特攻隊を描いた「永遠の0」の作者、百田尚樹氏の暴言が止まらない。
時事通信(5/24)は、「NHK経営委員を務める作家の百田尚樹氏は24日午後、岐阜市内で開かれた自民党岐阜県連の定期大会で講演し、自らを憲法改正派と紹介した上で、『軍隊は家に例えると、防犯用の鍵であり、(軍隊を持つことは)しっかり鍵を付けようということ』と語った。さらに軍隊を持たない南太平洋の島しょ国バヌアツ、ナウルの国名を挙げ、『家に例えると、くそ貧乏長屋で、泥棒も入らない』などと両国をやゆする発言をした。
百田氏は2月の東京都知事選の応援演説で、対立候補を『人間のくず』と非難したことなどが問題視され、NHK経営委員会(委員長・浜田健一郎ANA総合研究所会長)が『委員一人一人が、公共放送の使命と社会的責任を深く自覚し、一定の節度をもって行動する』との見解をまとめた経緯がある。外国をやゆする今回の発言は波紋を呼びそうだ。
百田氏は講演で歴史教育にも言及し、『日本の歴史の中で最も大事な事件は大東亜戦争。しっかり勉強しないと、今現在の国際社会は語れない』と強調。その上で『歴史教育を取り戻すため、自民党のみなさん、頑張ってください』と語った。NHKは放送法で不偏不党を求められており、作家の立場での講演とはいえ、特定の政党に肩入れするような発言は問題視される可能性がある。」と報じた。6月18日には、「百田氏『日教組は日本のがん」従軍慰安婦も否定」と題して共同通信が「NHK経営委員で作家の百田尚樹氏が18日、静岡市での講演会後に行われた参加者との質疑応答で『日教組は本当に日本のがん』『南京大虐殺はなく、従軍慰安婦はうそ』などと発言した。
講演会は静岡青年会議所が主催。百田氏は参加者から日本の教育に対する考えを問われ『日教組は何十年間も、純粋無垢な子どもたちに贖罪意識を教え込んでいる。まず“日本は素晴らしい”ということを教えなければいけない』と持論を展開。その上で『日本人でいることが恥ずかしいと教え込まれた子どもたちは立派な大人になれない』などと述べた。」と報じている。
外交問題にもなりかねない差別発言、人格を否定する発言に続き、日教組への暴言と歴史改ざん発言をくりかえす百田氏がNHKの経営委員で居続けることは、NHKそのものの信頼を失うことになろう。
(トリカブト)
6月21日(土)に東京教組青年部の定期総会が行われました。
忙しい中、若い教職員たちが集まり、委任状も含めてですが無事成立し総会を成功させることができました。出席された青年部員の皆さん、協力してくださった方々に感謝いたします。
総会では、青年部のとりくみや昨年度の経過・決算報告などを承認していく中で、とりわけ今年の活動方針では、安倍首相による集団的自衛権行使容認の会見など、戦争推進政策への反対意識を高めようという話題が中心になりました。
また、昨年度の青年部アンケートで、青年教職員の4人に1人が過労死ラインとされる月100時間以上の残業を行っているという実態などを見直し、東京教組青年部は職場の状況を一つ一つ変えて行く活動にとりくんでいくことを確認しました。
討論では、参加者の職場の状況などを一人ずつ話してもらい、意見交流も行うことができました。その中で、やはり東京の職場での若い教職員へのパワハラ問題が話題に上がりました。そして、改めて組合として、団結して闘っていかなければならないことを感じさせられました。
青年部役員選挙では、新青年部部長・副部長・常任委員がそれぞれ信任され、今後は新体制でのスタートが決まりました。よろしくお願いいたします。
総会後の学習会「知ろう!私たちの権利・賃金・異動のこと」では、複雑な権利や賃金の話をとてもわかりやすく話していただきました。自分たちが気持ちよく、生き生きと働くために大切な情報をたくさん伺うことができ、とても有意義な時間となりました。
(オリズルラン)

