佐々木譲と言う初めて読む人の作品で、解説に寄れば「笑う警官」と言う作品の続編らしい。
タイトルから、安っぽい3流ミステリーを想像していたら大違いで結構面白い。
北海道警察の一部が地元の暴力団と癒着しているらしいと警察庁から調べに来た男達と、それとは別の事件を調べていた道警の刑事達の状況が交互に描かれて行く。
徐々に癒着の実態が明らかになってゆき、2組の捜査が同じところに収束して事件が解決に向かう。
警察内部に犯人関係者がいるので最初のうちはなかなか進展せず、どうなるのかと気を持たせたりして思わず入り込んでしまう。
ただ室内の描写で、「パソコンがある」と書けば良いのに、意味も無く「NECのPCがある」とか「富士通のPCが並んでいた」とかメーカ名を敢えて出しているところがわずらわしい感じ。
あと折角盛り上がってきたのに、最後の展開があっさりしすぎでちょっと肩透かし。
その後どうなったのかが語られていない中途半端な終わり方は、続編があるということなのだろうか?
ハルキ文庫 定価629円
タイトルから、安っぽい3流ミステリーを想像していたら大違いで結構面白い。
北海道警察の一部が地元の暴力団と癒着しているらしいと警察庁から調べに来た男達と、それとは別の事件を調べていた道警の刑事達の状況が交互に描かれて行く。
徐々に癒着の実態が明らかになってゆき、2組の捜査が同じところに収束して事件が解決に向かう。
警察内部に犯人関係者がいるので最初のうちはなかなか進展せず、どうなるのかと気を持たせたりして思わず入り込んでしまう。
ただ室内の描写で、「パソコンがある」と書けば良いのに、意味も無く「NECのPCがある」とか「富士通のPCが並んでいた」とかメーカ名を敢えて出しているところがわずらわしい感じ。
あと折角盛り上がってきたのに、最後の展開があっさりしすぎでちょっと肩透かし。
その後どうなったのかが語られていない中途半端な終わり方は、続編があるということなのだろうか?
ハルキ文庫 定価629円