来年夏の世界文化遺産登録を目指す地元群馬県「富岡製糸場と絹産業遺産群」について、文化庁は11日、ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス)による現地調査が25、26の両日に行われると発表しました。
調査員は中国国立シルク博物館館長の趙豊(ツァオ・フェン)氏。イコモスは推薦書と調査結果に基づき、来年5月ごろユネスコに評価結果を勧告。6月にカタールで開かれる世界遺産委員会で登録の可否が最終決定します。世界遺産登録に向けた県の手続きは今回の現地調査で事実上、終了します。
文化庁によると、調査員の趙氏は1961年生まれ。中国・東華大(旧中国紡績大)で博士号を取得。シルクロード周辺で見つかった古い絹織物のほか、紡織などの科学技術史、美術史、考古学まで幅広く研究しています。
趙氏は24日に来県。25日は富岡製糸場と田島弥平旧宅(伊勢崎市)の保全状況を調査。26日は高山社跡(藤岡市)と荒船風穴(下仁田町)の順に確認します。
いよいよ、世界遺産登録の最終段階です。ぜひ、世界遺産に登録してもらいたいものです。今年になり、富岡製糸場に行っていないですが、その魅力は行くたびに深まります。そして、富岡の街がどんどん元気になっているのを感じます。
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