田舎の道草

田舎の道草徒然日記

満開の桜を追いかけて

2017-05-04 | 日記
満開の桜は人々の心を癒しながら北上を
続け、最終章となる北海道に既に到達し
ている。
そんな中、東北で道草をくったままの
桜はないものかと、先日、満開の桜を
追いかけてみた。
東北自動車道を北上すること約2時間
30分、秋田県横手市の横手公園展望台へ
向かへども、そこに満開の桜はもう
無かった。

ならばと、「平安の風わたる歴史の里」
武者(もののふ)が息づいた、「歴史
薫るまち横手」を堪能してきた。
平安時代後期、「後三年合戦」の舞台と
なった横手。「歴史薫るまち横手」を
実感した。

この歴史的な戦、教科書では、「後三年
の役」とあるが「後三年の合戦」とここ
横手では統一して呼称されていた。

『広辞苑』によれば「役」は、「国」対
「朝廷に背く敵」との戦い。「合戦」は、
敵味方に分かれ、双方とも対等な立場で
戦うものとある。

陸奥・出羽の勢力を強めていた清原氏の
内紛に対し、朝廷方の源義家が介入した
ものであるならば「合戦」が相応しいと
思った。
話が少し反れるが、会津出身の者として
明治の戊辰の戦は「戊辰の役」に非ず。
朝敵との汚名を着せられるのは侵害極ま
りなく、倒幕軍との戦、合戦が相応しい。
現在、「戊辰戦争」となっているのは
至極当然のことと頷ける。
熱く語ってしまったベか。
天守から眺める鳥海山の山々もまた
一興なり。

帰路は、国道13号道を南下。途中、
新庄市にある最上公園にて、満開の桜を
探すも、案の定そこももう無かった。

桜追い 桜散る風情に 武士(もののふ)
重ね 潔さを想う。(痔誤り≒字あまり)