史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

早稲田 Ⅹ

2022年03月19日 | 東京都

(専念寺つづき)

 

専念寺

 

稱名院清譽牧山居士(佐藤牧山の墓)

 

 墓地の入り口近くに佐藤牧山の墓がある。

 佐藤牧山は、享和元年(1801)の生まれ。初め鷲津松隠の有隣舎に学び、のち名古屋の河村乾堂の教えを受け、十九歳のとき江戸に出て昌平黌に入った。二十五歳にして駒込で諸生を教授した。のち尾張藩より儒官に登用され、明治二年(1869)には藩校明倫堂の督学となった。藩校廃止後、名古屋大津町にて教えたが、聴講する者が極めて多かったという。晩年、東京に移り、斯文学界の講師となった。門人には、近藤真琴、石川素童、川口江東、鈴木鹿山らが出ている。明治二十四年(1891)、年九十一にて没。

 

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