日々是好日・スローライフ(寅さんの柴又から発信)

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山郷の里

2015年07月04日 | 紀  旅行、葛ハイ山行

石を積みて宅地、段々畑を耕し天に至る
(清里の山間にて)

 

あえぎ息を切らせ上るとその周辺は、石垣ばかりでした。

狭い平地に家を立て、横に長い耕地を耕す。

道は、切り立った石垣が続く。

川に橋をかけ、傾斜地に道を通し、畑に作業道のあぜ道。

そこに山里の暮らしが有りました。

 


コンクリートの板材が積み上げられ畑を作る


流れる山水を狭い田圃に引き込む

クリック
脇水を引き込んだ石垣の田圃
此処へ来て初めて早苗を植えた田圃を見た。


続く続く何処までも石垣



整然と積まれた石垣が美しい
垣上にはムラサキツユクサがビッシリ

 
しばらく行くと道下から突き出すようにくるみの木

 


ほっとする平らな地に家が続く、葛ハイの人たち背伸びする

 


庭先を覗いてみたら、人は住んでいないようでした。
過疎化の波はジワジワと押し寄せて

 
合い向かいの山に見事に詰まれた石垣

 

 猫の額ほどの畑とは、狭い土地のことです。

山郷は平地は少なく、それは平たいお盆に見立てるより、

深い縁を持つ深鉢と言ったほうが適切であろう。

高台から見渡せば底に川が、周囲をぐるりと山々で囲い込まれている。

そこに暮らす人たちの気質は、善良で辛抱強く、真面目さが有る。

山郷特有の付き合い、峠や耕地、祭りや民俗などなどの暮らしから来る気質であろう。

 

コメント (12)
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