史跡訪問の日々

幕末維新に関わった有名無名の人生を追って、全国各地の史跡を訪ね歩いています。

新馬場 Ⅷ

2022年06月04日 | 東京都

(東海寺大山墓地つづき)

 

本居内遠奥都伎

 

 本居内遠(うちとお)は、寛政四年(1792)、名古屋の浜田家に生まれ、植松有信、市岡孟彦らに古学を学び、文政三年(1820)、二十九歳で本居大平の門に入り、文政六年(1823)、紀州にて初めて大平に対面、天保二年(1831)、四十歳でその養嗣子となり、家学を継ぎ、和歌山藩に仕え、藩命によって「紀伊続風土紀」の編纂に当り、天保十年(1839)、これを完成した。安政元年(1854)、藩命によって江戸に下り、赤坂の藩邸内の古学館で諸生を教えたが、その翌年没した。年六十四。門弟約六百にのぼり、小中村清矩、村田思順、久米幹文、千家尊証らが著名である。子に本居豊穎がいる。

 

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