さてこの政権は、貧困や格差を拡大する政策も進めている。派遣労働者を固定化し、首切りも容易にする労働法制など最たるものだ。
私のクラスにもシングルマザーの家庭がある。シングルマザーの8割以上が働き平均収入は約291万円、子どものある全世帯の平均年収の約4割という状況。早朝から夜遅くまで働く母親、朝食だけでなく夕食も一緒にとれない子どもも数多くいる。自立しようと努力しても、児童扶養手当などを受給しながらダブル・トリプルワークを続ける綱渡り生活に疲れ果て、憤りを感じているシングルマザーも多い。
同一労働同一賃金の原則のもと自分の収入でまっとうな生活ができる社会保障があるユニーバサル社会を実現しなければ、貧困世帯に育った子どもはなかなか貧困から抜け出せない社会が固定化する。
同一労働同一賃金の原則のもと医療や教育も所得に関係なく無料にするユニバーサル政策は、「所得の高い人の分まで社会が負担するのはおかしい」という意見が出る。例えば「高校授業料無償化に所得制限を設ける」などもっともらしく聞こえてしまう。しかし、少ない財源でやろうとすれば所得制限がどんどん厳しくなり、状況のひどさを比べ、よりひどい人しか"恩恵"が受けられない、そして受けた人には厳しいまなざしが向けられる(生活保護バッシングがいい例)。
貧困の連鎖は社会的な損失であり、財源として法人税の見直しや高額所得者の課税を増やすなど累進課税を強化する抜本的税制改革が必要だ。
ブラック企業が内部留保と株主配当を増やし、裕福な祖父母の孫への教育費負担を非課税にするなど逆行する政策だ。
(クワの実)
憲法を閣議決定で解釈変更する暴挙を犯した自公政権だが、人をモノのように扱い、人間にとって大切な働くことの尊厳を奪う雇用政策も深刻だ。
安倍政権のアベノミクスは、不当な解雇を金銭で解決する「解雇の金銭解決」や規制強化されたばかりの労働者派遣法の再緩和、限定正社員の拡大など労働の規制緩和を進めている。首切りヤリ放題で転職させる政策を「失業なき労働移動」(雇用の流動化)と言い換えるなど、とんでもないサギである。しかも、雇用の流動化で儲けるのは転職の補助金をせしめるリクルート産業である。その筆頭のパソナの会長が竹中平蔵であり。彼はこの政策を強力に推し進める産業競争力会議の議員でもあるという出来レース。
安倍政権の規制改革会議や産業競争力会議では、労働者のことを「余剰在庫」「価格調整」などと呼んで議論している。首切り対象にする労働者を企業のリスクとして「過剰在庫」、低賃金で働かせることを「価格調整」と言ってはばからない人々に労働政策を任せるわけにはいかない。
社会保険もない派遣労働者や国の非常勤職員の賃金は、人件費ではなく物品費として処理する徹底した「モノ」扱いである。
したいのだ。派遣村が開かれた際、村を訪れた多くの政治家は、年末に雇い止めにされた労働者の群れを見て、人が働くことをモノ扱いするシステムを難じたはずだ。その反省は消え、再び働く尊厳を奪うような制度を目指している。私たちのまわりにも、両親がいつクビになるかわからない子どもたちがいる。高利貸し奨学金の問題も含めて、子どもたちが安心して学校に通えるようにするためにも安倍政権の労働政策を容認することはできない。
「15歳からの労働組合」(東海林智著、毎日新聞社)に、二つの仕事を掛け持ちするダブルワークに追い込まれた高校生の話が紹介されていた。彼女は、父親も母親も理不尽に仕事を奪われ、学校を続けるために掛け持ちで夜中までアルバイトをしながら、家計と学費を稼いでいるという。こんな理不尽を放置することはできない。
(シマダンチク)
東京教組の元執行委員長、吉田一徳さんが6月28日、お亡くなりになりました。ものごとを丁寧に考え、緻密な仕事ぶりと責任感の強さ、人間的な優しさにあふれるお人柄でした。1969年に台東区浅草小学校をスタートに世田谷区立等々力小、深沢小、八幡小の教員として子どもたちに慕われつつ、96年に世教組委員長、2001年~03年東京教組書記長、04年~06年執行委員長と教職員組合運動にも多大な貢献をされました。
