あび卯月☆ぶろぐ

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小泉進次郎は何をやりたいのか

2009-08-06 01:57:14 | 政治・経済
日本テレビの報道番組ZEROで小泉進次郎を映していた。

いうまでもなく小泉進次郎は小泉純一郎の次男。
小泉純一郎はしがらみにがんじがらめの政界において情や義理をほとんど無視して政策の実現に邁進するタイプの政治家で冷血漢という印象さえあったが、最後の最後で地盤を息子に譲るという彼らしくないことをやった。
「進次郎は私の若い頃よりしっかりしている」とも言って親バカぶりを発揮し、変人も人の子だったのかと思わせられたが、この進次郎、あまりしっかりしているようには見えない。
さわやか好青年で愛想もいい兄の孝太郎に比べてもどこか無愛想な感じがいなめない。
じじつ、対抗馬の民主党候補・横粂勝仁が握手を求めた時も無視して、これがユーチューブで流されるとネット上では「いくらなんでも失礼だろう」「コミニュケーション能力に問題があるのでは」と酷評された。

なにより見えないのは彼の政策だ。
公式ホームページを覗いても公式ブログを覗いても一体彼がどのような政策を実現しようとしているのかまったく解らない。
唯一、ブログに「国民皆年金、国民皆保険は世界に誇れる制度でこのような社会保障制度に信頼を取り戻すことが急務」(要旨)と書いているくらい。
この程度のことなら誰だって言える。
具体的にどうするとかは一切書いていない。

親父の政治思想から類推するに新自由主義的な施策をやっていくのだろうとも思うが、政治家は血が繋がっていても政策が似ない例は多々ある。
河野洋平と太郎親子なんかがそうだし、鳩山一郎と由紀夫も似ない。
古い例を出すと宮澤喜一と祖父の小川平吉も似なかった。

ZEROでは地元の有権者に名刺を配る進次郎が映されていた。
ある老人女性は「握手して下さい!」と喜び勇んで駆け寄り、「お父さんによろしくね!」とはしゃいでいて、あれだけ国民が不幸になることをやっても小泉人気は磐石なのだなと思ったが、別の中年男性は名刺の受け取り拒否し、貰った人に対しても「こいつの親父はろくな奴じゃねえ、そんな名刺破って捨てちまえ!」と怒りをあらわにしていた。
地元とはいえ、小泉純一郎が何をやったか解っている人も居るようだ。

一方、進次郎は何をやりたいのかまったく解らない。
親父と似た政策なら御免蒙りたいが、そもそも本人も何をやっていいのかわからないというのが本当のところなのかもしれない。