田舎の道草

田舎の道草徒然日記

電波時計を信じて

2014-03-09 | 日記・エッセイ・コラム
妻はある日、動かない腕時計を持ってホームセンターで電池交換を
依頼した。すると「この時計は、こちらでは電池交換が出来ません」
と断られたと残念がっていたので、私の職場にくる巡回販売の時計
屋さんに電池交換を頼んでやることにした。
暫くして、巡回販売の時計屋さんが来たので、預かっていた腕時計
の電池交換をお願いした。
腕時計を診ていた時計屋さん曰く、「この時計、電波時計でソーラー
電池だから二、三日太陽にかざして置けば、自然に正確に動き出し
ます。長い間、箪笥にでも大事にしまっていたのではありませんか」
とのことだった。

夕食時、事の一部始終を話し二人で大笑いしながらも、問題点を整理
してみると、ホームセンターの店員が、そういう時計であることを話
すべきだ、腕時計の仕様を持ち主は知っておくべきだというところに
落ち着いた。この腕時計は女性用のもので、妻が会社を退職する時、会社から頂い
たものであるが、ほとんど身に付けていなかったこと。取扱説明書は
既に無いこと。
また、腕時計が小さいため、刻印が虫眼鏡でようやくCITIZENと判読
出来るだけで、ソーラーとか電波時計を表す刻印は読み取ることが
出来ないことなども、要因のひとつだったかと思う。

腕時計を太陽にかざして1週間程になるが、腕時計の針はようやく
動き出したものの電波による正確な時をいっこうに刻もうとしない。
何年もの間、動かないでいたのだから、簡単に電波を上手くキャッチ
出来ないでいるに違いない。
もしかしてソーラー電池の容量がまだまだ足りないため、針を強制的
に動かす力が無いのかもしれない。
もう1ヶ月ぐらい待っても、電波が上手くキャッチ出来ないようなら
手動で時刻を合わせることにしようと思う。。