吉田さんが委員長を務めた時期は、憲法改悪の動きと教育基本法改悪が強行された時期であり、連日、街頭署名、市民集会、学習会、国会前の行動の先頭に立って闘っておられた姿を思い出します。
吉田さんは、運動方針で
教育基本法改悪、憲法改悪は、日本を戦争のできる国にしようとするもので、絶対に許すわけにはいきません。(04年)と訴えました。まったく今の危機的な状況と変わらないことを痛感します。
自民党が「憲法草案」を発表するなど、憲法改悪の動きが強まり、政府は、06年通常国会での「国民投票法案」上程を目論んでいます。また、教育基本法についても総選挙以後与党協議を加速させています。自民・公明両党は、3月30日、4月上旬に教育基本法の「改正案」をまとめた上で、4月中に政府案として国会に提出することを決めました。教育基本法改悪は、正念場を迎えています。
一方で、「教育基本法の中身を知らない」「『改正』に無関心」という層が圧倒的に多いという調査結果もあります。改悪阻止の声を結集したより大きな闘いをつくっていくとともに、「今変えることが必要かどうか」の国民的論議を喚起し、国会上程をさせないとりくみも大切です。また、米軍基地再編、基地移転の押しつけ、自衛隊のイラク派兵など、憲法の空洞化を許さない闘いが重要です。(06年)
退職後は、日中国際教育交流協会の業務執行理事として、教育交流事業の実務を支え、何度も訪中して日中友好の橋渡しに尽力されました。
心から、ご冥福をお祈りいたします。
(教基法改悪反対集会・デモ、写真中央が吉田さん)
イラク・アフガニスタン・パキスタン・シリア・・・世界には日常生活と隣り合わせに家族や友人・知人の死が横たわる国々がある。女性の教育を保障することを訴え、タリバンに銃撃され奇跡的に助かったパキスタンの少女マララ・ユサフザイさんの著書「わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女」(GAKKEN)には、パキスタンやアフガニスタンの状況とそこに暮らす人々、イスラム教徒たちの抗争や葛藤がリアルに描かれている。例えば、彼女が生まれ育った美しい故郷、スワート渓谷の様子を次のように書いている。
ファズルラーの本拠地であるイマームーデリを政府軍が占領すると、タリバンは森に逃げていった。十二月のはじめ頃までに、スワートのほぼ全域からタリバンがいなくなった、と軍は発表した。ファズルラーは山に身を隠した。
でも、タリバンが一掃されたわけではなかった。「平穏はそう長く続かないだろう」と父はいった。
パキスタンを混乱させているのは、ファズルラーたちだけではない。パキスタン北西部にはいくつもの武装グループが蜂起していた。さまざまな部族グループによって作られたものだ。第一次スワートの戦いから約一週間後、四〇人のタリバン指導者が南ワジリスタッに集結し、パキスタン政府に対して宣戦布告した。彼らはテリクーイ・タリバン・パキスタン(TTP)、すなわち“ハキスタン・タリバン運動”の旗のもとに一致団結することで合意した。それらのグループがひとつにまとまれば、兵士の数は四万になる。全体のリーダーとして選ばれたのは、バイトウラー・メフスードという名の三十代後半の男だった。アフガニスタンでの戦闘経験があるという。ファズルラーはスワート地区隊長になった。政府軍が来たとき、わたしたちは紛争はすぐに終わるだろうと思っていた。でもそうはならなかった。むしろ、紛争はそれから本格化したのだ。タリバンが狙うのは、政治家や国会議員や警官だけではない。プルダを守らず外出する女や、あごひげの長さが足りない男や、ちゃんとしたシャルフールカミズを着ていない市民も攻撃の対象にした。
