出口の見えないユーロー

　高齢のツモ爺が心配しても始まらないのですが、連日ユーロー安が伝えられ、目下９５円の円高、今までになかった価格で、否が応でも気になります。ギリシャは再選挙をするという事態、さらにスペインの財政破綻まで囁かれるようになり、これは解決というよりも火の手がますます大きくなっていきます。

　それぞれの国は特有の事情を抱えていますが、結局は緊縮財政に堪えられない国民の感情が大きくなりつつあるのが大きな原因ではないでしょうか、日本の場合、税収の２倍の借金を重ねていますから先はともあれ現在はやっていけます。

　もし、税収の範囲で財政をやれといわれば、年金も健康保険も維持できない状況に陥ります、そうなれば国民も黙って耐え忍ぶでしょうか、今、ヨーロッパの破綻寸前の国々が直面しているのは同じことだと思います。

　まさに先行きの見えないユーロー、ほんとうにどうなるのでしょうかね、人ごとではないような気がします。