圃場は状況が変わらなかった!という結論ですが放置していた隣の圃場は固く
締まってしまったが同じ状態を維持した!という事にもなりますから失敗ではないでしょう!
私は自然栽培ですから動物性堆肥などの有機物は撒いていません。
ですから菌の活動に必要な餌がないため緩やかな経過をたどったと推測されるんですね。
だから維持という結果になったのでは?と感じています。
第1圃場については劇的な変化をもたらしました。
ここには麦という有機物が漉き込まれている点が違う所です。
あとは残肥があったかもしれませんね。。。それが上手く菌の活動エネルギーになり硬盤層を砕いたのでは
と考えます。今は腐葉土を漉き込んでイタリア野菜を栽培してるんですが、どんな成長を見せてくれるか楽しみの一つです。
実施してみて感じた事は、コツさえ掴めば簡単に団粒構造のフワフワな土が出来るという事です。
そして今回使用した菌は混合菌ですから、それを酵母菌、枯草菌、乳酸菌など使い分けて
それぞれの役割分担をしてもらうように工夫したらもっと面白いことが出来そうです。
そして土壌生成理論を掛け合わせると、まだまだ未開の世界が待ち受けているようです。
今回は時間がない中での実践、検証でしたが、とても大きな収穫と言えそうです。
今後も土の変化と野菜さんたちの変化を観察していこうと考えています。