このような状況下で学校を経営する父親と女性の教育保障を訴え続けるマララは、タリバンに脅迫され、命をねらわれた。そして、2012年10月19日、マララは銃撃された。16歳の誕生日に国連で演説したマララはこの時のことを次のように述べている。
わたしは左の側頭部をタリバンに撃たれました。わたしの友だちも撃たれました。タリバンは、ピストルでわたしたちを撃てば、わたしたちを黙らせることができると考えたのでしょう。でも、そうはいきませんでした。わたしたちが声をあげられなくなったとき、何千人もの人々が声をあげたのです。
テロリストたちは、わたしの目的を変えさせてやろう、目標をあきらめさせてやろう、と考えたのでしょう。でも、わたしのなかで変わったことなど、なにひとつありません。あるとすれば、ひとつだけ。弱さと恐怖と絶望が消え、強さと力と勇気が生まれたのです。わたしはそれまでと同じマララです。目標に向かっていく気持ちも変わっていません。希望も、夢も、前と同じです。
親愛なる兄弟姉妹のみなさん、わたしはだれと争う気持ちもありません。タリバンやその他のテロ集団に復讐してやろうという気持ちもありません。わたしがここにいるのは、すべての子どもには教育を受ける権利があると訴えるためです。タリバンを含め、すべてのテロリストや過激派の子どもたちにも、教育を受けてほしいと思っています。
わたしは、わたしを撃った犯人のことも、憎んでいません。もしわたしが銃を持っていて、目の前に犯人が立っていたとしても、わたしは撃ちません。この思いやりの心を教えてくれたのは、慈悲深い預言者ムハンマドであり、イエス・キリストであり、仏陀です。意識を変革することを教えてくれたのは、マーティン・ルーサー・キング、ネルソン・マンデラ、ムハンマド・アリー・ジンナーです。非暴力の哲学を教えてくれたのは、ガンディー、バシャ・カーン、マザー・テレサ。そして、人を許す心を教えてくれたのは、わたしの父と母です。わたし自身の魂も、こういっています。「平和を大切にしなさい、すべての人を愛しなさい」
この感動的な演説の最後は、次のように締めくくられている。
そのために、世界の無学、貧困、テロに立ち向かいましょう。本とペンを持って闘いましょう。それこそが、わたしたちのもっとも強力な武器なのです。ひとりの子ども、ひとりの教師、一冊の本、そして一本のペンが、世界を変えるのです。
教育こそ、唯一の解決策です。まず、教育を。
どんな国々でも、教育が世界を変え、平和をつくることに確信の持てる演説だと感じませんか。ぜひ、一読をお薦めする。

ぼくの未来 スポット(タイ 9歳 男)
きのう ぼくは にほんごで
べんきょう しなかった。
せんせいが かなしい かおに なった。
どうして? ぼく わるかったです。
にほんごが できない。 おもしろくないです。
せんせい ごめんなさいです。
ぼくは おおきくなったら
タイに かえるか
わかりません。
はえのこと ケスヤ(タイ 9歳 男)
はえが ころんでた。
ろうかで あしを うごかしてた。
はねが うごけない、
しんだら やだった。
だって かわいそう、
ぼくは たすけた。
えんぴつで たすけた。
はえは そとへ とんでいった。
いい きもちだった。
善元さんは、あとがきに「『万葉集』を紡ぐ子どもたち」と題して次の文を寄せている。
教師になりたてのころ、先輩の先生から教えていただいた言葉があります。「どんな子どもでも、子ども一人ひとりの悩みや、思いがある。教師は、それを知ることからはじまる」。
まさに、教育の原点であり、私たちが常に自らに命じなければならない課題だろう。なぜ、万葉集かについて、次のように綴っている。
