TSUNODAの経営・経済つれづれ草

身近な経営に関すること、経済に関することを思うままに

「予算主義」は変えられる、湯埼英彦広島県知事の告白-日経ビジネス2012.2.6-

2012-02-07 18:15:06 | 経営全般

 今週号の日経ビジネスに、経済産業省官僚からネットビジネス創業、そして広島県知事となった湯埼知事のインタビューが記事になっています。

 インタビューの内容は、官僚時、ネットビジネス時の経験について、そして現在の広島県の改革の取り組みについてとなっています。

  知事選を勝ち抜いて、「官僚組織」に戻った湯埼知事は何を感じたかという問に以下のように答えています。

  まあ、予算主義ですよね。組織として予算をどう確保するかが最優先で、それを起点にすべてが動いている、と改めて思い知らされました。本来、役所が問われるべきことは、「予算を獲得したことで、世の中がどう変わったのか」。ところが、組織のカルチャーとして、そう考えないんです。これは一つの社会システムなんですよ。それだけに、変えるのに難しい。

 染みついた価値観を変えるには、膨大な労力と時間がかかる。県庁に様々な仕組みを導入しましたが、すべては予算主義という社会システムを変革するためといっても過言ではありません。

 「予算主義から成果主義へ」、この変革が国、地方自治体組織一番求められるのではないでしょうか。

 湯埼知事は46歳です。次世代の変革をもたらすのは、遅くても40代ではないかと思います。なぜなら、40代であるなら、10年先、20年先のことを考えての政策が考えられるからです。50代、50代では10年先、20年先のことより、今、そして数年先にしか思いが及ばないのではないでしょうか。

  成果(結果)を出さないとならない、そして若いとうことが、地方自治体の変革には絶対必要なことだと私は思います。