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親と子

2020年06月20日 | 文学  五行歌

幸せは我が子に引かれ墓参り

 

 

親子関係は、友達や夫婦関係以上に難しい側面があります。

血のつながりがありますから、親が子に対して感情的になりやすく、子供も
自分の不遇を親のせいにしがちです。

親は子供を、子は親を選ぶことは出来なく、親子関係と言う
事実を変えようがないのです。

 

 

母からのメッセージ(遺言)
=妻や子供を大事にしなさい=

 

実父の顔は知らない

知っているのは石碑と

戸棚の片隅にあったアルバムだけす。

私の生まれた1年後に逝った。

軍人で病に倒れ亡くなった。

 

母は88歳で世を去った。

女手1人で3人の子を育て上げた

苦労し続けた一生だった。

俺れ、甘えん坊の末っ子でした

苦労かけた、言い尽くせない、山ほど一杯。

流れ流れて東京での生活が始まった。

 

母が危篤です、直ぐ来い!

亡くなる二日前だった

『お前、来たか!元気でやっているか?

いいから帰れ、早く~東京へ・・・

奥さんや、子どもを大事にするんだぞ!!

石にかじり付いてでも!!

早くいいから・・帰りなさい・・・東京へ』

枕元で目をつむって、手を出して促された。

 

母の顔を見て、日帰りで東京へ帰っつた。

翌日の暗い内に息を引き取ったと、電話・・。

前節『東京へ帰れ・・・・・・』の中には

凝縮された、たくさんの山ほどのメッセージ・・が

そのころ・・家庭内は慌ただしかった。

遺言と思い、事あるごとに反省し

親の顔を思い浮かべ、口には出さなかったが・・

1つ1つ思い出している

・・・・・・・・・・・。

命日が近ずいて来た・・・。

合掌

 


 桑の拳が、母親の働く握り拳に似ています2014・5・27掲載

 

 

 

 

 

 

コメ欄は閉めています。
お越しくださって有難うございます。

 

 

 


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