子どもたちにはもうひとつの故郷が海外にあり、そこでは自分の国の言葉を使います。しかし日本では、家の外で母語や母国語がなかなか使えません。日本語の言葉の数も、日本で生まれた子どもよりもずうっと少ないので、日本にきてからの子どもたちは、自信を失ってしまうことも多くあります。
しかし、そうした子どもたちが発した言葉や文の中には、強い言霊があるような気がするのです。私は、「自分だけの言葉」を生みだした子どもたちを賞賛し、それを生きるうえでの自信にしてほしいと願います。
ここで紹介した子どもたちの言葉や文から、やさしさ、たくましさ、ユーモア、そんなことをお伝えできたなら幸いです。この本は、未来の子どもたちに伝える現代の「万葉集」なのです。
子どもたちの思いへの想像力がなければ、子どもの悩みや思いを知ることはできない。教室の姿だけでなく、家庭での生活の様子、家族、故郷の友達との想い出など,ひとつ一つ丁寧に子どもの声を聴き、想像力を働かせることでこの絵本はできたのだと思う。もう一つ、子どもの言葉を紹介する。
ぼくは かんにほんじん
ロンイー(韓国 9歳 男)
にほんの おとうさんと
かんこくの おかあさんと であって
ぼくは うまれました。
キムチと おなじです。
だから ぼくは かんにほんじん(韓日本人)です。
いいものが いっぱいあると おもいます。
(サンシュユ)
きょう23日は「慰霊の日」。20万人余の尊い生命を奪った沖縄戦が終わって69年目を迎えた。
各社の社説を見てみると、「通常国会閉幕 与野党協調を一層進化させよ」(読売)「カジノ解禁?―危うい賭けには反対だ」(朝日)「通常国会閉幕 言論の府は大丈夫か」(毎日)「野党再編・医療事故調」(産経)「アーニーが見た戦場」(東京)と首都圏の新聞で「慰霊の日」にふれたのは東京だけだ。アーニー・バイルは、沖縄戦で狙撃され亡くなったピュリッツアー受賞の米軍の従軍記者。「戦場に対する想像力を欠いた安全保障論議は空疎」と東京新聞は安倍首相を批判。
一方、沖縄の新聞は、「慰霊の日 非核・共生の要石に 戦争と軍の犠牲強要に反対」(琉球新報)「[慰霊の日に]平和の先導役果たそう」(沖縄タイムス)である。この温度差が大いに気になる。
午前11時50分から糸満市摩文仁の平和祈念公園で「沖縄全戦没者追悼式」が開催される。式典には安倍首相やケネディ駐日米大使も出席し、仲井真弘多県知事が平和宣言を読み上げる。辺野古埋め立てを承認してしまった仲井真知事の平和宣言には、沖縄世論や公明党への配慮もあって、米軍普天間飛行場の県外移設要求の文言を盛り込む方向になったようだ。
琉球新報の記事は、「政府は沖縄の基地負担軽減を図るとしながらも、県民意思とは逆行した形で、普天間飛行場の辺野古への移設作業を加速させている。また国民の根強い不安の声に耳を傾けることなく、安倍首相は憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認を目指している。戦争の足音が近づきつつある中、沖縄戦の教訓をかみしめる慰霊の日となる。」と結んでいる。
(ガジュマル)

ボスニア・ヘルツェゴビナは,ご存知のように旧ユーゴスラビアの小国。90年代、大国の思惑と民族紛争から死者20万人という内戦を経験し、今もその傷は癒されていない。内戦で敵だった民族がパスをつなぎゴールを目指すボスニア・ヘルツェゴビナの代表チームは、民族共生への可能性を秘めた注目のチームだ。
2014年6月22日(日)NHKスペシャルで、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表チームとオシムの記録が放映される。
民族の共生を願うオシムと選手達の姿を見てほしい。
22日午後9時00分~9時49分
民族共存へのキックオフ
~"オシムの国"のW杯~
学校職場には、様々な保険会社の人が勧誘に訪れる。でも、教職員のニーズを一番よく知っているのは、全国の教職員の助け合いによる教職員共済だろう。
