職場のエレベーター

財布の中身が寂しくなっていたせいか、職場のエレベーターに

乗ろうとすると、ドアが開く時のチャイムが「ピンポン」でなく

「ビンボー（貧乏）」と聴こえた。どうも気になる！！

 エレベーターに美しい方が乗ってこられた。その方は４階で

降りられたが、降りる時に振返り微笑みながら私に軽く会釈を

されて行かれた。

「私はモテル！？」などと一人ニヤケテいたら、「ゴカイデ

ゴザイマス！」とのエレベーターのアナウスに、我に返り私は

５階で降りた。