すべての頂の上に安らぎあり

今日はぼくに残された人生の最初の一日。ぼくは、そしてぼくたちは、この困難と混乱の社会の中で、残りの人生をどう生きるか?

あやつり人形

2019-02-27 22:29:29 | 偏屈老人申す
 林試の森は、ポケモンとやらが出やすいらしい。
 散歩を兼ねて目黒まで出かけるのによく通るのだが、しばしば、たくさんの人の群れに驚く。広い敷地なので、時には出口付近でまた別の群れに遭遇したりする。
 散歩やジョギングをするでもなく、ゲートボールやキャッチボールをするでもなく、バラバラに立ってバラバラの方向を向いて、黙々とスマホを操作している人の群れ。ポケモンて何だか知らないのだけれど、あの人たちはそれが目当てであそこにいるのだよね?
 何をするのも自由だし、人に迷惑をかけるわけではなし、こちらも目くじらを立てるわけではないが、大の大人たちがなんだか異様な光景。というか、なんだか不気味。
 東側の広場では芝生の一角にまとまって植えられた寒緋桜が満開に近いのに、その傍らで花には目もくれないでスマホをいじっている人たち。
 そのうち、魂を抜かれて操り人形になってぞろぞろ歩き出すのではないか。
 本来は、家から近くて非常に気持ちの良い場所なのに、残念な気はする。
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