総合共済には、本人の死亡・入院・障害・火災・災害見舞の他に、教職員賠償責任補償がある。
例えば、部活で生徒の打球が借りた施設の電光掲示板にあたって破損したり、卒業アルバムの校正ミスによる修復の追加費用など不慮の事故賠償や訴訟になった場合の弁護士費用など3000万円まで補償される。
掛金は、月900円でこれだけの保障をしてくれる保険はないだろう。
いま、「共済わくわくキャンペーン」が始まり、教職員全員に配布されるパンフレットが職場に届いている。
資料請求の応募をすると「こしひかり」や「おたるワイン」「秋田の麺セット」などが当たる。ぜひ、この機会に教職員共済を検討してみてほしい。
(クリスマスローズ)
「高校授業料無償化制度」の廃止、教科書検定基準の改定、学力テストの結果公表、道徳の教科化など、新自由主義教育政策と愛国心教育の徹底に向けて国家主義的統制を一層すすめようとしています。

教育委員会制度は、教育が政治に左右された戦前の反省から、政治権力が直接関与できないようつくられたものです。首長の関与を強めた改正法は、約60年続いた制度の大転換です。
改正法では、教育委員長と教育長の権限を兼ね備えた新「教育長」を置き、首長が直接任命・罷免することになります。「総合教育会議」を新設し、首長と教育委員会が協議し、教育行政の指針となる「大綱」を策定します。
文部科学省によれば、大綱に「教育委員会が同意していない事項が記載されることもあり得る」としています。その場合、教育委員会が従う義務はありませんが、罷免も出来るとする力関係からいえば、とても対等とは言いがたく、首長が「暴走」した場合の歯止めがありません。教育に政治が持ち込まれる危惧はかなり大きくなったと言わざるを得ないでしょう。
こんにちは。ぼくは6さいの男のこです。
パパとママから「世界にはお水がなくて死んでしまった
り、せんそうでお家がなくなったり、おべんきょうもできない子どもたちがたくさんいる」ってききました。
ぼくはビックリしてかなしくてこわかったです。
「せかいはどうすればなかよくなれますか?」
なつやすみに「どうすれば世界はなかよくなれるなれるの?」っていうえほんをつくりたいです。
ぼくはいっぱいべんきょうをして、大人になったらドクターになって、くるしんでいる人たちをなおしてあげたいです。おへんじください。よろしくおねがいします。
これは、大阪の出水眞輝君(6歳)から「国境なき医師団日本」に寄せられた手紙だ。
国境なき医師団の活動をご存知の方も多いと思う。約70の国と地域で、医師や看護師をはじめとする3万5000人のスタッフが、非営利で国際的な民間の医療・人道援助活動を行っている。日本からは19か国38人が医師団として派遣され、凄惨な暴力の応酬が激化してしまった中央アフリカ共和国や南スーダン。戦闘がやまないシリア、アフガニスタンなどで医療活動をしている。
出水君への医師団からの返信の一部を紹介する。
このお返事では、私たちが日頃から皆さんにお願いしていることを一つお話させていただきます。
それは『医療がなくて困っている人たちのことを知ってください』ということです。そしてもしできたら、「知ったことを周りの人にも話してください」とお願いしています、「知る」と「知らない」には、とても大きな違いがあります。「知ったら」そのことを考えることができますが、「知らなかったら」それはその人にとっては″ない″ことと同じなのです、困った人たちのことを知ると、その人たちがどんな気持ちでいるだろう、どんなふうに苦しいのだろうと想像することができます。ほかの人の痛みを想像すると、少し優しい気持ちになって、助けてあげたいという思いが出てくると思います。
こんなふうに思う人が世界に少しずつでも増えていくと、世界の人たちはいまよりも優しく仲良しになれると私たちは考えます。仲良しになって助け合うことができるようになると考えています。
