地元群馬県の眼鏡チェーン「JINS」を展開するジェイアイエヌは、大学などを卒業後3年以内の既卒者を新卒扱いで採用することを決めました。
この対象は、大学、大学院、短大、専門学校、海外大学の既卒者です。国籍も問いません。卒業後3年以内であれば、すでに働き始めている社会人にも適用します。 「JINS」の店舗数は2010年12月末で88店舗でした。2011年8月までに大台100台を目指しています。
同じ地元企業である、衣料チェーンのハートマーケット(前橋市)は年間を通して既卒者向けの採用面接を受け付けています。カインズ(高崎市)も、職歴を問わず30歳程度まで募集しています。
政府は、昨年、「青少年雇用機会確保指針」を改正し、大学などの卒業後3年以内は新卒扱いとするよう企業側に求めていますが、まだまだ浸透していません。また、 既卒者の新卒扱いにとしている企業は、小売・サービス業などの言うならば、学生に今一歩人気のない企業が多いようです。
新卒重視の風潮がいろいろな弊害を生じさせてきたということなのでしょうが、仕事をするということは何か、社会に貢献するとはなにか、自分のキャリアをどのように形成していくのかというような、いわゆるキャリアデザインの考え方を、これから仕事に就く人たちに浸透させていくということが重要なのではないかと私は思います。
キャリアデザインという考え方が浸透したならば、「雇用のミスマッチ」なども解消していくのではないかとも私は思っていいます。
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