田舎の道草

田舎の道草徒然日記

名城を攻める

2012-09-01 | 旅行記

この夏、休暇を利用して国宝の彦根城と犬山城を攻めてきた。

日本の100名城の中で国宝の城は、姫路城、松本城、そして

彦根城と犬山城の、たった四つしかない。姫路城、松本城は、

既に攻めているので、今回で国宝の城は全て攻めたことになる。

私は城を巡る時、城を攻めるという観点から捉えることにして

いるため、あえて城を攻めるという表現をすることにしている。

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【城内にある名勝玄宮園から彦根城を眺める】

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【威風堂々たる国宝彦根城天守閣】

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【威風堂々たる国宝犬山城天守閣】

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【犬山城から、有名な木曽川鵜飼の開催場所を眺める】

全国の城全般に言えることは、城の縄張り(城の構え)、掘り、

石垣、櫓(やぐら)、曲郭(くるわ)、階段などをみると、掘りは

深く、石垣は登り難い。また天守へ続く先が見え難く迷路のよう

になっている。ここで相手の攻撃を受けたらひとたまりもないで

あろうと思われるような石垣に囲まれいる所が必ず何ヶ所かある。

天守に向かう階段の幅もやや広めに造られていて歩調が合い

難くなっているなど、城は何処も攻め難くなっている。

国宝の彦根城と犬山城もこれに違わず難攻不落の城であったが

当時そのままの、天守、武器庫、柱等々は、復元した城とは一

味も二味も違い、国宝の城ならではの趣であった。

難攻不落の天守に登り、武将を想い戦国時代に心を馳せるのは

男のロマンである。

今回の城攻めは、愛馬ならぬ愛車プリウスで出陣。東北自動車

道を走り、郡山JCT(ジャンクション)から、磐越自動車道、北陸

自動車道、名神高速道路を乗り継いで、彦根ICまで片道765

km。高速料金は、通常の半額7、150円。日曜日の朝7時に家を

出て彦根のホテルに着いたのは20時。もちろん、途中のサービス

エリアで休憩をし、食事をしてのことだが、彦根はかなり遠い。

愛車プリウスの今回の燃費ではリッター27.7㎞を達成、ガソリン

満タンで45リッター入るから、彦根までは余裕の走りであった。

特に今回の場合、プリウスの機能のひとつである「クルーズコ

ントロール」と「エコモード」を多用したせいもあると思う。

「クルーズコントロール」で速度(今回は98Km/H)を手元で

設定すれば、登り坂であろうが、下り坂であろうがアクセル操作を

一切しなくても一定の速度で走ってくれる機能である。

運転が楽で疲れない、とても便利な機能である。

高速道の直進では、暑さのせいか蜃気楼(シンキロウ)が見えた。

北陸道に入ると宮城ナンバーの車は、殆ど見掛けなくなる。

それでも、たまに宮城ナンバーの車を見掛けると、同郷のよしみ

とでもいうのか、とても懐かしく思えて、近づいてしまう。

疲れているせいだろうか。危ない危ない。

それだけ彦根は、遠いところであるが、この夏よい想い出をつくる

ことが出来た。