ぜひ、国境なき医師団日本の活動を知ってほしい。http://www.msf.or.jp/
ああ言えば、こう言う。困ったもんだ。
集団的自衛権を憲法解釈で認めてしまおうと言う自公政権は、憲法13条まで持ち出してゴリ押ししようとしているようだ。「ようだ」というのは、私たち主権者(国民)に何の相談もなく月内にも閣議決定で決めてしまおうとしているからだ。
さて、その憲法第十三条は、「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」である。
個人として尊重される国民が、「お前の権利を守ってやる」と願いもしない戦争に巻き込むという乱暴・狼藉である。すでに、イラクで人質になり、生命を脅かされた日本人に対して「自己責任」だと切り捨てようとしたのは他ならぬ自公政権だったのは記憶に新しい。
昨日、戦争をさせない全国署名6・12提出集会が開催された。署名は175万筆集まったが、首相官邸は署名を受け取らないという。
呼びかけ人のスピーチの一部を紹介する
大江健三郎さん「憲法九条の精神が戦後のレジームである。それが日本人の文化になっている。今戦前のレジームに戻そうとしているのが安倍首相である。平和憲法こそを守っていきましょう」
香山リカさん「二度と過ちは繰り返さないためのひとつが平和憲法である。自分は強いのだといって力を振りかざそうとするのは、精神科医から見ると末期症状といえる。国に対して末期症状と言えるのは皆さんです。今こそ声に出していきましょう」
菅原文太さん「戦争は暴力です。映画とは違う。小学校2年にとき戦争が始まった。親父の兄は戦争にいってマラリヤに苦しめられて死んだ。弟はフィリピンに行ったきり髪の毛一本戻ってこない。親父は生きて帰ってきたが一生を棒にふった。戦争はいいことは一つもない。戦争は絶対してはいけない」
落合恵子さん「6月15日国会を囲んだ。樺美智子さんが亡くなった日です。ここまで市民を無視しここまで市民を冒涜する首相は今までにいません。今怒らずにいつ怒るのでしょう。やたら勇ましいけど愚かな人々に従う必要はありません。“人生は名詞ではなく動詞である”皆さんと一緒に声をあげて行きましょう。」
戦争をさせない1000人委員会は、緊急の行動を次のとおり提起している。
6.13国会前緊急行動
日時:6月13日(金)昼12時から
場所:衆議院第二議員会館前
6.17官邸前緊急行動
日時:6月17日(火)午前8時から
※閣議は火・金の8時台、あるいは9時台に行われています。
場所:首相官邸前
安倍政権は民衆の声を無視するな! 6.19院内集会
日時:6月19日(木)18時30分~
場所:衆議院第一議員会館大会議室
講師:前泊博盛さん(沖縄国際大学教授、元琉球新報論説委員長)
※集会終了後(20時ころ)から官邸前で抗議行動を行う予定です。
6.20官邸前緊急行動
日時:6月20日(金)午前8時から
※閣議は火・金の8時台、あるいは9時台に行われています。
場所:首相官邸前
(センジュラン)
安倍首相は、「集団的自衛権」行使容認に向け、今国会会期末(22日)までに憲法解釈を変更する閣議決定を行うべく、与党協議をすすめることを指示し、公明党の井上幹事長も検討に応じる方針を示したとの報道がされてる。政党としてのポリシーを維持するか、ただただ政権にしがみつきたいのかが公明党に問われている。国民を騙して憲法を変えることなど許されない。一方、民主党は「国民投票法改正案」を巡り、「憲法の解釈変更は行わない」などの付帯決議を採択の条件とてして提示し抵抗している。
国民不在の憲法破壊が進む、こんな国の有り様で、憲法は国民のものであると子どもたちに教えることはできるのだろうか不安になる。
「戦争をさせない1000人委員会」は、安倍政権の憲法破壊を阻止するために、緊急の行動を呼びかけている。
