Uさんから昨日の記事について、Facebookの方へ下記のコメントをいただいた。ありがとうございます。
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老人と海のシーンが眼に浮かぶ。私も港に向かって一人でオールを漕いでいます。ちょっと鼻歌まじりにね。
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…確かにね。じつはぼくも書きながら、「老人と海」を思い出していた。
ヘミングウェイの老人は、極限の、最後は絶望的な、戦いを戦い抜き、戦いが終わった後も、疲れ切ってはいてもまだ戦うことを投げ出してはいない。
この希望を捨てない姿勢によってヘミングウェイはノーベル賞を授与されたのではなかったろうか。ヘミングウェイは好きだが、やや、男の文学し過ぎるようにも思う。
彼は鬱と神経衰弱で、最後は自殺した。男は脆い。
ぼくの老人は、どこかで戦うことをあきらめてしまったように思える。あきらめてしまって、戦う代わりに夢想にふけった方が楽ではある。最初は「酒瓶を片手に」と書いたのだが、やめた。朝から酒を飲まないだけましかもしれない。
ともあれ、この老人は(この船も)10年後ぐらいのぼくかもしれない。
現在のぼく自身は、まだあきらめきっているわけではない。
まだ戦おうとする気持ちと、夢想にふけった方が楽だろうと思う気持ちが、かわるがわるやってくる状態にある。
鼻歌まじりにオールを漕いでいるUさんを見習わなきゃね、と思いつつ。
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老人と海のシーンが眼に浮かぶ。私も港に向かって一人でオールを漕いでいます。ちょっと鼻歌まじりにね。
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…確かにね。じつはぼくも書きながら、「老人と海」を思い出していた。
ヘミングウェイの老人は、極限の、最後は絶望的な、戦いを戦い抜き、戦いが終わった後も、疲れ切ってはいてもまだ戦うことを投げ出してはいない。
この希望を捨てない姿勢によってヘミングウェイはノーベル賞を授与されたのではなかったろうか。ヘミングウェイは好きだが、やや、男の文学し過ぎるようにも思う。
彼は鬱と神経衰弱で、最後は自殺した。男は脆い。
ぼくの老人は、どこかで戦うことをあきらめてしまったように思える。あきらめてしまって、戦う代わりに夢想にふけった方が楽ではある。最初は「酒瓶を片手に」と書いたのだが、やめた。朝から酒を飲まないだけましかもしれない。
ともあれ、この老人は(この船も)10年後ぐらいのぼくかもしれない。
現在のぼく自身は、まだあきらめきっているわけではない。
まだ戦おうとする気持ちと、夢想にふけった方が楽だろうと思う気持ちが、かわるがわるやってくる状態にある。
鼻歌まじりにオールを漕いでいるUさんを見習わなきゃね、と思いつつ。