6.12 戦争をさせない全国署名提出集会・国会包囲抗議行動
日時:6月12日(木)開場18:00 開会18:30
場所:東京・日比谷公園野外音楽堂
※集会終了後、国会周辺へ移動し、抗議行動を行います。
安倍政権は民衆の声を無視するな! 6.19院内集会
日時:6月19日(木)18時30分~
場所:衆議院第一議員会館大会議室
講師:前泊博盛さん(沖縄国際大学教授、元琉球新報論説委員長)
※集会終了後(20時ころ)から官邸前で抗議行動を行う予定です。
これらに加え、事態に応じて緊急行動を提起する場合があります。
「戦争をさせない1000人委員会」ウェブサイト(http://anti-war.info/ )および twitter( https://twitter.com/committeeof1000 )・facebook( https://www.facebook.com/anti.war.committee )で随時案内している。
(サルスベリ)
エーラスダンロス症候群という難病を皆さんはご存じでしょうか?私は、彼女がこの病に冒されて初めてこのような病気がある事を知りました。
エーラスダンロス症候群(EDS)とは、人間の皮膚や組織を形成するコラーゲン等、結合組織成分の先天性代謝異常により、皮膚の異常な伸展性・脆弱性、血管脆弱性に伴う易出血性、靱帯や関節の異常な可動性亢進等が見られる疾患です。一番予後が悪いとされている 血管(=脈管)型をはじめ約6個の型(タイプ)があり、型によって症状がさまざまです。また、同じ型であっても症状や、その程度・出方が異なるなど、非常に個人差の大きい疾患です。なお、対症療法以外、疾患の根本的治療法はなく、疾患の原因もわかっていません。発症率は、数万~数百万人に一人の割合と言われています。
彼女の願いは、この病気のことを多くの人に知ってもらい、理解してもらうことです。是非、一度彼女のブログ「命輝け ~私の歩み~」(http://ameblo.jp/3234223/)を訪ねてみて下さい。ブログの「プロフィール」を紹介します。

コラーゲンの結合組織の欠如で、先天性の遺伝子疾患です。痛みなどに対症療法としてはありますが根本的治療法は確立されてません。
何種類か型があり、私は関節が過剰に動き、あらゆる関節が簡単に脱臼・亜脱臼してしまう“関節過可動亢進型”です。
症状は様々で個人差があり、まさに千差万別です。私の場合、食道と胃の部分の筋肉が弛んで“逆流性食道炎”、“過活動膀胱による腹圧性尿失禁”、鼓膜が弛んで奥に入っているために“低音域軽難聴”“顎関節症”“近視性乱視”、“早期満腹”“過敏性腸症候群”軽い衝撃でアザが出来る、皮膚が伸びるといった症状があります。また、全身の痛みを伴っています。胃の症状は中学時代からありましたが昨年から症状が強くなってからは54キロ~39キロになりました。
進行も感じたりしてます。
装具も必要になり、両足首・両膝・両手首・両肘・骨盤に装具着けながら生活しています。
複数の科の定期的受診が必要ですが、私はエーラスの他にAC (家庭機能不全)や病院やそれに関係する人・モノ・行為にPTSD があり、病院によっては幼児退行やパニックが出てしまいます。看護婦さんや先生たちの理解と対応でだいぶ楽にはなりました。いつかこれがなくなった時に“支えてくれた人への感謝”を忘れたくないという思いで状態を記事に残しています。詳しくは2010年9月あたりに連載している生い立ちを見てくだされば幸いです。
闘病ブログというテーマではありますが、共に生きていくつもりで日々の出来事や感じたこと、趣味の料理・演劇活動や気に入って撮った写真、みんなに伝えたいことなど色々と投稿しています。観ていただけたら嬉しいです。
そして、エーラスのこと、こういう人がいるんだってことを知って、周りに伝えてください。